目次

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  1. 【概要】KCS(KuCoin Shares)とは?
  2. 【用途】KCS(KuCoin Shares)のさまざまな用途
  3. 【特徴】KCS(KuCoin Shares)の特徴
  4. [特徴①] KCS保有者は毎日配当がもらえる
  5. [特徴②] ERC20トークンである
  6. [特徴③] 1億KCSのロックアップ
  7. [特徴④] 買い戻しとBurnがある
  8. 【比較】KCS(KuCoin Shares)とBNB(Binance Coin)の違いとは?
  9. 【購入方法】KCS(KuCoin Shares)の購入方法
  10. <まとめ>KCS(KuCoinShares)とは?
Large kucoin

仮想通貨KCS(KuCoin Sares/クーコインシェアーズ)は、香港で設立された仮想通貨取引所「KuCoin」が発行するトークンです。

KCSを保有しているだけで、配当が得られるとして話題になっています。

この記事をご覧の方の中には、

『KCSってどんな通貨なのか知りたい』
『配当がもらえるって本当?』
『KCSの購入方法を知りたい』

などと疑問に思っている方も多いかもしれません。

この記事では、KCS(KuCoin Shares)の用途や特徴、購入方法などについて詳しくご説明していきます。

それでは早速、KCSとはどういう通貨なのか、概要から確認していきましょう。

KCS(KuCoin Sares/クーコインシェアーズ)は、2017年11月に香港で設立された仮想通貨取引所「KuCoin」が独自に発行する仮想通貨です。

KCSは2017年8月にICOが行われ、2017年9月にKuCoinに上場しました。
Kucoinのみで売買することが可能な通貨です。

通貨名(単位) KuCoin Shares(KCS)
開発者 Michael Gan(KuCoin exchange)
公開日 2017年9月2日
取扱取引所 【KuCoin】
ホワイトペーパー 【ホワイトペーパー】
総発行枚数 2億KCS

KCS(KuCoin Shares)の詳細を確認する前に、仮想通貨取引所「KuCoin」について確認してみましょう。

仮想通貨取引所KuCoin(クーコイン)は、2017年11月に香港で設立されました。

2018年3月8日現在で、24時間取引高は全取引所で25位で、100種類ほどの通貨を取り扱っています。

海外の取引所でありながら、取引画面が日本語に対応しているところが大きな特徴です。
(リリース情報やサポート画面は、日本語未対応です)

今後は2018年末までに取扱通貨を1,000以上にし、24時間取引高100,000BTCを目標にしています。

詳しい特徴や、口座の開設方法などについては、以下の記事をご参考ください。

KCS(KuCoin Shares)はKuCoinで売買することが可能ですが、それ以外の用途には何があるのでしょうか。

現在と今後にわけて、用途を確認してみましょう。

【現在の用途】

  • KCS保有量に応じて取引手数料が割引される
  • 上場通貨の人気投票に使用することが可能
  • KCS建てで取引可能

【今後の用途】

  • 分散型取引所(※1)で使用

では、それぞれについて詳しく確認していきましょう。

(※1)分散型取引所とは
DEX(Decentralized Exchange)とも呼ばれ、中央管理者が存在せず、ブロックチェーンネットワーク上で取引所利用者が直接やり取りをする取引所のことです。

私たちが普段使用している取引所(bitFlyer、coincheck、Binance、bittrexなど)は中央集権型取引所といい、分散型取引所の例としては、Ether Delta、0x Project、Kyber Network、Waves Lite Client、Openledgerなどがあります。

KuCoin(クーコイン)は、取引手数料が0.1%と、他の取引所と比べても比較的安い手数料に設定されています。

さらにKuCoinで取引する際に、KCSの保有量が1,000KCSにつき、取引手数料が1%OFFになります。

最大30%(0.07%で取引が可能)まで割引が適用されますが、30%の割引を受けるには900万円分以上(2018年3月9日現在)のKCSが必要となるため、あまり現実的ではないかもしれません。

取引所KuCoin(クーコイン)では、上場させる通貨を人気投票で決定するイベントが、不定期で開催されています。

仮想通貨取引所のBinance(バイナンス)でも同じようなイベントは行われており、ユーザーから人気のある通貨を上場させることで、ユーザー数の増加や、売買の活発化が期待されます。

KuCoinでは前回は1月16日に開催され、投票の結果「eBitcoin (EBTC) 」が人気投票1位を獲得し、すでにKuCoinに上場しています。
(参照:Announcement regarding Vote To List round 3

