目次

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  1. 仮想通貨SHIELD(シールド)とは?《XSH》
  2. 【プロジェクトの目的】SHIELD(シールド)《XSH》
  3. 【基本情報】仮想通貨SHIELD(シールド)《XSH》
  4. 【仕組みと特徴】仮想通貨SHIELD(シールド)《XSH》
  5. 【開発ロードマップ】仮想通貨SHIELD(シールド)《XSH》
  6. 【活発な広報活動】仮想通貨SHIELD(シールド)《XSH》
  7. 【資金調達】仮想通貨SHIELD(シールド)《XSH》
  8. 【取り扱い取引所】仮想通貨SHIELD(シールド)《XSH》
  9. 【まとめ】仮想通貨SHIELD(シールド)《XSH》とは
Large shild logo

公式マスコットキャラクターの「シエル君」に、当記事を取り上げていただきました!

SHIELD(シールド)は、2017年、仮想通貨Verge(バージ)のソースコード(仕組み)を一部利用して誕生した仮想通貨です。

匿名性が高く取引速度が速いといったVerge(バージ)の特徴を受け継いでいます。

2017年12月中頃のVergeの高騰をきっかけに、少しずつ注目されているようです。

まだ日本の取引所に上場しておらず、海外でも Stocks.exchangeTrade Satoshiなど、比較的マイナーな取引所でしか扱われていません。

SHIELD(シールド)は「匿名性」「耐量子性」「省電力性」の3つを同時に実現することを目的に作られた仮想通貨です。

では、SHIELDはなぜこのような特徴を備えているのでしょうか?

SHIELDはホワイトペーパーで、上記3つに関連し、現在のブロックチェーンの3つの課題を挙げています。

  1. プライバシー
  2. 量子コンピュータへの対策
  3. 莫大な消費電力

また、それぞれの課題について、下記のように言及しています。

①プライバシー

最近、企業や政府がユーザーの消費活動を追跡できないようにして、ユーザーの匿名を守ると謳う暗号通貨が生まれています。ですが、それらの暗号通貨の多くは、謳い文句ほどの匿名性を保てていませんし、スケーラビリティと現実性にも欠けているか、未完成です。

SHIELD FUTURE-PROOFING THE BLOCKCHAIN

ビットコインを始めとした、多くの仮想通貨では、取引履歴がブロックチェーン上に記録されています。

この取引履歴から、個人を特定するのはほぼ不可能です。

しかし、『誰(どのアドレス)から、誰(どのアドレス)送金されたか』は公開されているため、完全な匿名とはいえないのではないかと言われています。

②量子コンピュータへの対策

その一つは、現在の暗号技術が量子コンピュータによるクラックに大変弱いことです。多くの暗号通貨が量子コンピュータによるブロックチューンの破壊を受ける恐れがあります。

SHIELD FUTURE-PROOFING THE BLOCKCHAIN

量子コンピューターは、現在の一般的なコンピュータの1億倍もの計算力をもつともいわれています。

そのため、51%問題と呼ばれる、取引データの改ざんや不正取引といった危険性が非常に高くなってしまうのです。

③ 莫大な消費電力

さて、我々が見つけたもう一つの問題は「Proof of Work(PoW)」プロトコルを用いるビットコインや他の暗号通貨のマイナーがコインのマイニングとトランザクションの承認に莫大な電気を消費することです。

SHIELD FUTURE-PROOFING THE BLOCKCHAIN

コンセンサスアルゴリズム、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)は、「誰がブロックの生成を行なうのか」を決定するための、合意形成方法です。

このPoWは、ビットコインはじめ、多くの仮想通貨に採用されています。

PoWは、短時間に膨大な量の計算を行ない、最初に正解の値を見つけた人が、ブロックを生成して、報酬をもらえる仕組みになっています。

そのため、多くの作業者たちが計算リソースをフル稼働させ、膨大な電力とそれに伴う電気代が消費されているのです。

中国の大手マイニング事業者、Bitmain社の、あるマイニングプールの毎月の電気代は、1億3,500万円にものぼるとされています。


まとめると、現在のブロックチェーン技術は、

・利用者にとっては、取引情報の機密性が不十分である
・また将来的には、量子コンピュータの登場によって破壊されうる
・ さらに、ブロック生成に莫大な電気を使用しており、経済的・環境的に大きなコストを払っている

