目次

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  1. ビットコイン(bitcoin)の発行元って?~どうやって発行しているの~
  2. ビットコイン(bitcoin)の発行元と発行方法
  3. 信頼できる発行元が存在しないビットコイン(bitcoin)の概要
  4. ビットコイン(bitcoin)の発行元と発行方法~マイニングとは~
  5. ビットコイン(bitcoin)の発行元・発行方法のまとめ
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最近ニュースや雑誌でビットコインが特集されることが多くなっています。

ビットコインについて興味をもった読者の方で

『ビットコインって誰が、どのように発行しているの』

『発行元が存在しないって本当』

など、ビットコインの発行元(発行主体)や発行方法に関して、疑問を抱えた方がいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、ビットコインの発行元(発行主体)や発行方法に加えて、発行上限などの商法に関して解説していきます。

ビットコインでは、ビットコインのネットワークを利用する、不特定多数の参加者が、マイニングという作業を行うことによって、コインの新規発行がおこなわれます。

すなわち、ビットコインの発行元(発行主体)と発行方法についてまとめると、以下の通りです。

ビットコイン(bitcoin)の発行元と発行方法

  • 発行元(発行主体)
    → 不特定多数の参加者
  • 発行方法
    → マイニング

ここで、ビットコインの『発行元はなぜ参加者なのか』、『マイニングとは何か』などの疑問が出てきたのではないでしょうか。

これを理解するためには、まずビットコインの概要について理解しなければなりません。

次の段落では、ビットコインの『発行元とマイニング』について理解するために必要な、ビットコインの概要について簡潔に解説していきます。


参考情報

ビットコインは、サトシ ナカモトによって提唱された2008年の論文:Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash Systemに基づき、彼も参加したビットコインコアという組織によって開発された仮想通貨です。

ここで、『じゃあ、ビットコインの発行元は、ビットコインコアじゃないの』と思われた方もいるかもしれませんが、それは違います。

ビットコインコアとは、サトシ ナカモトとともに、ビットコインのプログラムコードを開発した中心人物達のコミュニティのことです。

あくまで、ビットコインの発行元(発行主体)は、マイニングを行うネットワーク参加者のことです。


ビットコインとは、ブロックチェーンで取引データを管理することで価値を表現し、P2Pネットワークの参加者みんなで、ブロックチェーンというデータを管理しています。

P2Pネットワークでブロックチェーンを管理するところまでを含めてブロックチェーンと呼ぶのが一般的ですが、ここでは説明をわかりやすくするため切り離しております。

ブロックチェーンとP2Pネットワークについては、それぞれ、『中央管理者なしで成立する理由』の段落のブロックチェーンとはP2Pネットワークとはの章で解説しています。

ここで抑えていただきたい内容は以下の通りです。

  • P2Pとブロックチェーンを活用することで、銀行や政府などの発行元(中央管理者)が存在しない、仮想通貨として成立しているということです。

中央集権的な管理者が存在しないため、ビットコインのシステムを支えるさまざまな仕組みは、不特定多数の参加者が実行しています。

マイニングもそのひとつです。

ここまでで、マイニング(ビットコインの新規発行)は、不特定多数の参加者が行うことは、ご理解いただけたかと思います。

では、次はマイニングの詳細について確認していきましょう。

マイニングとは、ビットコインの取引データを、ブロックチェーンに追加するための作業のことです。

そして、マイニングをしている人(ノード)をマイナーと呼びます。

ビットコインの取引データは、取引したら自動的にブロックチェーンで管理されるのではありません。

取引データをまとめたブロックを作成し、それをブロックチェーンに追加するマイニング作業が行われることで、初めてブロックチェーンに格納されるのです。

下図をご覧ください。

マイナーは『(ビットコイン)新規発行のため取引データ』を、含めたブロックを作成します。

この、取引データをコインベース・トランザクション(Coinbase tranzaction)というのですが、この取引データを含むブロックがブロックチェーンに格納されることで、ビットコインの新規発行が行われるのです。