このイベントはKCS(KuCoin Shares)を使って投票することができ、前回は1回の投票につき、0.1KCSで投票することができました。

では、人気投票へはどのように参加できるのでしょうか。

KuCoin上場通貨の人気投票の参加方法

参加方法は非常に簡単です。

KuCoinにログインし、トップページ上部にある「探検」の「投票に弊する」をクリックします。

実施しているイベントが表示されるので、赤枠の「ハートマーク」をクリックするだけで投票が完了します。

開催時期は不定期なため、参加したい場合はリリース情報を確認する必要があります。

また、新たに上場させたい通貨がある場合は、KuCoin宛にリクエストを送ることもできます。

KuCoinサイトの下にある「新規トークン追加」をクリックすると、以下のリクエスト画面が表示されるので、必要な項目を入力して申請します。

リストに挙がる通貨はKuCoinの判断にはなりますが、ユーザー参加型の面白いイベントです。

KuCoin(クーコイン)では、ビットコイン(BTC/bitcoin)やイーサリアム(ETH/ethereum)の他に、KCS(Kucoin Shares)の基軸通貨があります。

基軸通貨とは、BTC/KCS、ETH/KCSなど「KCS建て」で取引することをいいます。

基軸通貨ごとの取扱通貨ペア数は以下のとおりです。(2018年3月9日現在)

  BTC ETH NEO USDT KCS BCH
KuCoin内の通貨ペア数 126 123 17 14 8 7

BTCやETHと比べると、KCSはまだ取引できる通貨の数が少ないですが、今後増えていくことが期待されます。

KuCoin(クーコイン)は今後、分散型取引所(DEX)の構築を目指すことを公言しています。

KCS(KuCoin Share)はその分散型取引所の「燃料(手数料)」としての役割を果たすことが示唆されています。

ここでは詳しく踏み込みませんが、DEXの仕組み上、手数料が必要なのです。

EXCHANGE SYSTEM GAS
Kucoin team is dedicated to blockchain technology R&D and is planned to release decentralized exchange features in the future. As for KCS, it shall be the core fuel of this exchange system.

KuCoinホワイトペーパー

KuCoin(クーコイン)がこの分散型取引所を構築したのち、KCS(KuCoin Shares)をその燃料(手数料)として使用する可能性があるということです。

例えば、イーサリアムのブロックチェーン上には、EtherDeltaという分散型取引所がありますが、そこでは「Ether(ETH/イーサ)」と呼ばれる燃料(Gas)が使用されています。

KuCoin内のさまざまな場面で、KCS(KuCoin Shares)が使用できることがわかりましたが、次にKCSの特徴をご紹介していきます。

KCS(KuCoin Shares)には、以下のような特徴があります。

  1. KCS保有者は毎日配当がもらえる
  2. ERC20トークンである
  3. 1億KCSのロックアップ
  4. 買い戻しとBurnがある

詳しく確認していきましょう。

KCS(KuCoin Shares)の大きな特徴といえますが、KCSの保有量に応じて、取引所の利益が配当報酬として毎日配られます。

配当として分配されるのは、取引所全体で発生した1日の取引手数料の約50%です。

配当の計算方法は以下の通りです。
【取引所で発生した1日の手数料】×【50%】×【保有しているKCS/1億(KCSの総量)】

例えば、KuCoinの1日の取引手数料が1,000万円とし、総発行量に対して保有しているKCSが0.001%(10万KCS)だとすると、
1,000万×50%×0.001%=5,000円分の報酬を1日で得られるということになります。

以下のサイトでは、現在のKCSの保有量を入力すると、そのとき得られる配当を確認することができます。
【KuCoin Bonus Calculator】

KuCoin(クーコイン)のユーザーが増えた分、1日の取引手数料も増加し、配当報酬も増えるという仕組みです。
このような仕組みは、KuCoin(クーコイン)のユーザーや、取引量を増やすことが目的であると考えられます。

配当のKCS入金を確認する方法

入金された配当は、トップページの「探検」から「KuCoinボーナス」で確認することができます。

配当は毎日自動的に口座に入金されるので、ユーザー側は特に対応することはありません。

ただし、配当を受け取るためにはKuCoin(クーコイン)の口座にKCS(KuCoin Shares)に入れておく必要があり、ウォレットに入れておくと配当が受け取れないので注意が必要です。

KCS(KuCoin Shares)は、ERC20ベースのトークンです。

ERC20(Ethereum Request for Comments:Token Standard #20)とは、イーサリアムの仕様書のことをいいます。
KCSはイーサリアムのブロックチェーン上で、構築されているということになります。

トークンは通常、トークン(プラットフォーム)ごとの専用のウォレットを準備する必要がありますが、ERC20に準拠したトークンであれば、イーサリアムに対応したウォレット(MyEtherWalletなど)で管理することが可能です。

新たにブロックチェーンやウォレットを作る必要がないので開発コストがかからず、ユーザーとしても管理が楽になるため、多くのERC20のトークンが発行されています。

KCS(KuCoin Shares)の総発行量は2億KCSですが、そのうちの1億KCSは、創設者と投資家が保持しています。

ロックアップの期間は、売買などを行うことができず、KCS保有のボーナスを受けることはできないのです。

創設者と投資家が保持する1億KCSの配分と、ロックアップ期間は以下のように定められています。

  • 創設者
    金額:7,000万KCS
    ロックアップ期間:4年間(2017年9月2日〜2021年9月2日)
  • 投資家
    金額:3,000万KCS
    ロックアップ期間:2年間(2017年9月2日〜2019年9月2日)

