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「fisco(フィスコ)って、どんな取引所?」 「仮想通貨取引所のfisco(フィスコ)で口座を開く前に予習しておきたい」
と考えている方に、fisco(フィスコ)の概要や、特徴をご説明いたします。
fiscoと他の取引所の違いや、手数料・セキュリティがこの記事ですべてわかります。
fisco(フィスコ)は、仮想通貨の販売所と取引所の機能を兼ねています。
販売所は、fiscoとユーザーの売買です。
一方、取引所は、fiscoのプラットフォーム上で、ユーザー同士が売買することを指します。
マッチングの場を提供しているだけなので、通常、取引所の方が安く購入(高く売却)できることが、多いといえます。
では、fiscoはどのような会社が運営しているのでしょうか。
社名 | 株式会社フィスコ仮想通貨取引所 |
設立 | 平成28年4月12日 |
資本金 | 3億8,706万円(平成29年10月31日時点) |
代表取締役 | 越智直樹 |
仮想通貨取引所であるfiscoは、2016年4月に、株式会社フィスコ仮想通貨取引所によって設立されました。
株式会社フィスコ仮想通貨取引所は、1995年に設立された、投資支援サービスを展開する株式会社フィスコのグループ子会社です。
また、株式会社フィスコは、2006年6月には大阪証券取引所、JASDAQに上場しています。
そのため、株式会社フィスコ仮想通貨取引所は上場企業子会社であり、会社としての信用性は一定以上であるといえます。
次に、fiscoが取り扱う、通貨やトークンをご紹介します。
販売所と取引所で、売買可能なコインの種類は異なるケースが多いので、注意が必要です。
入金手数料は、自分の銀行口座やウォレットからfiscoの口座にお金を入金する際にかかる手数料です。
また、出金手数料とは、fiscoの口座から、自分の銀行口座にお金を出金する際にかかる手数料を指します。
コイン・トークン名 | 取引所 | 販売所 |
ビットコイン(BTC) | ⭕ | ⭕ |
モナコイン(MONA) | ⭕ | ⭕ |
ビットコインキャッシュ(BCH) | ⭕ | ✕ |
フィスココイン(FSCC) | ⭕ | ✕ |
ネクスコイン(NCXC) | ⭕ | ✕ |
カイカコイン(CICC) | ⭕ | ✕ |
fiscoの販売所にて売買可能なコインは、ビットコインとモナコインの2種類です。
一方fiscoの取引所では、上記2種の通貨にビットコインキャッシュを取引可能です。
また、フィスココイン(FSCC)などの3種類のトークンを取引することができます。
「フィスココイン(FSCC)・ネクスコイン(NCXC)・カイカコイン(CICC)」
フィスココインは、JASDAQ上場企業の、株式会社フィスコが発行するトークンです。 2016年10月と2017年5月の2回に分けて、一部株主に配布されました。 同様に、ネクスコイン、カイカコインも株式会社フィスコのグループ会社である、ネクスグループとカイカが発行するトークンです。 これらのトークンは、それぞれの企業が提供する商品と交換することも可能です。 交換できる商品は下記をご覧ください。
fiscoの特徴をまとめると、以下の2点があります。
- Zaifのシステムを使っている
- FSCC・NCXC・CICC等のトークンを扱っている
まず、fiscoは、国内の仮想通貨取引所・販売所であるZaifのシステムを一部利用しています。
そのため、取扱仮想通貨や、チャートなど、Zaifとほぼ同様の機能が提供されています。
また、fiscoの特徴として、フィスココイン等の、トークンを扱っている点が挙げられるでしょう。
fiscoで取り扱う3種のトークンは、fiscoとZaifでのみ売買が可能です
「トークンとは」
トークンとは、多くの場合、既存のブロックチェーン技術を使用して作られた仮想通貨を指します。
また、ビットコインのブロックチェーン技術を利用してつくれらたものに、カウンターパーティというトークンが存在します。
