目次

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  1. イーサリアム(ethereum)とは?
  2. イーサリアム(ethereum)とは~人気の仮想通貨の概要~
  3. イーサリアム(ethereum)の特徴とは
  4. イーサリアム(ethereum)の4つの開発段階
  5. イーサリアム(ethereum)の活用事例
  6. イーサリアム(ethereum)の活用可を目指すEEAとは
  7. イーサリアム(ethereum)の購入方法
  8. イーサリアム(ethereum)のまとめ
Large ethereum

イーサリアム(ethereum)はビットコイン(bitcoin)に次ぐ時価総額を誇っており、その人気の高さから、国内の取引所のほとんどで取り扱われているので、聞いたことがあるという方は多いかと思います。

この記事にたどり着いた方は、

『イーサリアムを購入する前に、基本情報や特徴を知りたい』

『イーサリアムについて興味がある』

などの、読者の方がいらっしゃるかと思います。

ですから、この記事では、イーサリアムの概要に加え、イーサリアムの応用事例や検証事例など、より詳細な内容まで記載します。

まずは、概要について確認していきましょう。

イーサリアム(ethereum)とはスマートコントラクト(後述)をブロックチェーンに実装し、誰でも自由に参加できる、分散型アプリ形成プラットフォーム実現のために開発されました。

『イーサリアム=仮想通貨』という認識の方が多いかと思いますが、イーサリアムとは、分散型アプリケーション形成を可能にする、プラットフォーム(システム)のことです。

分散型アプリ形成プラットフォームとは、中央管理者が存在しないアプリケーションのことです。

分散型アプリ形成プラットフォームに関しては、イーサリアムの特徴で詳しく解説していきます。

まずは、下のリストで、イーサリアムの基本情報を確認ていきましょう。

イーサリアム(ethereum)の基本情報

独自通貨 Ether(イーサ)
開発者 Vitalik Buterin
開発組織 Ethereum Foundation
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work()
初期発行量 7200万枚
時価総額 5兆円(第2位)

時価総額は2017/12/04のCryptocurrency Market Capitalizationsデータを参照しています。

()コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンにおいて、『どのブロックをブロックチェーンに追加するのか』を定めたアルゴリズムのことです。

Proof of Work(プルーフオブワーク)では一番早く計算問題を解いた参加者の、ブロックをブロックチェーンに追加することを定めています。

すなわち、計算問題を解くのが得意な(計算処理能力の高い)人が、ブロックを追加しやすくなります。


時価総額2位のイーサリアムは、Vitalik Buterin(ヴィタリック ブテリン)の構想をもとに、彼を中心とするEthereum Foundationという機関が開発しました。

また、取引所で売買されている仮想通貨は、正確にいうとイーサリアムではなく、イーサリアムのプラットフォームで使用されている、独自通貨のEther(イーサ)です。

基本情報を確認したところで、イーサリアムの特徴について確認していきましょう。

次の段落では、『分散型アプリケーションとは何か』、『スマートコントラクトとは何か』など、より詳細な内容について記載しています。 

イーサリアム(ethereum)には以下の3つの主な特徴が存在します。

  • 分散型アプリケーション形成のプラットフォーム

  • スマートコントラクト

  • 独自のプログラミング言語『Solidity』

それぞれ見ていきましょう。

イーサリアムのブロックチェーンを使用することで、分散型アプリケーションを形成することができるのが、イーサリアムの特徴です。

後述している、Augur(オーガー)というサービスも、イーサリアムのブロックチェーンを活用した分散型アプリケーションです。

そもそも分散型アプリケーションとは何なのでしょうか。

分散型アプリケーションとは

分散型アプリケーションとは、『Dapps(Decentralized Applications)』とも呼ばれていますが、以下の条件を満たしたアプリ(サービス)のことを指します。

  1. 誰でも自由に使用できる

  2. 中央管理者が存在しなくても、自律的に動作する

  3. ブロックチェーンで、データを管理する

  4. 仕様の変更が、ユーザーの合意のもとで行われる

簡潔にいうと、分散型アプリケーションとは、中央集権的な組織が存在せず、誰でも自由に使用できるアプリケーションのことです。


参考元:The General Theory of Decentralized Applications, Dapps

参考元:Dapps - Ethereum Homestead 0.1 documentation


イーサリアムのスマートコントラクトとは、(取引の)契約を人の手を介さず自動で実行させる仕組みのことです。

イーサリアムでは、ビットコイン(bitcoin)とは異なり、このスマートコントラクトを実装している点が 特徴といえます。

このスマートコントラクトをブロックチェーンに実装することで、イーサリアムでは、さまざまな契約の実行が、中央管理者なしに実現できます。

ちなみに、イーサリアムでは、このスマートコントラクトを実行するために、独自通貨のEther(イーサ)を燃料(gas)として使用しています。

Ether(イーサ)とは、取引所で扱われていることが多いですが、本来は投資商品ではなく、スマートコントラクトを実行するための燃料(gas)の役割を果たしているのです。