といった問題があります。

それらの課題をまとめて解決する可能性を秘めているのが、SHIELD(シールド)なのです。

通貨名(通貨単位) SHIELD(XSH)
総発行枚数 660,000,000枚(6.6億枚)
流通枚数(2018年2月4日時点) 481,707,542枚(約5億枚)
コンセンサスアルゴリズム PoW(PoSに移行予定。2018年7~9月頃)
ブロック生成時間 45秒
トランザクション/秒(最大) 327 tx/s
トランザクション/秒(最小) 61 tx/s
マイニング報酬 0.05 XSH/kB
その他 ICOなし、プレマイニングなし

先述した3つの課題を解決するために、SHIELD(シールド)は3つの技術を導入しています。

  1. 耐量子アルゴリズム
  2. 《匿名技術》Private Send(プライベートセンド)
  3. 《コンセンサスアルゴリズム》PoS Boo

それぞれの特徴を解説していきます。

まず、1つ目の技術が、量子コンピューターによる取引データの改ざんを防ぐ「耐量子性アルゴリズム」です。

SHIELD(シールド)は、「Lamport(ランポート)署名」、「Winternitz(ウィンターニッツ)署名」または「BLISS(ブリス)署名」と呼ばれる署名方法を、採用するアルゴリズムの候補としてあげています。

いずれの署名方式についても、従来のブロックチェーンと同様に「公開鍵暗号化」や「ハッシュ関数」といったものを実装しているのは同じです。

例えば、Lamport署名の場合は複数のハッシュ関数を採用することで、量子コンピュータでも解読に相当な時間を要するような設計となっています。
また、BLISS署名に関しては、同じく耐量子性として最近注目されている仮想通貨Cardano(ADA)も採用を検討しています。

Lamport(ランポート)署名

ここでは、Lamport(ランポート)署名について、図解を用いて詳しくご説明いたします。

  • 秘密鍵と公開鍵の作成
  • 署名と検証
  • 量子耐性
【秘密鍵と公開鍵】Lamport(ランポート)署名

まず、秘密鍵と公開鍵を作成します。

秘密鍵として、256対、512個の乱数を作成し、その乱数すべてをハッシュ化(暗号化)した値を公開鍵とします。

Lamport(ランポート)署名①

【署名と検証】Lamport(ランポート)署名

送金を行う際は、秘密鍵を使用して署名をする必要があります。

Lamport署名の場合、下記のような流れで署名を行います。

  • まず、メッセージをハッシュ化する
  • 次に、そのハッシュ値を2進数に変換
  • 先ほど作成した、秘密鍵の乱数の表と対応させ、「0=a」、「1=b」として、先ほどの2進数を前から256個(ビット)変換する

対応する256個の乱数を公開し、署名とします。

Lamport(ランポート)署名②

検証作業として、上記規則に従って、ハッシュと署名の値を照合し、署名が正しいか確認することになります。

【量子耐性】Lamport(ランポート)署名

このように、256対の乱数で秘密鍵を作成しているため、秘密鍵をみつけるためには256個の乱数をハッシュから求める必要があるのです。

また、量子コンピュータは、ハッシュ値から元の値を求めるのに、約1分必要とされています。

つまり、256個の乱数をハッシュ値から求めるには、単純計算で256分を要します。

そのため、量子コンピュータが開発された環境下でも、Lamport署名は安全性が高いと考えられているのです。

Lamport(ランポート)署名③

2つ目のキーワードは「《匿名技術》Private Send(プライベートセンド)」。 SHIELD(シールド)は、同じく匿名通貨であるDash(ダッシュ)が採用している「PrivateSend」を使用することで、匿名性を実現しようとしています。

