目次

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  1. NEO(ネオ)/ICOとは?
  2. NEOのプラットフォームを利用した主なICOプロジェクト
  3. 特定のプラットフォームで発行したトークンでICOを行う理由
  4. NEOベースのトークンでICOを行う理由
  5. NEOを利用したICOへの参加方法
  6. <まとめ>NEOを利用したICOプロジェクト
Large neo

仮想通貨NEO(ネオ)はイーサリアム(ethereum)と同様、スマートコントラクトの記述が可能な、分散型アプリケーションのプラットフォームです。

イーサリアムのプラットフォームを利用した、ICO(トークンを発行して資金調達をすること)プロジェクトは多くありますが、NEOのプラットフォームでもICOが行われています。

そんなNEOですが、

「NEOにはどんなICOがあるのか?」
「ICOにはどうやって参加できるの?」

などといった疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

本記事では、NEOの主なICOプロジェクトや、ICOの参加方法、またイーサリアムではなくNEOでICOを行う理由についてご紹介していきます。

まず初めに、仮想通貨NEO(ネオ)とICOについて、簡単におさらいしましょう。

NEO(ネオ)とは?

NEO(ネオ)はブロックチェーン上に、分散型のアプリケーションを開発するためのプラットフォームです。

仮想通貨NEOとは、そのNEOのプラットフォーム上で使用される通貨を指しており、時価総額$7,786,285,000(※1)と市場全体で7位の規模を誇ります。

それでは次に、ICOについて確認しましょう。

ICOとは?

ICO(Initial Coin Offering)とは、企業やプロジェクトが、仮想通貨(トークン)を発行・販売し、資金調達を行うことです。

ICOをする企業やプロジェクト側にとっては、開発段階で素早く資金調達をすることができます。

そして、投資家にとっても仮想通貨取引所で扱われる前のトークンを、割安価格で手に入れられ、ハイリターンを得られる可能性があります。

しかし、投資したICOのプロジェクトの開発が全く行われない、資金調達を行ったあとトークンが発行されないなどといった詐欺と思われるICOも多く存在します。

イーサリアムとの違い

分散型アプリケーションのプラットフォームとして有名なものに、イーサリアムがあります。

では、イーサリアムと比較して、どのような違いがあるのでしょうか。

NEOには以下のような特徴があります。

  • 多言語でスマートコントラクトの実装が可能
    NEOはスマートコントラクト(契約の自動化)をさまざまなプログラミング言語で実装可能です。
    つまり、多くの開発者がNEOのアプリケーション開発への参加が可能であることを意味します。
    (イーサリアムでは、SolidityやSerpentといった独自のプログラミング言語を習得する必要がある)
  • 中国の経済圏を築き得る
    独自の文化を築き発展している中国において、NEOが中国国内の大手企業との連携するなどのようなことがあれば、NEOが中国独自のプラットフォームとして発展する可能性があります。

(※1)2018年2月26日現在(参考:coinmarketcap

(NEOに関する詳細については、以下の記事をご参照ください)

NEOのプラットフォームを利用したICOプロジェクトは、2017年12月から2018年1月にかけて急激に増え、今後すでに約20のICOを予定しています。

そして、すでに仮想通貨取引所に上場しているプロジェクト7つの中から、一部をご紹介します。

プロジェクト名
(通貨単位)
Red Pulse
(RPX)
QLINK
(QRC)
Trinity
(TNC)
Zeepin
(ZPT)
THEKEY
(TKY)
企業拠点 香港 シンガポール 中国圏 中国圏 シンガポール
創業者 Jonathan Ha ALLEN LI David Yiling Li Zhu Fei Catherine (Xueli) LI
プロジェクト概要 中国市場向けの
経済ニュース配信サービス
分散型モバイルネットワーク オフチェーン拡張ソリューション 権利管理、決済システム ID認証ツール
調達額 $15,000,000 $19,270,800 $20,000,000 $62,580,000 $22,000,000
取扱取引所 Binane/Coinrail/
KuCoin/Huobi
Gate.io/KuCoin/
TideBit
Gate.io/KuCoin Gate.io/KuCoin KuCoin
サイト 公式HP
ホワイトペーパー
公式HP
ホワイトペーパー
公式HP 公式HP
ホワイトペーパー
公式HP

