目次

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  1. マイイーサウォレット(MyEtherWallet)とは
  2. 【メリット】マイイーサウォレット(MyEtherWallet)
  3. 【デメリット(注意点)】マイイーサウォレット(MyEtherWallet)
  4. 【作成/登録方法】マイイーサウォレット(MyEtherWallet)
  5. 【使い方】マイイーサウォレット(MyEtherWallet)
  6. 【まとめ】マイイーサウォレット(MyEtherWallet)
Large myetherwallet

イーサリアムを管理することが可能なマイイーサウォレット(MyEtherWallet)。

イーサリアムだけではなく、イーサリアムクラシックや後述するERC20トークンを管理できることから人気を集めています。

この記事にたどり着いた方は

「マイイーサウォレットって何?」
「マイイーサウォレットの特徴とは?」
「マイイーサウォレットの作成方法や使い方が知りたい」

など、様々な疑問・ニーズをお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、マイイーサウォレットの基本情報や特徴などの概要から、作成方法や使い方など、マイイーサウォレットに関する情報を網羅的に、わかりやすく解説していきます。

まずはマイイーサウォレットの概要からご紹介しますが、マイイーサウォレットの特徴は知っているから、作成方法や使い方を知りたいという方は、【作成/登録方法】マイイーサウォレット(MyEtherWallet)【使い方】マイイーサウォレット(MyEtherWallet)の段落からご覧ください。

イーサリアムの特徴など詳しく確認したい方は下記関連記事「イーサリアムとは?」の記事からご確認ください。

マイイーサウォレット(MyEtherWallet)はイーサリアムや、イーサリアムベースのトークンを保管できる代表的なウォレットです。

MacやWindowsなどのPCで使用可能なデスクトップウォレットで、一部のAndroid端末でも作成ができます詳細は後述

以下、マイイーサウォレットの対応通貨などの基本情報になります。

サービス名 マイイーサウォレット
種類 デスクトップウォレット
(一部Android端末に対応)
対応コイン イーサリアム
イーサリアムクラシック
任意のERC20トークン(※)

ERC20とは、Ethereum Request for Comments: Token Standard #20(イーサリアムのトークンに関する提案の20番目のコメント)の略称で、イーサリアムでトークンを発行するための規格のことで、ERC20を基に作成されたトークンがERC20トークンです。

ERC20トークンには、Augur(REP)やGolem(GNT)、BinanceCoin(BNB)などが該当します。

マイイーサウォレットは、イーサリアム以外にも、イーサリアムクラシックやERC20トークンに対応していることから人気を集めています。

では、そんなマイイーサウォレットのメリットやデメリットは一体なんでしょう。

次の段落で、マイイーサウォレットの特徴(メリット・デメリット)を紐解いていきたいと思います。

マイイーサウォレットのメリットとしてあげられるのは、以下の4点です。

  1. 日本語に対応
  2. 取引所のウォレットよりも安全
  3. ICO通貨を保管できる
  4. ハードウェアウォレットとの連携が可能

ICOやハードウェアウォレットなどの用語については、それぞれの見出し内で解説しています。

マイイーサウォレットは日本語に対応しているため、英語が苦手という方でも気軽に使うことができます。
日本語や英語以外にも、スペイン語やイタリア語、中国語など、計24カ国語に対応しています

仮想通貨関連のサービスは英語対応のみ、または英語か中国語となっているものが多いため、日本語に対応しているのはそれだけで大きなメリットと言えるでしょう。

マイイーサウォレットは、取引所のウォレットと違い、第三者のサーバー上に秘密鍵(仮想通貨を使用するのに必要な鍵のことで、銀行口座でいう暗証番号。)を保管しません。

そのため、マイイーサウォレットのサーバーがハッキングを受けたとしてもウォレットの中身が盗まれてしまうということがないのです。

国内では、Mt.Gox(マウントゴックス)社の倒産や、Coincheck(コインチェック)から約580億円相当のネム(XEM)が不正アクセスによって紛失した事件をきっかけに、仮想通貨を取引所ではなく自分のウォレットで安全に管理しようという方が増加しているのではないでしょうか。

そんな方の中で、イーサリアムなどの通貨を自分で安全に管理したいという方には、マイイーサウォレットはおすすめです。

秘密鍵を保存しているPCなどの端末がウィルスによって操作された場合には、管理している仮想通貨が盗まれてしまう可能性があるのでご注意ください。

マイイーサウォレットはERC20トークンに対応しており、イーサリアム上で発行されたICOトークンを保管することができます。

ICOとは、仮想通貨を活用した資金調達のことで、プロジェクトを遂行したい企業や団体が、独自に発行した仮想通貨(トークンと呼ばれる)を販売して行います。ICOは、Initial Coin Offeringの頭文字です。

