目次

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  1. IoT向けのプロジェクトWaltonchain(ウォルトンチェーン)
  2. 【開発目的と用途】仮想通貨Waltonchain(WTC)
  3. Waltonchainのコンセンサスアルゴリズム:Proof of Stake Trust(PoST)
  4. 【特徴】仮想通貨Waltonchain(WTC)
  5. 【今後】仮想通貨Waltonchain(WTC)
  6. 【取引所】仮想通貨Waltonchain(WTC)
  7. 【ウォレット】仮想通貨Waltonchain(WTC)
  8. 【まとめ】仮想通貨Waltonchain(WTC)
Large waltonchain

2018年は、IoT向けの仮想通貨の価値が上がるという噂があることから、Waltonchainが気になっている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、

『Waltonchainの概要を知りたい』 『Waltonchainの今後について知りたい』

という方を対象に、Waltonchainの開発目的や用途、特徴や今後についてご紹介します。

まずは、開発目的と基本情報を確認していきましょう。

Waltonchainとは、VIoT(Value Internet of Things)の実現を目指す中国のプロジェクトで、プロジェクト内で使用される仮想通貨がWalltonCoin(WTC)です。

IoT(Internet of Things)を耳にしたことがある方はいらっしゃるかもしれませんが、VIoTとは、簡単にいうとIoTにブロックチェーン技術を応用したもののことを指します。

それでは、Waltonchainが実現を目指すVIoTとは何か紐解いていきましょう。

IoTとは、モノにセンサーなどの電子デバイスを組み込むことでインターネット回線と接続し、利用者が遠隔地から操作したり、直接通信して動かしたりできる仕組みのことを指します。

IoTの話が出てきた際には、モノとセンサーとインターネットが組み合わさることであると思い出して頂ければ分かりやすいでしょう。

センサーが入っていないモノはインターネットとつなげることができませんので、この3つがIoTにとって必須項目であるといえます。

IoTの具体例

ブルドーザーなどの重機を製造している日本の大手メーカーは、製品にセンサーを内蔵して、世界中どの地域でどのように稼働しているかを確認できるようにしています。

これなどはIoTの分かりやすい例で、従来は重機が盗難された際、発見がしやすいようにセンサーが組み込まれましたが、最近は世界のどの国、どの地域でブルドーザーなどが活発に動いているかを確認する目的で使われています。

ブルドーザーなどの稼働率が高い国は経済状況が良い可能性が高く、この重機メーカーは製品が活発に動いている地域の経済が拡大すると予想し、経営資源を投入する際の判断材料にするため、IoTを活用しています。

VIoTとは、IoTの課題を解決するためにブロックチェーン技術を応用したものです。

IoTの課題

  1. サーバー側に処理が集中
    →データが捌き切れないという問題
  2. 高信頼性とセキュリティの確保
    →システムダウンやハッキングリスク
  3. データの寡占化
    →集権化
  4. プライバシー保護

ホワイトペーパーによれば、Waltonchainはブロックチェーン技術を活用することで、データの分散化や改ざん耐性、ゼロダウンタイムなどのブロックチェーンの特性を生かし、IoTの課題を解決したVIoTの実現を目指しているのです。

つまり、Waltonchainの開発目的とは、VIoTの実現で、用途はIoT分野への活用と考えられます。

では、開発目的と用途を理解したところで、プロジェクトの基本情報を確認していきましょう。

ティッカー WTC
開発組織 Waltonchain Foundation
コンセンサスアルゴリズム Proof of Stake Trust
取引の承認時間 1分
発行上限 1億WTC
公式サイト Waltonchainの公式サイト
ホワイトペーパー Waltonchainのホワイトペーパー

Waltonchainでは、独自のコンセンサスアルゴリズムProof of Stake Trustを活用しているのですが、Proof of Stake Trustとは、どういうコンセンサスアルゴリズムなのでしょうか。

次の段落では、Proof of Stake Trustについてご紹介します。

Proof of Stake Trustとは、Proof of Stakeの改良版のコンセンサスアルゴリズムです。

PoSでは、『コインの保有量』や『コインの保有期間』に応じて、取引データをまとめたブロックの、ブロックチェーンへの追加のしやすさが左右されていました。

これらの要素に加えて、PoSTでは『ネットワーク参加者の評価』をブロックの追加のしやすさの要件に加えました。

PoSTでは、「参加者の評価」を要件に追加したことで、PoSと比較した時に以下のメリットがあります。

  1. ユーザーに健全なシステムの利用を促す
    →評価を下げたく無いというインセンティブが働く
  2. セキュリティレベルの上昇
    より「良い参加者」が生成したブロックを追加するから