  • 自動販売機の例 自動販売機では、お金をいれボタンを押せば、飲み物は自動的に提供されます。提供されるときに人の手は介していません。 すなわち『十分なお金をいれボタンを押せば飲み物が手に入る』という契約が、人を仲介せずに実行されているのです。

参考情報

イーサリアムでは、スマートコントラクトという概念(技術)を、ブロックチェーンを活用することで実現しています。

イーサリアムのスマートコントラクトを実現するためには、『契約が改ざんされることがない』、『中央管理者なしで、契約が自動で実行される』という2つの条件を満たす必要がありました。

ブロックチェーンには『データの改ざんが極めて困難』、『中央管理者なしに機能する』という特徴があります。

ですから、ブロックチェーンに契約内容を記載することで、契約の改ざんを困難にし、中央管理者なしでの契約の自動実行が可能となるのです。


そもそも、『ブロックチェーンって何』と思われた方は、『ブロックチェーンとは何か』の記事をご覧ください。

ブロックチェーンに情報を記載する際に、イーサリアムではスマートコントラクトを実装するために、Ethereum Foundationが独自開発した、Solidityというプログラミング言語が使用されています。

このSoliditiyは、『チューリング完全』なプログラミング言語です。

チューリング完全』とは、さまざまなプログムを設定することができるという意味で、ほとんどのプログラミング言語はチューリング完全です。

すなわち、『チューリング完全なプログラミング言語』とは、さまざまなプログラムを機能させるために必要な、コードをすべて記載できる言語のことです。

プログラミング言語には『Javascript・Ruby・Swift 』などがありますが、イーサリアムのスマートコントラクトを実行させるためには、Solidityで契約内容を記載しなくてはなりません。

ここまでで、イーサリアムの基本情報と特徴を解説してきましたが、イーサリアムとは、『分散型アプリケーション形成のためのプラットフォーム』で、『スマートコントラクトを実装している』ということがご理解いただけたかと思います。

次に、イーサリアムの4つの開発フェーズについて解説していきます。

イーサリアムでは、『EIP(Ethereum Improvement Proposal、イーサリアム改善案)』に基づいた仕様変更が行われることが決まっています。

仕様変更が実行されるたびに、イーサリアムでは開発フェーズの呼び名が、下の4種類に分かれています。

  1. Frontier(フロンティア)

  2. Homestead(ホームステッド)

  3. Metropolis(メトロポリス)

  4. Serenity(セレニティ)

ではそれぞれどのような特徴がある(あった)のか見ていきましょう。

Frontier(フロンティア)

Frontier(フロンティア)とは、イーサリアムの初期(プレリリースを除く)の開発段階のことを指します。

Frontierは、開発者側にイーサリアムの分散化システムを構築させるための実践練習を目的とした、β版リリースです。

β版リリースとは正式な製品の前の状態を意味します。

Homestead(ホームステッド)

Homestead(ホームステッド)とは、イーサリアムの2番目の開発段階です。

ホームステッドでは、採掘難易度の調整アルゴリズムの変更がおこなわれました

この変更が行われたため、ブロックの平均生成速度(取引の承認まで)が平均して5~20秒になり、Frontierに比べてイーサリアムの使い勝手が良くなりました。

Homesteadに移行したことで、多くの企業やユーザーがイーサリアムを使用・活用するようになり、イーサリアムはこの時期に、大幅な価格上昇をしています。

Metropolis(メトロポリス)

メトロポリスとは『Byzantium(ビザンティウム)』、『Constantinople (コンスタンティノープル)』という二段階の仕様変更を実行することで、実現する、イーサリアムの第3開発フェーズのことを指します。

2017年の10月にビザンティウムが実行されましたが、コンスタンティノープルは2018年の実行が予定されています。

ビザンティウムでは『Proof of WorkからProof of Stake』への移行準備、『匿名性の強化』『難易度調整式の変更』が行われました。  

Proof of Stakeとは、『**コインを多く保有している人が、ブロックをブロックチェーンに追加しやすい』ことを定めた、コンセンサスアルゴリズムです。

簡単にいうと、この移行ではブロックの追加のしやすさが、『計算処理能力→コインの保有量』に変更するということです

イーサリアムでは、Proof of Work からProof of Stakeにアルゴリズムを変更することが決まっており、変更前にマイニング報酬を段階的に減らすことが決まっていました