マイナーなトークンであっても自分でウォレットに新しいトークンを追加することができるため、ICOなどを行う上では必須といっても過言ではないウォレットです。

ICOで投資する予定がある方は、マイイーサウォレットを準備しておくと役に立つ機会は多いでしょう。

ICOで発行されるトークンの追加の方法はカスタムトークンの追加方法の段落でご紹介します。

ハードウェアウォレットとは、仮想通貨を使用するのに必要な、秘密鍵やアドレスなどの情報を、独自の媒体(USB型やカード型があります)で管理するウォレットのことで、仮想通貨のウォレットの中で最もセキュリティの高いウォレットといわれています。

人気のハードウェアウォレットには、

  1. CoolWallet S
  2. Digital Bitbox
  3. KeepKey
  4. Ledger Nano S
  5. TREZOR

があるのですが、このうち、Digital BitboxとLedger Nano S、TREZORの3つのウォレットはマイイーサウォレットと連携させることで、ハードウェアウォレット内でイーサリアムやERC20トークンを管理できます。

マイイーサウォレットより、Digital Bitboxなどのハードウェアウォレットの方が安全といわれているため、送金や決済で使用する普段使い用の仮想通貨はマイイーサウォレットで管理し、貯蓄用の仮想通貨はハードウェアウォレットで管理するなどの使い分けをするのがおすすめです。

マイイーサウォレットのメリットを確認したところで、デメリット(注意点)を確認していきましょう。

マイイーサウォレットのデメリット(注意点)として、以下の2つがあげられます。

  1. 秘密鍵の紛失リスク
    →マイイーサウォレットに限った話ではないので、ご注意ください。
  2. iPhone/iPadでは使用できない

マイイーサウォレットはセキュリティが高く利便性も高いウォレットですが、秘密鍵を失くしてしまうと二度とウォレット内の仮想通貨を使用することができないので注意が必要です。

作成の際に、秘密鍵が表示されるのですが、この秘密鍵を忘れてしまったり、秘密鍵をメモした用紙を紛失してしまうとウォレット内に入っているイーサリアムなどの通貨は取り出せなくなってしまいます。

秘密鍵は大切に保管するようにしてください。

マイイーサウォレットは、iPhone/iPadでは作成することができません

MyEtherWallet公式HPで、iPhone/iPadで【Create New Wallet(お財布の作成)】をクリックすると以下の画面が表示されます。

このことからもわかるように、iPhoneやiPadではマイイーサウォレットを作成することができず、MacやWindowsなどのPCで作成する必要があるようです。

ちなみに、マイイーサウォレットの公式サイトに、iPhoneやiPadで作成できない理由を問い合わせたところ、「セキュリティ上の理由」から、iPhoneやiPadではなくコンピュータ(PCなど)を使用することをおすすめすると返事がきましたが、明確な理由はわかりません。

Moblockの編集者のAndroid端末(Galaxysc02j)で、試しにマイイーサウォレットを作成してみたところ、作成することができました。

一部のAndroid端末ではマイイーサウォレットが作成できない(公式からの発表ではないので注意)と言う情報もあるので、全てかどうかはわかりませんが、Android端末ではマイイーサウォレットを作成することができるようです。

マイイーサウォレットの基本情報や特徴などの概要をご紹介しましたが、ここまで記事をご覧の方の中には、マイイーサウォレットを「実際に作成したい」「使い方が知りたい」などの疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方のために、次の段落からマイイーサウォレットの作成(登録)方法と入金やICO通貨の追加方法などの使い方を、画像とともにわかりやすく解説します。

マイイーサウォレットの作成(登録)方法の手順は、以下の4つのステップで完了します。

  1. 言語の変更とパスワード入力
    →今回は日本語に変更します。
  2. Keystoreファイルの保存
    →Keystoreファイルとは秘密鍵を保管したファイルのこと
  3. 秘密鍵の保管
  4. ウォレットの操作方法を選択

※ウォレットの作成自体は、3番目の「秘密鍵の保管」までの手順で完了します。

では、それぞれのステップを画像とともに確認していきましょう。

以下のMyEtherWalletのトップページの右上にあるプルダウンリストから日本語を選択することで、サイトを日本語対応させることができます。

言語を変更したら、【強固なパスワードを入力(9文字以上)】とある部分に自分の好きなパスワードを入力し【お財布の作成】をクリック。

【お財布の作成】をクリックすると、Keystoreファイルを保存するよう指示が出るので、【ダウンロード Keystoreファイル(UTC/JSON)】をクリック。

ダウンロードが完了したら、【わかりました。 続けます。】をクリックし、次の手順に進みましょう。

ダウンロード Keystoreファイル(UTC/JSON)】の下に、英文で注意書きがされているのですが、意訳(Google翻訳を参考)すると以下の通りです。

Do not lose it! It cannot be recovered if you lose it.
紛失しないでください!紛失しても元に戻すことはできません。

Do not share it! Your funds will be stolen if you use this file on a malicious/phishing site.
誰にも共有しないでください!このファイルを悪質な/フィッシングサイトで使用すると、ウォレット内の仮想通貨が盗まれてしまいます。

Make a backup! Secure it like the millions of dollars it may one day be worth.
バックアップをとってください!秘何百万ドルものお金を管理するのと同じように、しっかりと保管してください。