ちなみに、コインベース・トランザクションは『マイニングを成功させたものに、新規発行されるビットコインを報酬として支払う』というようなデータ内容です。

ですから、『新規発行=マイニング成功者への報酬』といえます。

ここまでの内容を簡潔にいうと、ビットコインはマイニングを成功させることで、新規発行が行われ、新規発行されるビットコインは、マイニングに成功した者に報酬として支払われるということです。


参考情報

マイニングには『ビットコインの新規発行』の他にも、『取引データの検証』の役割があるのですが、この記事では、マイナーの新規発行に焦点をあてて執筆させていただきます。

マイニングの詳細を知りたい方は『マイニングとは~概要と仕組みを徹底解説~』の記事をご覧ください。


次の段落から、ビットコインの仕組み、『ブロックチェーンとP2Pネットワーク』について解説していきます。

ビットコインが、信頼できる発行元(中央管理者)なしで成り立っている理由、ビットコインが『取引データで価値を表現されている』という意味をご理解いただけるかと思います。

ビットコインでは、取引データをブロックチェーンという取引台帳に記載し、P2Pネットワーク(後述)で参加者みんなで、分散して管理しています

下図をご覧ください。

分散して取引データを管理している』ので、誰がどれくらいのビットコインを持っているのか判断できる。

他の参加者が取引データを分散して管理しているため』、ヨシコが1BTC持っていることを確認できるのです。

上図のように、改ざんのできない取引データを、分散して皆で管理することで、実体のないビットコインは価値が表現されているのです。

すなわち、『ビットコイン=取引データ』ということになります。

ですから、新規発行のための取引データが格納されることでビットコインが発行されるのは、そのデータが改ざんできず、他の参加者が、マイニングを成功させたものが確かにビットコインを持っているということを確認できるからです。

なぜ、ブロックチェーンが改ざんが困難なのかというと、ブロックチェーンで使用されている、データ構造とコンセンサスアルゴリズムという独自アイデアに由来します。

ここで詳細は、解説しませんが気になる方は『革命を起こすブロックへ―ンの仕組みとは?』の記事をご覧ください。

P2Pネットワークを理解するには、従来のクライアント・サーバー型ネットワーク都の比較をするのがわかりやすいです。

クライアント・サーバー型とは中央集権型のネットワークで、『データを一括管理するサーバー』とそれに『アクセスするクライアント』が存在します。

P2Pネットワークとは『Peer to Peerネットワーク』の略称で、ネットワークに参加している個人間を直接つなげた技術のことです。

それぞれの参加者がネットワークで共有されているデータ(ビットコインではブロックチェーン)を保有しています。

仮に、誰かの管理するデータが『破損・紛失』したとしても、複数の参加者が同じデータを管理しているので、ネットワークは正常に機能します

このP2Pネットワークを使用しているので、中央管理者が存在しなくてもビットコインのネットワークは機能するのです。

ここまでで、記事をご覧の方は、『ビットコインの発行元は不特定多数の参加者』で、『発行はマイニングによっておこなわれる』ということを、ご理解いただけたかと思います。

ここまでで、『発行元と発行方法』に関する解説は以上になります。

次の章では、ビットコインの新規発行量が半減する、半減期の解説を参考までにしておきます。

ビットコインの半減期とは、4年に1度、新規発行(マイニング報酬額)が半分になるというものです。

2009年のビットコイン発行当初は、ビットコインの新規発行量は50BTCでしたが、2012年に1度目の半減期を迎えたので、報酬額が25BTCになりました。

そして、2016年に2度目の半減期をむかえたので報酬額が12.5BTCとなりました。

次にビットコインの半減期が起こるのは、東京オリンピックが開催される2020年です。

この記事の内容をまとめると、

  • ビットコインには管理者が存在しないので、マイニングなどのさまざまな仕組みは、不特定多数の参加者によって行われている。

  • なぜ発行元(中央管理者)が存在しなくても、成立するのかというと、ブロックチェーンとP2Pネットワークを使用しているから。

  • ビットコインは取引データによって価値が表現されている

ということでしたね。

ビットコインには、ビットコインを支えるために、ここで解説した『ブロックチェーン』と『P2Pネットワーク』以外にも、さまざまな仕組みがあります。

そんな、ビットコインについてもっと知りたいとお思いの方は、ぜひ『ビットコインとは?』の記事をご覧ください。