以下具体的な変更点(一部抜粋)です。

  1. マイニング報酬を5Etherから3Etherに変更

  2. Zcshの匿名化技術を活用したZK-Snarkの導入

  3. 難易度調整式の変更

Serenity(セレニティ)

セレニティとはイーサリアムの第4バージョンのことを指しますが、まだアップデートの日程や内容などの詳細が正確には発表されていません。

このセレニティではProof of Stakeへの移行が完全に行われるといわれています。

イーサリアム(のスマートコントラクト)を活用した有名なサービスには、Augur(オーガー)やGolem(ゴーレム)などがあります。

ここでは、その中でも代表的なAugur(オーガー)というサービスについて解説していきたいと思います。

Augur(オーガー)とは、イーサリアムのスマートコントラクトを活用した、未来予測(賭け事)のためのプラットフォームです

Augurは『占い師』という意味があり、胴元(運営元)がいない、非中央集権的な賭けを行うことができます。

スマートコントラクトを活用することで、『明日の試合で日本代表が勝てば1万円をAさんへ』という契約を記載することが可能です。

そして、次の日に日本代表が勝利すれば、スマートコントラクトの機能によって、契約が自動で実行されます。

イーサリアムのスマートコントラクトを活用したAugurでは、運営が管理をする必要がなく、人件費を削減することが可能なので、賭け金の還元率が高いです。

また、運営側の不正(レートの操作や賭け金の横領)の心配もありません。


参考元:Augur公式ページ


EEAとは『Enterprise Ethereum Alliance』の略称で、日本語では『イーサリアム企業連合』のことを意味します。

この連合はイーサリアムのブロックチェーン技術を利用し、金融取引の迅速化やサプライチェーンの効率確保によるコスト削減が可能かどうか共同研究する目的で発足しました(❝引用❞)。

JPモルガンやマイクロソフト、インテルなどの世界的大企業が参加しており、日本からはトヨタ自動車や三菱UFJが参加しています。

イーサリアムには多くの企業が注目しており、今後イーサリアムを活用したプロダクトが多く誕生することが予想されています。


引用元:(※)Bloomberg

参考元:EEA公式ページ


ここまで記事をご覧の方で、イーサリアムの魅力・将来性を感じて『イーサリアムがほしい』と思われている方もいらっしゃるかもしれませんね。

次にイーサリアムの購入方法ついて解説していきます。

気になる方はぜひご覧ください。

イーサリアムを取り扱う日本の下記の取引所の特徴と口座作成方法について解説していきます。

  1. bitFlyer

  2. Coincheck

  3. Zaif

bitFlyerは日本初の仮想通貨取引所で、日本一の資本力をもつ最大の取引所で『信頼性』が高いです。

口座開設の手順は以下の通りです。

  1. bitFlyerのアカウント作成ページ
  2. アカウント作成画面から情報入力
  3. 確認メール記載のキーワードを入力
  4. 規約に合意し、個人情報入力へ
  5. 本人確認証の提出
  6. 銀行口座・取引目的を記入

以上です。

coincheckは取引高日本一の取引所で、10種類以上のアルトコインを取り扱っています。

口座開設に関して簡単に解説しますね。

  1. coincheckの公式HP
  2. ユーザー登録画面に情報入力
  3. 確認メールが届くのでリンクから個人情報入力
  4. 画面の指示に従って本人確認書類の提出

以上です。

Zaif(ザイフ)では『取引手数料がマイナス(もらえる)』『一定のログインでボーナス獲得』などのサービスが充実しており、仮想通海外のトークンも扱ていることが魅力です。

口座はメールアドレスとパスワードがあれば作成できますが、ここでは本人確認をするまでの一連の流れをご紹介します。

  1. Zaifの公式HPから[無料登録はこちら]をクリック
  2. メールアドレスを登録し、確認メールからパスワードを設定
  3. 確認メールから個人情報を登録
  4. 登録した電話番号に認証コードが届くのでそれを入力
  5. 本人確認証をアップロード

以上になります。

イーサリアムとは、『分散型アプリケーション形成のためのプラットフォーム』のことで、まとめると以下の特徴がありましたね。

  • スマートコントラクトを実装している

  • 独自言語のSolidityを使用

  • 4つの開発段階がある

イーサリアムはよく、ビットコインと比較されることがありますが、そもそも開発目的(用途)が違います。

ですから、イーサリアムとビットコインでは、機能面でも違いも多く存在します。

イーサリアムとビットコインの違いについて知りたい方は、『ビットコイン(bitcoin)とイーサリアム(ethereum)の違いとは~開発目的やブロックチェーンの違いなどを徹底解説~』の記事をご覧ください。