【わかりました。 続けます。】をクリックすると、秘密鍵が表示された画面に遷移します。

秘密鍵をコピーし(後で使用するため)、メモをするか、【お財布情報(ペーパーウォレット)を印刷】を選択し、秘密鍵を大切に保管しましょう。

破損や紛失時に備えて、メモや印刷したペーパーウォレットは複数残しておくのがおすすめです。

ちなみに、【お財布情報(ペーパーウォレット)を印刷】をクリックすると、以下の画面に遷移するので、印刷を実行してください。

左に表示されている、【Your Address】とは、イーサリアムにおいて送金先を特定するため識別子として使用される文字列のことで 、銀行で例えると、口座番号のようなものです。

QRコードは、アドレスと秘密鍵とそれぞれ対応しています。

秘密鍵を保管したら、画面下にある【アドレスを保存してください】をクリックし、最後のステップに進みましょう。

【アドレスを保存してください】をクリックすると、ウォレットの操作方法を選択する画面に遷移します。

(今回は秘密鍵を使用して、ウォレットを操作する方法を紹介します)

秘密鍵を選択し、先ほどコピペした秘密鍵を右下の入力画面に貼り付け、【解錠】をクリック。

解錠】をクリックし、下にスクロールすると自分のアカウント情報(アドレスや秘密鍵、アカウントの残高など)が以下の画面のように表示されます。

以上で、マイイーサウォレットの作成方法は終了です。

次に、マイイーサウォレットの使い方について簡単にご紹介します。

ここでは、マイイーサウォレットの使い方として、以下の2点についてご紹介します。

  1. 送金方法
  2. ICO通貨の追加方法
    マイイーサウォレットでは、カスタムトークンの追加といいます。

それでは、それぞれの方法について画像と一緒に確認していきましょう。

マイイーサウォレット公式HPにアクセスし、【Ether/トークンの送出】をクリック。

② 【秘密鍵】を選択し、自分の秘密鍵を入力し、アカウントを表示させる。

③ 以下の画面が表示されるので、送金先のアドレスと送金数量、手数料を調整(※)し、【トランザクションを生成】をクリック。

※送金したい仮想通貨は、【送出数量】の隣のプルダウンから変更可能です。

④ トランザクションが生成されるので、【トランザクションを送出】をクリック。

⑤ 最終確認画面が表示されるので、トランザクションに誤りがなければ、【はい、問題ありません!処理を実行します】をクリック。

以上で、マイイーサウォレットから仮想通貨を送金する手順は終了です。

次は、カスタムトークンの追加方法を確認していきましょう。

マイイーサウォレット公式HPにアクセスし、【お財布情報の確認】から、秘密鍵を利用してアカウントを表示させましょう。

② 自分のアカウント情報を表示させたら、右下の赤枠部分の囲んだ【トークン残高】の中にある【ethploler.io】を選択

以下、拡大画面になります。

③トークン残高の下の英文の箇所、You can also view your Balances on https://etherscan.io or ethplorer.io(残高はEtherScan、またはEthplolerからも確認できます)から【ethploler.io】を選択し、以下の画面に遷移してください。

④右上の検索ボックス(赤枠部分)に、仮想通貨のシンボル(イーサリアムでいうところの「ETH」)を入力し検索。今回は、Candyという仮想通貨のシンボル「CANDY」で検索しましたが、実際にやるときは自分の欲しい・管理したい仮想通貨のシンボルを入力してください

⑤入力すると以下の画面が表示されるので、赤枠で囲んだ「トークン契約アドレス」、「シンボル」「ケタ数」をコピペやメモで保存してください。

⑥ 先ほどのトークン残高の画面に戻り、【カスタムトークンを追加】をクリック。

このとき、【カスタムトークンを追加】の横にある、【Show ALL Tokens】もクリックしておきましょう。

以下の画面が表示されるので、トークン契約アドレスやトークンシンボル、ケタ数を入力し、【保存する】をクリックすると、トークンが追加されます。

以上の手順を踏めば、カスタムトークンが追加され、送金が行えるようになります。

参考

先ほど、ERC20トークンの例で紹介した、Augur(REP)やGolem(GNT)、BinanceCoin(BNB)は、デフォルトでマイイーサウォレットに追加されています。

そのため、【Show ALL Tokens】を選択し、下にスクロールし、【Click to Load】をクリックすればマイイーサウォレットへの追加が可能です。

※BNBを追加したい場合

MyEtherWallet(マイイーサウォレット)はイーサリアムやイーサリアムクラシック、ERC20トークンを保管することのできるデスクトップウォレットでしたね。

取引所が提供するウォレットに比べるとセキュリティが高い反面、秘密鍵を失くしてしまうと二度と使用できなくなる危険性があるので注意が必要です。

ICO通貨などイーサリアム上で発行されたERC20トークンを利用したい場合や、ハードウェアウォレットを活用するときには必要となるウォレットであるため、ICOに興味のある方やハードウェアウォレットを活用したいという方はマイイーサウォレットを作成しておくのが良いでしょう。

また、マイイーサウォレット以外のウォレットもきになるという方は、以下の「イーサリアムのウォレット12選比較」の記事をご覧ください。