目次

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  1. ハードウェアウォレットで仮想通貨を安全に管理
  2. TREZOR(トレザー)の基本情報
  3. TREZOR(トレザー)の対応通貨
  4. TREZOR(トレザー)の特徴(メリット・デメリット)
  5. TREZOR(トレザー)のメリット
  6. TREZOR(トレザー)のデメリット
  7. TREZOR(トレザー)と連携しているウォレット
  8. TREZOR(トレザー)の購入方法と注意点
  9. TREZOR(トレザー)の初期設定方法
  10. 【まとめ】ハードウェアウォレットのTREZOR(トレザー)
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仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)が保有していたNEMが不正に外部へ送信され、顧客からの預かり資産が流出するという事件は記憶に新しいと思います。

この事件をきっかけに、仮想通貨を取引所やオンラインウォレットではなく、自分のハードウェアウォレットで安全に管理しようという方が増加しました。

この記事にたどり着いた方は、

「TREZOR(トレザー)で仮想通貨を安全に管理したい」
「TREZOR(トレザー)の基本情報や特徴を知りたい」
「TREZOR(トレザー)は他のウォレットと何が違うの?」

など、様々な疑問をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではハードウェアウォレットのTREZORについて、基本情報や他のハードウェアウォレットと比較した際の特徴、購入時の注意点など、TREZORを購入する前に知っておくべき情報をご紹介します。

価格※ €89(¥11,570)(※1)
¥12,900(※2)
対応通貨の数
(トークンを含む)
14種類
本体サイズ 60×30×6(mm)
重量 12g
カラー 白、黒
対応OS Windows(7以上)、Linux、OS X(10.8以上)
コネクター USB 2.0デバイス
充電 不要
梱包物 TREZOR本体、USBケーブル、リカバリーシート、ストラップ、ユーザーマニュアル、ステッカーセット(4個)
公式HP TREZORの公式HP

(※1)TREZORの公式サイトに掲載されていた価格です。カッコ内の円表示は1ユーロ130円として算出したもので、レートは2018年3月24日時点のものです。
(※2)TREZORの日本正規代理販売店My Hardware Walletの公式サイトに記載されていた価格。

また、2018年3月24日時点での掲載情報をもとにしています。

次にTREZORの本体価格と対応通貨数について、他の主要なハードウェアウォレットと比較してみましょう。

TREZOR
(トレザー)
¥11,570(€89)
Ledger Nano S
(レジャーナノエス)
¥10,270 (€79.00)
KeepKey
(キープキー)
¥12,792 ($129.00)

上記表は、ハードウェアウォレットの中でもよく使われている3種類の価格を、1米ドル104円、1ユーロ130円として換算したものです。(レートは2018年3月24日時)

TREZORは、Ledger Nano Sと比較すると割高ですが、Keepkeyと比較すると割安ということがわかりますね。

価格のみで判断するなら、TREZORよりLedger Nano Sの方が容易といえるでしょう。

次に、TREZORで管理できる対応通貨について確認してみましょう。

2018年3月24日時点でTREZORが対応している通貨は、以下の14種類です(トークンを含む)。

Bitcoin Litecoin Dash
Zcash Bitcoin Cash Bitcoin Gold
Ethereum
(+すべてのERC-20トークン)
Ethereum Classic Expanse
UBIQ NEM Namecoin
Dogecoin Bitcoin Testnet  

では、TREZORは、Ledger Nano SやKeepKeyの対応通貨数と比較すると多いのか少ないのかご紹介します。

Ledger Nano Sの対応通貨

Bitcoin (BTC) Bitcoin Cash (BCH) Bitcoin Gold (BTG)
Ethereum (ETH)
(+全てのERC-20トークン)
Ethereum Classic (ETC) Litecoin (LTC)
Dogecoin (DOGE) Zcash (ZEC) Ripple(XRP)
Dash (DASH) Stratis (STRAT) Komodo (KMD)
Ark (ARK) Expanse (EXP) Ubiq (UBQ)
Vertcoin (VTC) Viacoin (VIA) PivX (PIVX)
Neo (NEO) Stealthcoin (XST) Stellar (XLM)
Hcash (HSR) Digibyte (DGB) Qtum (QTUM)

KeepKeyの対応通貨

ビットコイン(BTC) ビットコインキャッシュ(BCH) イーサリアム(ETH)
ライトコイン(LTC) ダッシュ(DASH) ドージコイン(DOGE)
ネームコイン(NMC)

表を見ても分かる通り、TREZORの対応通貨が14種類なのに対して、Ledger Nano Sは24種類、KeepKeyは7種類ということがわかりましたね。

対応通貨数を比較すると、TREZORはLedger Nano Sより少ないですが、KeepKeyよりは多いことがわかります。

価格と対応通貨数のみを比較した場合、Ledger Nano Sの方が良いのではと思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

