目次

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  1. 《POE》Po.et(ポーエット) ってどんな仮想通貨?
  2. 《POE》Po.et(ポーエット)とは、デジタルコンテンツ保護を目的とするプロジェクト
  3. Proof of Existence とは?
  4. 仮想通貨Po.et(ポーエット)の3つの特徴とは
  5. 仮想通貨Po.et(ポーエット)の仕組み
  6. 仮想通貨Po.et(ポーエット)の懸念点とは
  7. 仮想通貨Po.et(ポーエット)の今後とは
  8. 《POE》Po.etの取り扱い取引所
  9. Po.et プロジェクトのまとめ
Large poet

最近、ビットコインやリップルなどの仮想通貨の価格高騰にともない、次に価格高騰が期待されるアルトコイン(草コインと表現されることも)に注目が集まっています。

今回の記事で紹介するPOEもBinanceという海外の取引所で取り扱われており、気になられている方が多い通貨の一つかと思います。

この記事にたどり着いた方は

「Po.et(POE)ってどんな仮想通貨なのか知りたい?」
「Po.et(POE)のプロジェクトの特徴や今後について知りたい」

などさまざまな疑問をお持ちの方がいらっしゃるかと思います。

そこで、この記事では「仮想通貨Po.etの基本情報や特徴」、「Po.et(POE)の仕組みや今後」などの情報をわかりやすくご紹介します。

すでにPOEを所有しているという方も、Po.etのプロジェクト自体について理解していない方も大勢いらっしゃるかと思いますので、これを機会に正しくPo.et(POE)についてを理解しましょう。

Po.etは、デジタルクリエイティブ資産(音楽や書籍など)のメタデータと所有権に関する情報をブロックチェーン技術を用いて管理し、誰でも閲覧可能にすることで、クリエイターのライセンスを保護するプロジェクトです。

メタデータとは、デジタル資産に関する情報のことで、タイトルや作成日時やなどのことを指します。

「Po.et=仮想通貨」と考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、Po.etとはプラットフォームのことで、そこで使用されている仮想通貨がPo.etトークン(POE)です。

Po.etは、既存のライセンス管理の「申請・管理する手続きの複雑さ」や、「ライセンス情報の不透明性」などの課題を解決することを目的としています。

ユーザーはPo.etを活用すれば、「Ownership(所有者)」「Utilization(使用権)」「History(来歴や制作までの家庭)」を管理・参照することが可能です。

まずは、Po.et(POE)の基本情報を見ていきましょう。

独自通貨 POE
開発組織 Po.et Technologies Limited
コンセンサスアルゴリズム Proof of Existance
発行上限 3,141,592,653 POE
時価総額 約230億

POEの時価総額は2018/1/23のCryptocurrency Market Capitalizationsのデータを参考にしています。

では、Po.et内でPo.etトークン(POE)はどのような役割を果たすのかご紹介します。

Po.et(POE)トークンとは、『Po.et 内でのコンテンツを購入などの支払い』や、『Po.etを利用する際の手数料』として活用されます。

Po.et(POE)トークンの所有量に応じて配当が受け取れるという記載が、ホワイトペーパーに記載されていますが、過度な期待を持たないようホワイトペーパーでは釘が刺されています。

ここまで、記事をご覧になられた方の中には、同じデジタルコンテンツ管理のためのプラットフォームであるファクトム(Factom)とPo.etのなにが違うのか疑問に思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

参考までに、Moblock編集部が考えるFactomとPo.etの違いを解説いたします。

Po.etとFactomの違いは大きく二つに分けられます。

  1. ターゲットの違い
    ・Factom → 政府・法人向け(土地投機謄本や住宅ローン情報)
    ・Po.et → 個人向け(音楽や書籍など)
  2. 新規発行の違い
    ・Factom → ネットワークに貢献すれば、独自通貨Factoidが報酬としてもらえる
    ・Po.et → 最初から、すべての通貨が発行されていて、新規発行がない

ここまでで、Po.etの基本情報を確認してきましたが、Po.etとは「デジタル資産を管理するためのプラットフォーム」で、「Po.et内で使用される仮想通貨(トークン)がPo.etトークン(POE)」でしたね。

次の段落で、Po.et理解するうえで重要となる、Proof of Existence(存在証明)について解説していきます。

Proof of Existenceを理解することで、Po.etでは、なぜ文書の存在や日時の証明・管理が安全に実行できるのかご理解いただけるかと思います。

Proof of Existenceとは、あるデジタルデータがある日時に存在することを証明するための技術です。

Proof of Existenceを活用すれば、データの内容を公開することなく、デジタルデータが確かに存在することを証明できるのです。

なぜ、このようなことができるのかというと、「ハッシュ値」と「タイムスタンプ」という技術を活用しているからです。

ハッシュとは、 ハッシュ関数という計算方法を用いてデータを暗号化した値で、以下の2つの特徴があります。

  1. ハッシュ値から、元のデータを割り出すのは極めて困難(理論上は可能)
    →デジタルデータのハッシュ値のみを管理するので、機密情報も安全に管理可能
  2. (ハッシュ化前の)元のデータが少しでも変われば、ハッシュ値も変化する
    →誰かが元のデジタルデータを改ざんすれば、すぐに発見できる

