目次

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  1. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)とは
  2. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)の概要
  3. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)のProof of Importanceとは
  4. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)の4つの特徴とは
  5. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)の活用事例
  6. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)のニュース・トピック
  7. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)を購入できる取引所
  8. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)を管理できるハードウェアウォレット「TREZOR」
  9. 仮想通貨ネム(Nem,XEM)のまとめ
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仮想通貨の時価総額ランキングで上位に位置していることや、DMM BitcoinやZaifなどの国内取引所で取り扱いがされていることや、Coincheckでネムの流出騒動が話題となり、ネムに注目が集まっています。

この記事にたどり着いた方は、

「Coincheckで話題になったネムって何?」
「ネムの特徴は?」
「ネムはどのような活用がされるの?」

など、さまざまな疑問があるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、ネムの開発目的や基本情報と特徴、活用事例や今後などの情報をわかりやすくご紹介します。

ネムとは、『New Economy Movement(新たな経済運動)』の略称でブロックチェーンサービスを作成するためのプラットフォームで、プラットフォーム内で活用される独自通貨をXEMといいます。

ネムの開発に日本人が関わっていることや、日本でネムのブロックチェーン技術を活用したサービスが開発されたことなどから、国内でも知名度が高い仮想通貨です。

まずは、ネムの基本情報をご紹介します。

独自通貨 XEM(ゼム)
提唱者 utopian future
コンセンサスアルゴリズム Proof of Imporatance
ブロック生成時間 約1分
発行上限 約90億万枚
時価総額 約8500億円(10位)

時価総額は2018/1/30のCryptocurrency Market Capitalizationsのデータを参照しています。

コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンにどのブロックを追加するのかを決めるためのルールのことです。

ネムでは、Proof of Imporatanceというコンセンサスアルゴリズムを活用しているのですが、そもそもProof of Importanceとはなんなのか、ビットコインのProof of Workとイーサリアムで導入予定のProof of Stakeと比較してご紹介します。

Proof of Imporatanceでは、ハーベスティングの成功確率が「コインの保有量」や「取引の回数」など、ネットワークへの貢献度(Inporatance)に比例します。

ハーベスティングとは、取引データをまとめたブロックをブロックチェーンに追加する作業のことで、自分が生成したブロックをブロックチェーンに追加できたら報酬を得ることが可能です。

Proof of Imporatanceの特徴

  1. ハーベスティングをするための条件を規定
  2. 電気代などのコストを削減可能
  3. コインの集中化の防止

以下、Proof of Imporatanceの特徴について、それぞれご紹介します。

Proof of Imporatanceの規定によって、ハーベスティングを行うことができるのは、既得バランスが10000XEM以上のネットワーク参加者のみです。

既得バランスとは、所持しているXEMに応じて得られる点数のようなもので、24時間ごとに割り当てられます。

例えば、10万XEMを所持していれば、以下のように既得バランスが増えていきます。

ネムのハーベスティングは、既得バランスの条件を満たしていれば、一般のコンピューターで行うことが可能です。

ビットコインでは、Proof of Workというコンセンサスアルゴリズムに基づきマイニング(=ハーベスティング)は行われるのですが、マイニングの成功確率は「計算処理能力」に比例します。

ビットコインのマイニングは、専門のマイニング業者が管理費や電気代のかかる、高性能マイニングツールを利用して行なっているので、一般の人のコンピューターでマイニングに成功するのは極めて困難になっています。

一般のコンピューターを活用することで、電気代や管理費をビットコインのマイニングと比較して抑えられて入るのです。

Proof of Imporatanceでは、ハーベスティングの成功確率がコインの保有量以外に、取引の頻度などに比例するため、コインの集中化が防止されます。

仮想通貨によく使用されるコンセンサスアルゴリズムにProof of Stskeというものがあるのですが、このコンセンサスアルゴリズムでは、ブロックの生成(追加)確率がコインの保有量に比例します。

すなわち、コインを多く持っている参加者がコインを報酬としてもらい続けることが可能なのです。

Proof of Stakeにはコインを長期的に抱えることによる流動性の欠如や、コインを多く持っている人が、報酬(コイン)を増やすことで富が集中化するという懸念点がありました。

そこで、Proof of Importanceでは、コインの保有量に加えて、取引の頻度などの条件も設定したのです。

ネム(NEM)には、以下の4つの特徴があります。

  1. ハーベスティング
  2. スーパーノード
  3. モザイクとネームスペース
  4. EigenTrust++

それぞれの詳細を確認していきましょう。

ハーベスティングとは、Proof of Imporatanceに基づき、取引データをまとめたブロックを生成する作業のことです。

ネムのハーベスティングには『ローカルハーベスティング』と『デリゲート(委任)型ハーベスティング』の2種類があります。

ローカルハーベスティングとは自分のアカウントでハーベスティングを行うことで、デリゲートハーベスティングとは、別のアカウントでハーベスティングを行うことです。

スーパーノードとは、ネムネットワークの重要な役割を担うノードで、全ての取引データの処理やハーベスティングの委任を受けることができます。

スーパーノードになるためには、XEMを30万XEM以上保持していることなど厳しい条件がありますが、スーパーノードでネットワークを支える見返りとして、1日あたり「320XEM/スーパーノード数」を報酬としてもらえます。

ネム(NEM)には、モザイク(mosaic)と呼ばれる独自トークンを発行する機能があり、このモザイクを発行するため必要なのがネームスペース(namespace)です。