PrivateSend(プライベートセンド)とは、簡単に言うと、複数の送金依頼を一つの大きなプールに入れてごちゃ混ぜにし、誰から誰に送られたものかわからなくする仕組みです。

Private Send(プライベートセンド)ーSHIELD

これが、プライベートセンドの全体像ですが、さらに詳しくこのプラベートセンドの仕組みをみていきましょう。

下の図で、プライベートセンドの仕組みを手順を追って解説しているのでご覧ください。

プライベートセンドでは、以下の手順を踏んでから、受取人に送金をするので、第三者から「誰が送金したのか」という情報を隠しているのです。

【マスターノードとは】プライベートセンド(Private Send)

プライベートセンドを実現するために、マスターノードと呼ばれる、取引承認を専門に行う特定のノードが存在しています。

ノードとは、ネットワークに接続されている、PCや携帯等の端末のことです。

マスターノードは、取り引きの承認を行うノードであり、誰にでもなる権利はありますが、以下の条件を満たす必要があります。

  • 200,000XSH以上を担保
  • 専用のIPアドレス
  • 24時間端末を稼動する

また、マスターノードとして取引の承認作業を行うと、報酬としてブロック報酬(手数料や新規発行)の一部が分配されるので、マスターノードになるというインセンティブが働くのです。

先程のプライベートセンドの図を、より詳しく説明したのが下の図です。

Private Send(プライベートセンド)ーSHIELD

最後に紹介する技術は、「《コンセンサスアルゴリズム》PoS Boo」です。

SHIELD(シールド)は、コンセンサスアルゴリズムと呼ばれる「誰がブロックを生成するかを決定する合意形成方法」として、PoS(プルーフオブステーク)を採用しています。

PoSは、簡単にいうと、保持しているコインの枚数に応じて、有利にマイニングができたり、ブロック生成の権利を得ることができるアルゴリズムです。

すべてのマイナーが平等に、膨大な計算問題を行ない、電力を消費するPoW(プルーフオブワーク)よりも、経済的・環境的コストの少ない仕組みといえます。

PoSにもいくつか種類がありますが、中でもSHIELDは、EthereumのPoSアルゴリズムである「Casper」をモデルとした、独自のPoSアルゴリズムを開発中で、SHIELD Booと呼ばれています。

《51%問題の解決》PoS Boo

EthereumのPoS(プルーフオブステーク)であるCasperは、PoWやPoSといったコンセンサスアルゴリズムが潜在的にもつ「51%攻撃」という問題の解決を目的としています。

51%攻撃は要約すると、ブロックチェーンネットワーク内の51%以上のリソースを占有している場合、そのネットワークを自由自在に操れる可能性がある、というものです。

この場合のリソースとは、PoWの場合はコンピュータリソースであり、PoSの場合はコインの保有量を指します。

Casperは、PoSのネットワークにおいて、もし仮に51%攻撃をしようとする者がいれば、その者のコインをすべて没収するという仕組みです。 SHIELDはこの仕組みを活用することで、ブロック生成者にとって低コストかつ安全なコンセンサスアルゴリズムを実現しようとしています。

気になるPoSへの移行時期ですが、2018年7月〜9月頃を予定しています。

SHIELD(シールド)の開発ロードマップは、およそ3ヶ月周期のプロジェクト単位で区切られており、それぞれのプロジェクトにテーマがある特徴的なものとなっています。