タイムスタンプとは、電子データをブロックチェーンに格納(トランザクションが発生)した日時を示す文字列のことです。

このタイムスタンプはビットコインのブロックチェーンで管理されることで、改ざんが極めて困難になるので日時の証明に役立つのです。

これらを、改ざん耐性のあるブロックチェーンに格納することで、ある文書(がある日時に存在したことを証明することが可能です。

仮に、ブロックチェーンで管理していた、発表前の開発内容や論文などのオリジナルデータが盗作された場合、ブロックチェーンに管理されているハッシュ値と自分が管理するデジタルデータを照らし合わせ、タイムスタンプを参照することで、あらかじめデータが存在したことが証明できるのです。

以下、Proof of Existenceの一連の流れです。

Proof of Existenceの流れ
※ビットコインのブロックチェーンを活用

①電子データをハッシュ化
②特殊なトランザクション(※)を作成
→電子データを埋め込める
③ビットコインアドレス宛に送金
④トランザクションがマイニングされる
⑤ビットコインのブロックチェーンに格納
⑥ブロックチェーンに格納されたデータは、blockchain.infoなどのツールで確認

Po.etでは、このProof of Existenceを応用したサービスを提供しているのです。

従来、ビットコインのトランザクションでは、送金金額の情報など特定のデータしか含まれていなかったが、OP_RETURNというコードを活用することで、80byteまでならデータを添付できるようになりました。

Po.etの特徴は以下の3つが挙げられます。

  1. ライセンス申請・管理のプロセスがシンプル
  2. スマートコントラクトを実装
  3. 記録されたデータは誰でも閲覧・検証可能

では、それぞれの特徴を確認していきましょう。

従来のライセンス申請と管理のプロセスは、申請書に個人情報の打ち込みや、申請までに時間がかかるなど、面倒な手続きを踏まなければなりませんでした。

Po.etを活用すれば、「データをハッシュ化→申請」という簡単な手順を行い、ビットコインのブロックチェーンで管理されるまで約10分待てばよいので、申請から管理までに時間がかかりません。

また、ブロックチェーンでデータを分散して管理しているため、中央機関による情報漏洩やデータの紛失リスクなどの心配がない点も特徴といえるのではないでしょうか。

Po.etはスマートコントラクトを実装していることも特徴の1つです。

スマートコントラクトとはイーサリアムやリスクにも実装されている仕組みで、ブロックチェーンに記載した(契約)情報が、人の手を介さずに自動で実行される仕組みのことです。

Po.etとは、今後Dapps(分散型アプリケーション)形成のためのプラットフォームとしても展開していくと表明しているため、このスマートコントラクトを実装していると考えられます。

Dappsとは、企業や個人などの管理主体が存在しないサービス形態のことです。

前述したように、従来のライセンス申請・管理プロセスでは、「Ownership(所有者)」「Utilization(使用権)」「History(由来や変遷)」が可視化されていませんでした。

電子データのライセンスを確認する際は、役所に行くor問い合わせをする必要があるなどの手間と不透明性という課題がありました。

Po.etでは、ブロックチェーン上にデータを記録するため、携帯やPCなどの端末から電子データを参照・管理できるなど、透明性が担保されています。

Po.et が、電子データをビットコインのブロックチェーンで管理するまでの流れは以下の通りです。

①電子データをハッシュ化し、Claimを作成
→Claimとは、Po.etで電子データを管理してもらう申請をすること
②ClaimをまとめたClaim Setを作成
③ すべてのClaim Setをハッシュ化したデータを、OP_RETURNを活用しトランザクションに添付して、ビットコインネットワークにブロードキャスト
④ トランザクションをマイニングしてもらい、ブロックチェーンに格納

流れのイメージをつかむために以下の、図をご覧ください。

画像参考元:Po.etホワイトペーパー

ビットコインのブロックチェーンにClaimやClaim Setを書き込むこともできますが、頻繁に取引が発生すると、トランザクション手数料がかかることや、添付するデータサイズが大きくなるなどの問題が発生するため、このような方法を採用していると考えられます。

Po.etには以下の3つの懸念点が存在します。

① Po.et の信頼性
② 競争優位性の確立
③ ビットコインのスケーラビリティ

デジタルクリエイティブ資産のライセンスへの公的な信頼は、Po.et ネットワークが社会的信用を得ていなければ成り立ちません。

なぜなら、Po.etが信頼されてなければ、Po.etが証明するライセンス保証もまた、信頼されることがないからです。

現在、ICOや仮想通貨(ブロックチェーン)を活用したサービスは、詐欺まがいの実体のないものが多いというイメージが浸透しつつあるため、投機目的でPo.etトークンが使用されることはあっても、プラットフォーム自体への信頼を勝ち取れるかが懸念とされます。