さらに、このカウンターパーティのプラットフォームを利用して、企業や個人がトークンを発行することが可能です。
このプラットフォームを利用して、フィスココイン・ネクスコイン・カイカコインは作られています。
会社の価値を信じて、トークンを購入するという点では、株式購入と似ているといえるでしょう。
次に、fiscoの手数料をご紹介します。
fiscoの手数料には大きく分けて、下記の4つがあります。
- 入出金手数料(日本円・仮想通貨)
- 送金手数料
- 売買手数料(スプレッド)
- 取引手数料
入出金手数料は、日本円で入出を行なう場合と、仮想通貨で入出を行なう場合で手数料が異なります。
各入出手数料毎に、詳しくみていきましょう。
日本円入出金手数料
日本円入出金 | 手数料 |
入金 | 振込手数料のみ |
出金 | 50万円未満:350円 50万円以上:756円 |
仮想通貨入出金手数料
仮想通貨入出金手数料とは、仮想通貨を、ウォレットや取引所の口座間で送受信する際にかかる手数料です。
仮想通貨入金手数料
仮想通貨・トークン名 | 手数料 |
全ての取扱仮想通貨 | 無料(送金側のみ) |
仮想通貨の入金手数料は、fiscoでは場合かかりません。
ブロックチェーンの仕組み上、送金側でのみ手数料がかかることが多いといえます。
仮想通貨出金手数料
仮想通貨・トークン名 | 手数料 |
BTC | 0.0001~0.0005BTC |
MONA | 0.001MONA |
BCH | 0.001BCH |
Counterpartyトークン | 0.0008BCH |
出金手数料は、各仮想通貨で異なるため注意が必要です。
出金する仮想通貨でかかる場合と、BTCなど別の通貨で手数料がかかる場合があります。
仮想通貨・トークン名 | 手数料 |
BTC | 0.0001~0.0005BTC |
MONA | 0.001MONA |
BCH | 0.001BCH |
Counterpartyトークン | 0.0008BCH |
出金手数料は、各仮想通貨で異なるため注意が必要です。
出金する仮想通貨でかかる場合と、BTCなど別の通貨で手数料がかかる場合があります。
売買手数料(スプレッド)とは、販売所での売買の際にかかる手数料です。
手数料無料と記載がある販売所もありますが、ほとんどはこの売買手数料(スプレッド)が購入価格に含まれています。
2017年12月18日の執筆時点、fiscoでは、ビットコインを購入する際、2~3%程度が手数料としてかかります。
しかし、値動きが大きくなると手数料も大きく変動したり、通貨によっても異なるため、一概にいくらと言えません。
通貨ペア | maker手数料 | taker手数料 |
BTC/JPY | 0% | 0% |
MONA/JPY | 0% | 0% |
MONA/BTC | 0% | 0% |
トークン/JPY | 0% | 0.1% |
トークン/BTC | 0% | 0.1% |
BCH/JPY | 0% | 0.3% |
BCH/BTC | 0% | 0.3% |
取引手数料には、maker手数料とtaker手数料の2種類があります。
どちらも取引所でかかる手数料ですが、maker手数料は、売却時にかかる手数料、taker手数料は購入時にかかる手数料です。
fiscoのmaker手数料、taker手数料をみてみましょう。
fiscoの取引所では、maker手数料はかからず、taker手数料だけかかるケースが多いようです。
また、現在、BTCやMONAコインは手数料がかかりません。
fisco以外にも、国内には取引所・販売所が存在しています。
仮想通貨売買の目的に合わせて、選ぶことをおすすめします。
仮想通貨取引所のfiscoをご紹介いたしました。
トークンを扱っている点や、Zaifのシステムを利用している点がfiscoの大きな特徴です。
運営する企業の信頼性を重視する方や、フィスココイン等のトークンの購入をしたい方におすすめの取引所・販売所といえます。