Waltonchainには、以下の4つの重要な技術的要素(特徴)があります。

  1. RFID
  2. 親チェーンと子チェーン(サブチェーン)
  3. スマートコントラクト
  4. Walton Coin(WTC)

それでは、これらの要素を紐解き、Waltonchainの特徴を確認していきましょう。

RFIDとは「Radio Frequency Identification」の略称で、Charlie Walton(チャールズ・ウォルトン)が生みの親といわれています。

RFIDのシステムには、RFIDタグと、RFIDリーダー(読み取り装置)があり、モノに埋め込んだタグの、生産地や輸送経路などの電子データを読み取るための技術で、SuicaやPASMOなどで活用されています。

RFIDはIoTにおいて、センサーの役割を果たすことが多く、ラベルを読み取るだけで、生産地や輸送経路を確認できるのはRFIDのおかげです。

RFIDには、セキュリティ面の課題や処理速度などの課題があるのですが、Waltonchainでは、改ざん耐性や処理速度の高いブロックチェーン技術を活用することでRFIDの課題を解決しようとしています。

画像引用元:Blockstream:Sidechains

Waltonchainでは、オリジナルの親チェーン(Waltonchain)以外に、ネットワーク参加者が構築する子チェーンを活用しています。

Waltonchainでは、親チェーンと子チェーンと表現していますが、これはサイドチェーンと考えられます。

サイドチェーンとは、単一のブロックチェーンにはなかった機能の実装や、スケーラビリティ問題の解決手段の一つとして提案されている技術・概念でありWaltonchainやビットコインなどのメインのブロックチェーン(画像左)と接続された、別のブロックチェーン(画像右)のことです。

Waltonchainの親チェーンでは、PoSTに基づくトランザクションの管理や、後述するスマートコントラクトの実行がおこなわれています。

一方、子チェーンで、参加者は独自トークンの発行やコンセンサスアルゴリズムの選択などで、用途に応じて自由にカスタマイズすることが可能です。

Waltonchainは子チェーンの仕組みを取り入れることで、目的にあった最適なブロックチェーンを構築可能というメリットを参加者に提供しています。

Waltonchainの親チェーンでは、スマートコントラクトが実装されています。

スマートコントラクトとは、(取引の)契約を人の手を介さず、自動で実行させる仕組みのことです。

自動販売機の例

自動販売機では、お金をいれボタンを押せば、人の手を介さずに飲み物が自動的に提供されます。

すなわち『十分なお金をいれボタンを押せば飲み物が手に入る』という契約が、人を仲介せずに実行されているのです。

Waltonchainには、コインを管理する一般アカウントと、スマートコントラクトの手順を管轄しているスマートコントラクトアカウントが存在するのですが、このスマートコントラクトアカウント宛に契約を記載したトランザクションを作成すれば、契約が自動で実行されます。

Walton Coinは、Waltonchain(親チェーン)で活用される独自通貨で、以下の用途で使用されます。

  1. 子チェーンの構築
  2. 分散型取引所の基軸通貨
  3. 支払いや担保金

分散型取引所とは、DEX(Decentralized Exchange)とも呼ばれ、中央管理者が存在せず、ブロックチェーンネットワーク上で仮想通貨やトークンのやり取りをする仕組みのことす。

ちなみに、bitFlyerやCoincheckは中央集権取引所「CEX(Centralized Exchanges)」といわれています。

WTCは、子チェーン構築する際に必要になり、 子チェーン間のデータ転送や資産交換時に、WTCがシステム手数料として消費されます。

また、子チェーン間のそれぞれの独自通貨は、Waltonchain(親チェーン)上の分散型取引所で交換されるのですが、そこではWTCを独自通貨として活用することが可能です。