ロードマップの中には、今回ご紹介した技術や特徴以外にも、スマートコントラクトやシャーディング(分散管理)の実装など、期待感の高い内容が含まれています。

Project Billfold

  • Windows/Linuxのウォレットの実装
  • Mac OSのウォレット実装の検討

Project Globalize

  • 複数通貨に対応したiOS/Androidウォレットの実装

Project Au Courant

  • SHIELD公式ウェブサイトのユーザビリティの向上
  • SHIELDロゴのリニューアル

Project Integrate

  • SNS上でのチップ(投げ銭)システムの導入

Project Perdu

  • 匿名性及びプライバシーの強化

Project Boo

  • PoSおよびマスターノードの実装

Project Smart

  • RSKスマートコントラクトの実装

Project Sharding

  • シャーディング(分散管理)機能の実装

Project SHIELD

  • SHIELD(XSH)の耐量子アルゴリズムによる取引の実現

仮想通貨SHIELD(シールド)は、海外だけでなく日本でも広報活動が活発で、Twitterはもちろんの事、Discordや日本有志によるWikiページなど、さまざまなメディアで情報が発信されています。

また、特に日本版Twitterでは、SHIELDのマスコットである「シエル君」がファンクラブアカウントで看板キャラクターとなっています。

メディア URL
Twitter(海外版) https://twitter.com/SHIELDcurrency
Twitter(日本版) https://twitter.com/SHIELDcoinJP
Discord(海外版) https://discordapp.com/invite/kgSXKrV
Discord(日本版) https://discordapp.com/invite/Tg7RmCg
Wiki(日本版) https://www65.atwiki.jp/cryptoshield/pages/1.html
Bitcointalk https://bitcointalk.org/index.php?topic=2234453
Reddit https://www.reddit.com/r/SHIELDCOIN/
Github https://github.com/ShieldCoin/SHIELD

これがシエル君。SHIELD(シールド)ファンクラブTwitterの看板キャラクターです。

日本SHIELDファンクラブTwitterはコチラ

rainとは、Discordというチャットツール内にて、特定のコミュニティにログインしている人全員に、通貨をバラまく方法です。

仮想通貨のXPのコミュニティでrainは行われており、バラまくことで、コミュニティを広げたり、またはコミュニティの結びつきを強める効果があります。

SHIELD(シールド)のDiscordでも、rainは行われているようです。

そのコミュニティの結びつきも、SHIELDのメリットの一つといえるかもしれません。

SHIELD(シールド)の開発チームは、マスターノードやマイニングで得た報酬の一部を、開発やマーケティング活動の費用として使用する可能性があるとしています。

また、支援コミュニティからの寄附も受け入れており、ロードマップ達成のために使われます。

多くの仮想通貨と異なり、ICOやプレマイニングを行なっていないのは特筆すべき点でしょう。

プレマイニングとは、仮想通貨のはじめのブロックに誰がいくら持っているかをあらかじめ記載し、コインが新規発行された時点で、開発者自身やその他の参加者が受け取れるようにする設定を指します。

現在SHIELD(シールド)を取り扱っている仮想通貨取引所と、取扱い通貨は以下の通りです。

通貨ペア Stocks.exchange CoinExchange TradeSatoshi CryptoBridge
XSH/BTC
XSH/BCH - - -
XSH/ETH - - -
XSH/DOGE - - -
XSH/MONA - -
XSH/LTC - -
XSH/XP - -
XSH/ZNY - -

取引所間で比較すると、

  • Stocks.exchange は取引量が1番多い!
    1日の取引量は全SHIELDのうち50%強です(2018年2月4日時点)。
  • CoinExchange と CoinBridge は取扱い通貨が豊富!
    最近注目されているXP(Experience Points)建ての取引が可能です。

また、上記以外の取引所でも、 フィアット通貨(USD)建てでXSHの取引ができる southXchange という取引所もあります。

XSH取り扱いの取引所について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

現在のブロックチェーン技術の抱える問題を解決する形で生まれたSHIELD(シールド)。 特徴をおさらいすると、

  • Dashの高機能な匿名性機能(PrivateSend)
  • 数少ない耐量子アルゴリズム
  • Ethereumの最新のPoSアルゴリズム(Casper)を応用した独自アルゴリズム(SHIELD Boo)

以上さまざまな通貨の技術を吸収・応用し、また耐量子アルゴリズムを備えた次世代の通貨として、将来性がとても高いと言えるでしょう。