次の段落では、他のハードウェアウォレットと比較した際のTREZORの特徴(メリット・デメリット)をご紹介します。

対応通貨は随時変更がありますので、購入前には公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

TREZORの特徴について、メリットとデメリットの両方から見ていきましょう。

メリット

  1. NEM(XEM)に対応
  2. 複数のアカウントを作成可能
  3. PINコードのセキュリティを高める機能

デメリット

  1. XRPに非対応
  2. 価格や通貨数の懸念

ひとつひとつの特徴について、これから詳しくご説明していきます。

TREZORは、NEM(XEM)に対応していることがメリットです。

Ledger Nano SやKeepKeyなど、他のハードウェアウォレットは未対応で(2018年3月24日時点)、「ハードウェアウォレットでNEM(XEM)を安全に管理したい」と考えている場合は、TREZORがおすすめといえます。

このように、多くの取引所で取り扱われている仮想通貨でも、ハードウェアウォレットによって取り扱っているかどうかは異なるので、購入前には必ず、公式ホームページで対応通貨の最新情報を確認しましょう。

TREZORでNemを管理するにはNemに対応のNanoWalletと連携させる必要があるのですが、やり方に関してはTREZOR(トレザー)と連携しているウォレットの段落でご紹介します。

TREZORでは、複数のアカウントの作成が可能なので、場面に応じてアカウントを使い分けることが可能です。

ちなみに、TREZORでは、通貨ごとに10種類のアカウントの作成が可能ですが、Ethereumの場合、10種類のアカウント作成はできないようなので注意してください。

PINコードとは、初期設定時に設定する10桁の暗証番号のことで、起動時に必ず入力する必要があります。

PINコードを設定しているので、万一、TREZORが盗難に遭った場合でも、第三者はTREZOR自体を起動することができません。

したがって、PINコードのセキュリティを高めることは、TREZORで管理している資産のセキュリティを高めることに直結します。

TREZORのPINコードを入力する際は、デバイス画面に表示された9マス(縦3横3で並んでいます)の数字を利用します。

デバイスの数字の配置に合致するよう、接続先のPC画面に表示される空白のマス目(下記画像参照)をクリックするという仕組みです。

しかし、TREZORのデバイスに表示される数字の位置がキーロガーなどが原因で、誰かに知られてしまえば、第三者にもPINコード入力が可能となってしまいます。

キーロガーとは、パソコンなどのキーボードの操作を記録するソフトウェアのこと。英語では「keylogger」と書く。
もともとはコンピューターの操作を監視したり、操作記録をバックアップしたりする目的で作られたものだが、近年、キーロガーを用いて第三者のパソコンの入力操作を盗み見る犯罪が増えている。

キーロガー | 用語集 | KDDI株式会社

TREZORはPINコードのセキュリティを高めるために、デバイスのディスプレイに表示する数字の配置をシャッフルする機能が備わっています。

具体的な操作方法は、以下の動画(再生時間40秒)を見ていただくとイメージが掴みやすいでしょう。

※Ledger Nano S、KeepKeyにも、似たような機能はあります

ここまで、TREZORのメリットを見てきましたが、次の段落では、TREZORのデメリットについてご説明します。

2018年3月時点で、TREZORはXRPに未対応です。

XRPは、Rippleの独自通貨で、Bitcoin、Ethereumに次ぐ時価総額3位の仮想通貨であり、SBIグループがXRP発行元のRipple(リップル)社と提携するなどしており、日本国内でも注目が集まっています。

そんなRipple(XRP)の取り扱いがあるかどうかを気にされている方が多いのではないでしょうか。

2018年3月時点で、XRPに対応しているハードウェアウォレットはLedger Nano S(レジャーナノエス)のみです。

Rippleをハードウェアウォレットで管理したいという方は、Ledger Nano Sの購入をおすすめします。

先ほどご紹介しましたが、TREZORはLedger Nano Sより割高で、対応通貨数も少なかったですね。

加えて、Ledger Nano SはRippleやNEOなど時価総額が高く人気の仮想通貨を扱っています。

価格や対応通貨数のみをLedger Nano Sと比較した場合、価格の高さや対応通貨数の少なさは懸念点と言えるでしょう。

※Ledger Nano Sは、24通貨全てを1台のウォレットで管理できるわけではないので注意してください。

2018年3月24日時点で、TREZORは以下の10種類以上のウォレットと連携させることが可能です。

  1. ArcBit
    →Bitcoinに対応したiOSウォレット
  2. Electrum
    →Bitcoinに対応したデスクトップウォレット
  3. Electrum-DASH
    →Dashに対応したデスクトップウォレット
  4. Electrum-LTC
    →Litecoinに対応したデスクトップウォレット
  5. Etherwall
    →Ethereumに対応したデスクトップウォレット
  6. Mycelium
    →「Best Mobile App」賞を受賞したウォレット
  7. TREZOR Wallet
    →TREZORが提供するWebウォレット
  8. MyEtherWallet
    →イーサリアム+ERC20に対応したウォレット
  9. Nano Wallet
    →Nemに対応したウォレット