(参照:NEO Guide

上記でご紹介したプロジェクトはすべて、ホームページでロードマップを提示しており、開発状況を詳しく確認することができます。
そして、いずれも2018年〜2019年の間に完成が予定されるプロジェクトです。

また、開発メンバーの写真や経歴などの情報も載せており、どんな人が開発に関わっているのかも把握することができます。

プロジェクトの内容の他にも、開発チームや支援者、プロジェクトの目的を確認することができます。

NEOのプラットフォーム上に構築された、dApps(アプリケーション)について、詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

NEOとイーサリアムは、どちらも分散型アプリケーションのプラットフォームであり、現在までに多くのアプリケーションの開発やICOが行われています。

NEOやイーサリアム規格を利用して発行する、ICOトークンには、以下のメリットがあります。

  • トークンを発行するためのシステム開発が不要
  • トークンを保管するウォレットの作成も不要
  • 開発コストが抑えられる

開発が容易であることによって、素早くかつ低コストで資金を調達することができるのです。

NEO(ネオ)とイーサリアム(ETH)

では、イーサリアムではなく、NEOのプラットフォームを利用してトークンを発行し、ICOを行う理由はなんでしょうか。

NEOはイーサリアムと比べて以下の特徴を持っており、今後アプリケーションやICOの数が増えていくことが期待されています。

【NEOプラットフォームの特徴】

  1. 多言語のプラグラミング言語でスマートコントラクトを記述可能
  2. トランザクションの処理速度が早い
  3. 開発者が中国の企業が多く、中国のユーザーに使われやすい可能性がある

イーサリアムは、コントラクトを記述する際に独自のプログラミング言語(Solidity、Serpent)を用いて記述する必要があり、難解な言語ではないものの、開発者は改めて言語を習得する必要があります。

一方NEOは、開発者が普段使用することの多いプログラミング言語(C#、VB.Net、F#、Java、Kotlin、C、C ++、GO、Python、JavaScript)に対応しています。

つまりNEOは、改めて言語を習得する必要があるイーサリアムに比べて、開発が容易であるといえます。

プラットフォーム上で多くのアプリケーションを同時に処理するためには、処理速度を高めて機能を向上させる必要があります。

NEOのコンセンサスアルゴリズム(※1)はDBFT(※2)を採用しており、ブロックの生成が約15~20秒で、1秒あたり1000件のトランザクション処理が可能です。

一方、イーサリアムのコンセンサスアルゴリズムは現在PoW(※3)を採用しており、トランザクション処理数は1秒あたり15件で、取引量が増えるにつれて承認までに時間がかかってしまうことが課題となっていました。

そこで承認プロセスがより単純なPoS(※4)へ移行する予定ですが、PoWと同様にマイニング結果を参加者同士で検証する必要があるため、NEOが採用しているDBFTよりは、処理に時間がかかる可能性があります。

(※1)コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンにどのブロックを追加するかを決めるためのルールのこと。
(※2)DBFTとは、NEO保有者がブロックチェーンの帳簿係(bookkeeper)を選び、その帳簿係の中から選ばれた1人がブロックを生成し、それ以外の人がブロックの妥当性を投票して決定するコンセンサスアルゴリズム 。
(※3)PoWとは、計算を早く解いた者のブロックを、ブロックチェーンに追加するコンセンサスアルゴリズム 。
(※4)PoSとは、コインの保有量が多いほど、ブロックの生成が有利に行えるように設定されているコンセンサスアルゴリズム。

現状、NEOのプラットフォームを利用したプロジェクトやdAppsの開発、今後行われる予定のICOの提案の多くは、中国圏の企業が行っているものです。

そのため、国内に向けた言語対応やサポート体制が整っており、中国国内のユーザーに使われやすい環境であるといえます。

また、NEOのNEP5という規格を利用して発行されたICOトークンは、個別にウォレットを用意する必要ありません。

それゆえ、同じウォレットでトークンを管理することができ、ユーザーにとっては管理が楽であるというメリットがあります。

つまり、一度NEOのICOに参加したユーザーにとって、同じNEOのプラットフォームを利用して発行されたトークンのICOに参加するハードルが、下がるといえるかもしれません。