例えばネムの独自通貨XEMの場合、ネームスペース=NEM、モザイク=XEMです。

ネムを使用する個人や企業は、このネームスペースを取得後、独自のモザイクを発行することが可能です。

企業の場合自社が提供するサービスでモザイクを使用可能にするなどのさまざま用途があります。

Elgen Trust++とは、ネットワーク参加者を評価するシステムのことです。

ネムのネットワークの各参加者に、この評価システムを導入し、参加者の質を評価することでネットワークに参加している悪意ある参加者を、見分けることが可能です。

ここでは、ネムを応用した2つのプロジェクトについて解説します。

mijin
COMSA
アポスティーユ

それぞれの詳細を確認していきましょう。

mijinとは、Zaif取引所を運営するテックビューロ社が開発している、ネムのブロックチェーン技術を活用したプライベートブロックチェーンプラットフォームです。

プライベートブロックチェーンとは企業がや銀行などの中央管理者が存在するブロックチェーンのことで、mijinは企業がブロックチェーン技術を活用することを容易にします。

mijinの高機能なブロックチェーンを活用することで、以下のようなシステムの開発コストやインフラコストを大幅に削減できるといわれています。

・アセット管理
・決済システム
・契約システム
・情報管理システム

COMSAとは、ICO(Initial Coin Offering)のサポートを行うプロジェクトです。

企業は、COMSAの活用によりブロックチェーン技術の実装やサービスのPR、ICO時に必要なホワイトペーパー(サービス紹介書類)の作成を容易に行うことが可能です。

また、COMSAは、企業とその企業が活用することとなるNEM、Ethereum、Bitcoinのブロックチェーンネットワークと、mijinのプライベートブロックチェーンを繋ぎぐことで、異なる通貨同士の取引を可能にします。


参考元COMSA公式HP


アポスティーユとは、NEMブロックチェーンを利用した公証サービスで、第三者を介することなく公証や登記ツールとしての利用が可能となるほか、権利の譲渡も自由に行うことができます。

ファイルをブラウザにドラッグ&ドロップするだけでブロックチェーン上に新規アドレスが作成され、署名済みファイルと秘密鍵が記載された証明書画像を含むファイルが生成されます。

このアポスティーユを活用することで、土地や特許、車などのあらゆる所有権の登記や、さまざまなデータや情報を記録することが可能となります。

ネムで最近起こった、今後起きる重要なニュースは以下の通りです。

  1. Coincheckから約580億円相当のネム(XEM)が紛失
  2. カタパルトの実装

それぞれの詳細をご紹介します。

取り扱い仮想通貨数国内最多のCoincheck取引所は、2018年1/26日に約580億円相当のXEMが不正アクセスによって紛失しました。

これは、XEMをオフライン下で管理できすコールドウォレットで管理していなかったこと、セキュリティを向上させるためのマルチシグアドレスという機能を活用していなかったことが原因とされています。

現在、Coincheckでは一部取り扱い通貨の取引を停止しており、現在のところ取引再開の目処は立っていません。

カタパルトとは、Nemのコア開発者とmijinを提供するテックビューロ社が共同開発するプロジェクトで、ネムにカタパルトが実装されると、1秒あたり最大3000〜4000取引を処理することが可能といわれています。

取引の処理速度が速いといわれるリップルで1秒あたり1500取引、さらにクレジットカードのVISAで1秒あたり4000〜6000取引といわれているので、VISAに匹敵する処理能力を持つことになります。

カタパルトの実装は、2017年といわれていましたが、現在まだ実装されておらず、2018年中には実装されるといわれています。

ネムの独自通貨XEMが購入できる取引所は、以下の通り(一部抜粋)です。

  • Zaif(国内)
  • Coincheck(国内)
  • DMM Bitcoin(国内)
  • BITTREX(海外)
  • POLONIEX(海外)

中でも、XEMの取引高世界一の『Zaif』とレバレッジ取引が可能なDMM Bitcoinについてご紹介します。

Zaifは、先述したmijinやカタパルトの開発に関わるテックビューロが運営する取引所で、XEMの取引高世界一COMSAなどのトークンが豊富などおすすめです。

DMM Bitcoinは国内で唯一、ネムのレバレッジ取引(倍率をかけられる取引形態)を行っています。

DMM Bitcoinの特徴

  • ネムを含め取り扱い通貨全7種のレバレッジ取引が可能
    →国内のレバレッジ取引対応通貨数日本一
  • 移動平均線やローソク足などのテクニカル指標がチャートに搭載
    →今まで株やfxをやってきた方にはありがたいかもしれませんね

Coincheckの騒動をきっかけに、自分の仮想通貨は自分で管理しようという意識が高まっています。

次の段落では、取引ところで管理したXEMを安全に管理できるウォレット「TREZOR」についてご紹介します。

TREZORとは、USBのような端末で仮想通貨をオフライン下で管理できるウォレットで、ハードウェアウォレットといわれています。

2/2現在、XEMに対応しているハードウェアウォレットはTREZORのみです。

TREZORの特徴

  1. 通貨ごとに最大10個のアカウントが作成可能
  2. 対応通貨・トークン数が多い

複数のアカウントを作成することが可能なので、場面に応じてアカウントを使い分けることが可能です。

また、ハードウェアウォレットでは唯一ネムに対応しているので、ネムをハードウェアウォレットで管理したいという方におすすめです。

ここまでの内容をまとめると以下の通りです。

  1. 独自のコンセンサスアルゴリズムProof of Importanceを採用
  2. ハーベスティングを行うには既得バランスが10000XEM以上必要
  3. mijinやCOMSA,アポスティーユで活用
  4. カタパルトの実装により処理能力向上の見込み

ネムはCoincheckの騒動もあり、一躍注目を集めたように思えますが、国内ではnemket(ネムのフリーマーケット)やネム決済を行なっているnembarが開店するなど注目が集まっていました。

ネム(NEM)のエコシステム内で簡単に開発を行えることや、ネムを応用したCOMSAやmijin、さらにカタパルトの実装など、今後もネムの動向を確認しておくことがおすすめです。