目次

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  1. スマートコントラクトとは何か?
  2. ブロックチェーン技術とスマートコントラクト
  3. イーサリアム(ethereum)スマートコントラクトを実現するプラットフォーム
  4. 【Augur(オーガー)】スマートコントラクトを実装したアプリケーション事例
  5. <まとめ>スマートコントラクト
Large smartcontract

イーサリアム(ethereum)ネオ(NEO)などに実装されている、スマートコントラクトをご存知でしょうか。

スマートコントラクトという言葉は聞いたことはあるけれども、

「どのようなものなのか仕組みを知りたい」
「スマートコントラクトで何ができるの?」

などといった疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

本記事では、スマートコントラクトとは何か、またどのようなことが実現するのかをご説明していきます。

スマートコントラクト(Smart Contract)とは、直訳すると賢い/洗練された契約という意味です。

契約内容とその執行条件を事前にプログラミングしておけば、執行条件が達成されたときに自動的にその取引が実行されるという仕組みです。

通信販売に例えて考えてみましょう。

「購入者が【商品を購入する】というボタンをクリックしたら、購入者から販売者へ指定の金額が送金され、購入者へ商品が発送される」
ということを事前にプログラミングをしておくと、自動的に実行される仕組みです。

つまり、コントラクト(契約)はプログラミングすることで実行する、プログラムであるということです。

このスマートコントラクトというプログラムは、ブロックチェーン上でプログラミングして実行させることができます。

ブロックチェーン上にプログラミングされたスマートコントラクトでは、以下のメリットが生まれます。

  • ブロックチェーンの特性上、契約内容の改ざんが困難であり、契約不履行の心配がない。
  • ブロックチェーン上の取引記録は誰でも確認することができるため、透明性が担保される。
  • 中央管理者(仲介者)を介さず自動で契約内容が実行されることで、決済期間の短縮や、コストの削減が可能。

先ほど例にあげた通信販売では、スマートコントラクトを実装させることで、中央管理者である通販サイトを通じてではなく、直接販売店から商品を購入することができます。

さらに、今までは購入者が先に商品の代金を支払い、入金が確認できたら商品が送られてくるという仕組みでしたが、改ざんや契約不履行の心配がないため、相手を信用することなく自動的に売買が可能になります。

次に、スマートコントラクトを使ったプロダクトのプラットフォームを実現する、【イーサリアム(ethereum)】についてご紹介します。

イーサリアム(ethereum)とは、誰でも自由に参加できる、分散型アプリケーションを構築するためのプラットフォームです。

分散型アプリケーション(dApps/Decentralized Applications)とは、中央管理者がいなくても自立して稼働する、ブロックチェーン技術を利用したアプリケーションのことです。

一方ビットコイン(bitcoin)は、政府や銀行などの中央管理者が存在しない、決済プラットフォームとして開発されました。

イーサリアムは決済だけでなく、スマートコントラクトをプログラミングすることで、誰でも自由に分散型のアプリケーションが開発でき、中央管理者なしにさまざまな契約の実行が実現します。

(イーサリアムに関する詳細は、以下の記事をご参考ください)

イーサリアム(ethereum)のブロックチェーン上では、すでに1000種類近くの分散型アプリケーション(dApps)の開発が進んでいます。

では、そのイーサリアム(ethereum)を活用した、アプリケーションの事例を見てみましょう。

イーサリアムベースのAugur

Augur(オーガー)とは、イーサリアムのスマートコントラクトを活用した、未来予測(賭け事)のためのプラットフォームです。

Augurは『占い師』という意味があり、胴元(運営元)がいない、非中央集権的な賭けを行うことができます。

例えば、「明日の試合で日本代表が勝てば1万円をAさんへ」という契約内容を組み込んでおくと、次の日に日本代表が勝利すれば、スマートコントラクトの機能によって、契約が自動で実行されます。

イーサリアムのスマートコントラクトを活用したAugurでは、運営が管理をする必要がなく、人件費を削減することが可能なので、賭け金の還元率が高くなるメリットがあります。

また、運営側の不正(レートの操作や賭け金の横領)の心配もありません。

Augur公式サイトはこちら

スマートコントラクト とは、ブロックチェーン上にプログラミングすることで実行するプログラムのことで、人の手を介さず、自動で契約を実行させることが可能であることがわかりました。

また、スマートコントラクトをブロックチェーン上で実行可能にすると、改ざんが困難、契約不履行の心配がない、透明性が担保される、決済期間の短縮、コストの削減といったメリットが多くあります。

スマートコントラクトを実装したイーサリアム(ethereum)では、今回ご紹介したAugerの他にも、分散型取引所(DEX)、ゲーム、著作権保護など、すでに多くのアプリケーションが開発されています。

さらに、イーサリアム以外にも、スマートコントラクトを実装可能な、分散型アプリケーション開発のためのプラットフォームが誕生しています。

今後もスマートコントラクトの実用化が進むことで、中央管理者を必要としないさまざまなサービスが誕生することが期待されます。