中国国内でも十分なユーザー数が期待できるため、中国圏のユーザーを獲得するためにNEOのプラットフォームを選択することは大いにありえるでしょう。

NEOのプラットフォームでは、今後約20のICOの実施を予定しており、今後も案件は増えていく可能性があります。

では、ICOに参加するためには、どうしたら良いのでしょうか。

ICOへ参加するための一例を、以下の手順に沿ってご紹介していきます。

  1. NEO(またはGAS)を取引所で購入する
  2. ウォレットの開設、送金
  3. KYC(本人確認)登録
  4. 参加したいICOのアドレス宛にNEO(またはGAS)を送金する

まずは、参加を希望するICOに対応している通貨(NEOまたはGAS)を、取引所で購入します。

NEOとGASは日本の取引所では取り扱いがなく、Binance、Bitfinex、OKEx、Huobi、KuCoin、Bittrexなどの海外の取引所のみで売買が可能です。

日本の取引所でビットコインまたはイーサリアムを購入し、海外の取引所へ送金してから購入する必要があります。

取扱取引所について、詳しくは以下の記事を参考ください。

次に、ICOのトークンを受け取る際にウォレットのアドレスが必要なため、NEO(またはGAS)に対応しているウォレットを開設します。

取引所からは送金は可能ですが、購入したトークンの受け取りができないができない場合があります。

NEOに対応するウォレットに関しては、以下の記事をご参照ください。

NEOに対応しているウォレットにはいくつか種類がありますが、【NEON Wallet】はNEOにもGASにも対応しており、登録や操作方法が簡単です。

以下の記事で、NEON Walletの登録方法をご紹介しています。

ICOに参加するためには、KYCで本人確認の登録を行い、ウォレットのアドレスがそのICOのホワイトリストに登録されている必要があります。

KYC(Know Your Customer)はICOによって必要な書類や入力項目が異なり、パスポートや銀行の残高証明が必要なケースもあります。

あらかじめ参加したいICOのホームページを確認し、必要な書類を確認しておきましょう。

3月にNEOベースでICOが行われるNEXでは、「電子メールアドレス」「パスポート番号の最初の3文字」「パスポートを発行している国」をKYCで登録し、抽選でトークンが購入できる仕組みになっています。
(参照:NEXトークンセール

希望するICOに送金する方法は2通りあります。

  • 通常の送金手順で送金
  • スクリプトハッシュで送金

通常の送金手順で送金する場合は、そのICOプロジェクトのサイトに登録し、指定されたアドレスへ、送金すれば完了です。

スクリプトハッシュ(ICO開始直前にメールで送られてくるアドレス)で送金する場合の手順は以下の通りです。

  1. NEON Walletのホームにある「Participate in a token sale」をクリック
  2. 「Add a new token to purchase」をクリック
  3. ICOが指定するスクリプトハッシュを入力して登録する
  4. ICOのトークン名を選択して、送付するNEO(またはGAS)の数量を指定する

ICO参加への一例をご紹介しました。

ICOによって参加方法は異なるので、事前に参加を希望するICOのサイトを確認しておきましょう。

NEOのプラットフォームを利用した主なICOプロジェクト、またその参加方法などをご紹介してきました。

今後予定されているICOプロジェクトは約20あり、すでに7つのプロジェクトはICOが終了し、取引所に上場しています。

イーサリアムにはまだ及ばないものの、NEOベースのdAppsが増え、それに伴いNEOベースのICOプロジェクトは今後も増えていく可能性は十分あるでしょう。

その理由としては、アプリケーションの開発の際に、イーサリアムと比べてNEOには以下のメリットがあります。

  • 多言語のプラグラミング言語でスマートコントラクトが記述可能
  • トランザクションの処理速度が早い
  • 中国のユーザーに使われやすい可能性がある

ICO投資は、上手く行けば大きなリターンが見込めますが、詐欺的な事例も多くあります。
投資を行う場合は、ホワイトペーパーやICOを行う企業・プロジェクトの信用性をしっかりと確認することが重要です。