つまり、およそ2年後に3,000万KCS、4年後には7,000万KCSが取引所に流通することになります。

KCSは、買い戻しとBurn(発行枚数を減らすこと)を実施することが決まっています。

四半期ごとに、KuCoin(クーコイン)の利益の最低10%が、取引所のKucoinが買い戻しを行います。
(KuCoinは、2018年3月9日時点、買い戻しを行ったという発表は公式に行っていません)

買い戻しは、総発光量の1億KCSになるまで行われ、その買い戻されたKCSはBurnされ、二度と市場に回ることはありません。

また、買い戻しの記録はブロックチェーン上に残り、誰でも確認することができます。

これはKCSの価値を保つ、または上昇させることが目的であると考えられます。

そのため、最初の段階でKCSを持っている人ほど、価値上昇の恩恵を受ける可能性が高いでしょう。

つまり、エンジェル投資家の投資に対する対価としての役割や、Kucoinに早い段階でトレーダーが参加してもらうための仕組みになっているといえるかもしれません。


ここまでKCSの用途や特徴を確認してきましたが、2018年3月9日現在、24時間取引高が1位の仮想通貨取引所「Binance」にも、似たような役割を持つBNB(バイナンスコイン)があります。

では、KCSとBNBに何か違いはあるのでしょうか。

取引画面が使いやすく、ユニークなイベントを開催して人気の高い仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」

そのBinanceにも、独自のトークンであるBNB(Binance Coin)を発行しており、

  • 上場させる通貨の人気投票に使用することができる
  • 基軸通貨として採用されている
  • ERC20トークンである

など、KCS(KuCoin Shares)と似た役割を持っています。

では、KCSとBNBの違いを確認してみましょう。

  KCS
(KuCoin Shares)
BNB
(Binance Coin)
取引手数料の割引方法 1,000KCSにつき1%OFF
(最大30%FF)
BNBで手数料を支払うと50%OFF
(1年目の現在)
配当の有無 あり なし
買い戻し(Burn)方法 四半期ごとに10%の買い戻し 四半期ごとに20%の買い戻し

取引手数料の割引方法

取引手数料は、KCSでは1,000KCSの保有につき1%OFFになり、最大30%OFFまで適用されました。

一方BNBでは、保有しているBNBを用いて取引手数料を支払うことができ、BNBで手数料を支払うと、発行から1年目の現在は50%割引になります。

しかし割引率は毎年低下していき、5年目には割引が適用されなくなることが予定されています。

配当の有無

KCSは保有量に応じて、取引所全体で発生した1日の取引手数料の約50%を、KCS保有者に配布しています。

BNBはそのような配当は、現在行われていません。

買い戻し(Burn)方法

KCS、BNBどちらも2億枚発行されており、四半期ごとに供給量の50%(1億枚)になるまで、買い戻しが行われます。

しかしKCSは取引所の利益の10%、BNBは20%と1度に買い戻される割合が異なります。

取引高が高く(取引高は変動します)、買い戻される量の割合が大きいBNBの方が、より早く総発行量が1億枚に減少することが予想されます。

KCS(KuCoin Shares)の用途や特徴を確認してきましたが、最後にKCSの購入方法を確認していきましょう。

■KuCoinの口座へ入金する方法
KuCoinでは日本円を直接入金することができないため、手持ちのウォレットまたは口座開設済の取引所から、仮想通貨を入金します。

  1. トップ画面上部の「資産」をクリック
  2. 入金する通貨の右側に表示されている「預金」を選択して、入金用のアドレスを表示させる
  3. 他の取引所やウォレットから、表示された入金アドレスに通貨を送金する

■KCSを購入する方法
KCSはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ (BCH)、NEO、USDTで購入することができます。

  1. トップ画面上部の「マーケット」から、購入する通貨を選択
  2. 取引画面が表示されるので、購入画面からKCSを購入する

以上、口座への入金からKCSを購入する方法をご紹介しました。

KCS(KuCoin Shares)はトレードの他にも、手数料割引や上場通貨の人気投票に使用することができ、以下の特徴があることがわかりました。

  • KCS保有者は毎日配当がもらえる
  • ERC20トークンである
  • KCSペアの通貨がある
  • ロックアップと買い戻し(Burn)がある

KCSを保有しているだけで毎日配当を得ることができ、ユーザーや取引高が増えるほど配当がアップする仕組みは、取引所側とユーザー側どちらにもメリットがある面白い試みです。

また、今後分散型取引所(DEX)の手数料として利用される予定であり、KCS(KuCoin Shares)の成長に期待されます。