そのため、ユーザーの信頼を得ることは、Po.etにとって大きな課題の一つといえるのではないでしょうか。

インターネットの普及によって、クリエイターが増加したため、デジタルクリエイティブ資産はそれに比例して、急激に増加しています。

しかし、作品の多くが正しいライセンス保証を持ち、それを証明することができていない現状があります。

そのため、ファクトムをはじめとするブロックチェーンテクノロジー(Proof of Existence)を活用して、デジタル資産を管理するサービスの展開が増えてきています。

Po.et は競合の多い中で、他社との競争優位性を確立していけるのか、今後の動向に注目が集まっています。

Po.et では、デジタルデータ(のハッシュ)をビットコインのブロックチェーンで管理するので、ビットコインのケーラビリティ問題の影響を受けるのではないかと、懸念されています。

スケーラビリティ問題とは、トランザクション処理の遅延や、トランザクション手数料の高騰などのことです。

今後Po.etでは、ビットコイン以外のブロックチェーンで文書を管理するなどの対策によって、スケーラビリティ問題による懸念点を解消していくのか、あるいは他の方法で解決するのことが考えられます。

しばらく様子を見守るのがよいかもしれません。

Po.et には、以下3つの開発段階が存在します。

  1. ロゼッタ (The Rosetta Era)
    →デジタル出版業者向けに、有用で安価なプラットフォームを提供
  2. グーテンベルク(The Gutenberg Era) →出版業界向けに、より高性能なプラットフォームを提供し、出版社との強固なネットワークの構築を目指す
  3. アレクサンドリア(The Alexandria Era)
    →オープンネットワーク、個人クリエイターや編集者向けの市場を展開

現在は、ロゼッタと呼ばれる開発段階です。

Po.etの各開発段階ではそれぞれどのような特徴があるのか、ご紹介します。

Po.etの現在(2018年1月)の開発段階を、ロゼッタといいます。

ロゼッタとは従来、特許などの重要文書にのみ使用されていた、高価なタイムスタンプを、出版社向けに、信頼でき、使い勝手がよい状態のまま、無料(システム手数料はおそらく除く)で提供することを目指しています。

ロゼッタ段階のPo.etの特徴

  1. メタデータの規格の標準化(standardized metadata schema)
    →Po.et内で、電子データ(のハッシュ値)の検索が容易になる
  2. ユーザーのIDやパスワードを管理するシステム(identity management system )
    →電子データを修正(改ざん)された場合、誰(パスワードやID)を判定できる
  3. 認証バッジ(authentication Badge)
    →Po.et内のデジタル資産に、認証バッジをはることで、資産の使用が許可(違法ではない)されているのか判断できる

グーテンベルクとは、出版社・編集者・コンテンツ制作者向けに設計された、分散型ネットワークです。

グーテンベルク段階のPo.etはロゼッタと比較して、より多くの人に利用してもらえるサービスといえます。

グーテンベルク段階のPo.etを活用することで、出版社と編集者、制作者は以下の事が実現できるといいます。

  • 出版社
    →Po.et内で、コンテンツを購入可能
  • 編集者
    →Po.et内で管理している、流行りのコンテンツにアクセス可能
  • コンテンツ制作者
    →Po.et内で、自分のサービスを広範囲に、効率的に宣伝することが可能

グーテンベルク段階のPo.etの特徴

  1. ライセンスシステム( licensing system)を導入
    →出版社や編集者などがPo.etを使用するのに必要な工数(ライセンス申請や決済)を再証かできる仕組み
  2. 不変ポートフォリオ(immutable portfolios)の活用
    →コンテンツ制作者のプロフィールや、異なる出版社が発表したすべての作品をポートフォリオで一括管理

アレクサンドリア段階でPo.etは、出版社やコンテンツ制作者が作品の制作やライセンス申請、契約を交わすための、最も利便性や信頼性、コスト面で優れたユーザー・開発者フレンドリーなプラットフォームになることを目指しています。

また、Po.etはアレクサンドリア段階だと、既存のデジタルコンテンツ管理のためのプラットフォームに加えて、分散型アプリケーションを形成するためのプラットフォームになることが予想されています。

現在POEは以下の取引所にて取り扱いが確認されております。

・Binance(バイナンス)
・Kucoin(クーコイン)
・OKEx(オーケーイーエックス)
・HittBTC(ヒットビーティーシー)など

基本的に、どの取引所でPOEトークンを買ってもいいと思いますが、世界最大の取引量を誇るBinance(バイナンス)が手数料も安くて取り扱い通貨数が多いことから最近利用されている方が多いです。

POEを購入するために、Binanceについても詳しく知っておきたいという方は、以下の記事をご確認ください。

ここまで、ライセンス保護のための仮想通貨Po.et(POE)の仕組みや特徴について、説明してきました。

従来の課題の多いライセンス取得・管理方法を、ブロックチェーン技術を使うことで、改善していくPo.etの取り組みを応援したくなった方も多いのではないでしょうか。

Po.et(POE)の今後にも是非注目していってください。