さらに、ある子チェーン内で使用されている独自トークンを持っていない際に、WTCを担保金として活用することができます。

ここまで、Waltonchainの開発目的や用途、技術的特徴を確認してきましたが、Waltonchainの概要は理解できたのではないでしょうか。

概要を理解したところで、Waltonchainで今後予定されている、機能実装などの施策をご紹介していきます。

Waltonchainのホワイトペーパーによると、プロジェクトは今後、以下4つの段階を経て、VIoTの実現を目指すようです。

  1. プロジェクトフェーズ1.0
    →ファッション業界向けのプロジェクト
    このフェーズでは、独自のRFIDビーコンチップの研究開発を行います。 ※ビーコンチップとは、位置情報を知らせるための発信器のこと
  2. プロジェクトフェーズ2.0
    →B2C向けのプロジェクト
    RFIDチップを大量生産し、既存の小売業や物流業界に活用
  3. プロジェクトフェーズ3.0
    →製品メーカー向けのプロジェクト
    材料の購入や組み立てなどの生産段階の情報をブロックチェーンで管理することで、品質の管理や偽造品の排除を目指します。
  4. プロジェクトフェーズ4.0
    →Waltonchainの改善やアップデートのフェーズ
    改善をすることで、世の中のあらゆるモノがWaltonchainで管理可能することを目指しています。

Waltonchainのホワイトペーパーによると、プロジェクトは今後、以下4つの段階を経て、VIoTの実現を目指すようです。

  1. プロジェクトフェーズ1.0
    →ファッション業界向けのプロジェクト
    このフェーズでは、独自のRFIDビーコンチップの研究開発を行います。 ※ビーコンチップとは、位置情報を知らせるための発信器のこと
  2. プロジェクトフェーズ2.0
    →B2C向けのプロジェクト
    RFIDチップを大量生産し、既存の小売業や物流業界に活用
  3. プロジェクトフェーズ3.0
    →製品メーカー向けのプロジェクト
    材料の購入や組み立てなどの生産段階の情報をブロックチェーンで管理することで、品質の管理や偽造品の排除を目指します。
  4. プロジェクトフェーズ4.0
    →Waltonchainの改善やアップデートのフェーズ
    改善をすることで、世の中のあらゆるモノがWaltonchainで管理可能することを目指しています。

この4つの段階を経て、Waltonchainが目指すVIoTが実現するのか、今後の動向に注目していきたいと思います。

次の段落からは、WTCを扱う取引所やウォレットについてご紹介します。

ここまでの内容をご覧になり、WTCを購入したいという方はぜひご覧ください。

Waltonchainの独自通貨WTCは、Cryptocurrency Market Capitalizations(2018/6/14時点)で確認できるだけでも、以下の8か所の海外取引所で取り扱いがされています。

※WTCを取り扱っている日本の仮想通貨取引所はないため、海外の取引所で購入する必要があります。

BInance Cobinhood
Coinnest COSS
HitBTC Kucoin
LATOKEN OKEx

中でも、エイダコインの取引高が多い、上位3つの取引所は以下の通りです。

  1. OKEx
  2. Binance
  3. LATOKEN

取引高ランキングは、6/14時点のデータに基づいています。

取引高が多いということは、取引の成立が多く、流動性があり、自分の注文が成立しやすい傾向にあるということなので、これからWTCを購入しようとしている方は、取引高の高い取引所で取引を開始するのがおすすめです。

Waltoncoin(WTC)は、Waltonchainの公式ウォレットか、MyEtherWalletで管理することが可能です。

Waltonchain専用の公式ウォレットとMyEtherWalletには、PC(WindowsとMacに対応)で管理するデスクトップ型ウォレットがあります。

公式ウォレットはiOSとAndroid向けのモバイルウォレットも提供しており、MyEtherWalletは携帯(Androidのみ)からもアクセスすることが可能です。

国内では、Mt.Gox(マウントゴックス)社の倒産や、Coincheck(コインチェック)から約580億円相当のネム(XEM)が不正アクセスによって紛失した事件をきっかけに、仮想通貨を取引所ではなく自分のウォレットで安全に管理しようという方が増加しているのではないでしょうか。

取引所にWaltoncoinを預けているのは不安で、自分のウォレットで管理したいという方は、こちらのWaltonchain公式HP:Walletか、MyEtherWallet公式HPから作成ください。

Waltonchainはブロックチェーンの時代に適した仮想通貨として登場し、VIoTを実現するためのプラットフォームで、プラットフォーム内の独自通貨がWTCでしたね。

Waltonchainは、RFIDやサブチェーン、スマートコントラクトを活用することで、 IoTの課題を解決したVIoTを目指しています。

ブロックチェーンとIoTは相性が良いといわれていて、Waltonchain以外にもIoTAやイーサリアムクラシックなど、様々なプロジェクトがあります。

2018年はIoT向けのサービスの通貨の価値が上昇するといわれることもあり、今後Waltonchainの価格やプロジェクトがどう評価されるのか注目しておくのも良いでしょう。