ウォレットを連携させると、連携したウォレットから

  • 残高確認
  • 通貨の送金
  • 通貨の受け取り

などの操作が可能となります。

また、TREZORでは、連携しているウォレットが対応している仮想通貨やトークンなら、管理が可能です。

以下、TREZORでNano Walletを設定する手順を簡単にご説明します。

※下記手順は、TREZORがすでに初期化されており、かつファームウェアバージョン1.6.0に更新されていることを前提としています。

  1. nem公式サイトのダウンロードページにアクセス
  2. 最新のNano Walletをダウンロード
  3. ダウンロードされたフォルダの中に入っているstart.htmlファイルを開く
  4. NanoWalletページが表示されるので、ページ右上のLOGIN(ログイン)をクリック
  5. ページ右上の「Language」で日本語(Japanese)を選択(任意)
  6. “Already a NEMber”画面が表示されたら"Login with TREZOR”(トレザーでログインする)ボタンをクリック
  7. “Select a network”(ネットワーク選択)画面でネットワークを選択し、Nexk(次へ)ボタンをクリック
  8. TREZOR Connectポップアップが表示されます。表示されているエクスポートコードを確認し、TREZORのロックを解除
  9. TREZORデバイス本体画面の”Continue”(続行)ボタン選択
  10. NanoWalletのダッシュボードに移動するので、受信操作を実行

上記手順実行時の画面キャプチャとNanoWallet設定後の操作を確認したい場合は、下記の記事(TREZOR公式サイトより)を参照してください。

TREZORは、Amazonやフリーマーケットで購入することも可能ですが、TREZOR公式ホームページまたは正規代理店から購入することをおすすめします。

Coinchek事件を受け、ハードウェアウォレットで仮想通貨を管理したいと考えるユーザーが増え、一部のメーカーでは商品在庫が品切れ状態であったり、入荷まで時間がかかってしまう場合があります。

しかし、フリマサイトを介したり、中古品で販売されているハードウェアウォレットを購入することは危険です。

購入時の注意点

  1. 中古品を買わない
  2. 販売元をチェックする

中古で購入した場合、売り手側が悪意ある人物の場合、ウォレットに細工がされウォレットで管理する仮想通貨(秘密鍵)が盗まれてしまう場合があります。

TREZORを購入する際は、新品かつ公式サイトが販売しているウォレットを購入することを推奨いたします。

Amazonで購入を検討している方もいらっしゃるかと思いますが、販売元の確認やリスクが存在することを忘れないでください。

日本ブロックチェーン協会のアドバイザーを務める、大石哲之氏も自身のブログ「ビットコイン研究所」でハードウェアウォレットを購入する際の注意喚起をしています。

ビットコイン研究所ブログ:【注意喚起】ハードウェアウォレットをAMAZONで買う危険性

実際、フリマアプリを運営するメルカリは今年1月にハードウェアウォレットの出品を禁止するとの発表を行いました。

理由は以下の通りです。

  • 購入されたハードウェアウォレットに不正なプログラムが組み込まれていた場合、仮想通貨が盗まれる可能性がある
  • 出品者も意図せずトラブルに巻き込んでしまうリスクがある

参照元:ITmedia:メルカリ、“仮想通貨のおサイフ”「ハードウェアウォレット」を出品禁止に


ここまでで、TREZORの基本情報や特徴などについてご紹介しましたが、次の段落ではTREZOR購入後に必要な初期設定方法についてご紹介します。

TREZOR購入後、以下の3つの設定を行う必要があります。

  1. アプリのインストール
  2. PINコード設定
  3. リカバリーフレーズ設定

※リカバリーフレーズは、データ復元時に必要なので、同封されているリカバリーフレーズメモ用紙に記載し管理しておきましょう。

では、それぞれの設定を3ステップでご紹介します。

まずアプリのインストール方法を、3ステップでご紹介します。

  1. TREZORとPCを専用のケーブルで接続
  2. TREZO公式HPから、アプリをダウンロード
  3. Chromeからアプリをインストール

アプリをインストールしたら、次にPINコードの設定をしましょう。

PINコードの設定については、以下の3ステップで完了します。

  1. TREZORとPCを接続
  2. 任意の数字4桁~10桁でPINコードを設定
  3. 設定したPINコードを再入力

PINコードの設定を終えたら、次にリカバリーフレーズの設定です。

リカバリーフレーズの設定は、以下の3ステップで完了します。

  1. TREZORの画面に24個の英単語がランダムに表示される
  2. 表示された24単語を1つずつメモしていく
  3. 質問画面が数回表示されるので、対応する番号の英単語を入力する

以上で、リカバリーフレーズの設定は完了です。

アプリのインストール、PINコードとリカバリーフレーズの設定が終わった段階で、初期設定は完了となります。

以上、ハードウェアウォレットTREZORについて、基本情報や特徴、使い方や購入時の注意点について見てきました。

仮想通貨のウォレットには複数の種類があるのですが、中でも仮想通貨オフラインで管理するハードウェアウォレットは他に比べて比較的安全な手段といわれています。

ただ、紹介してきたように、TREZOR以外にもハードウェアウォレットはありますが、自分の目的にあった、ハードウェアウォレットを見つけて、仮想通貨を安全に管理するのが良いでしょう。

機能や対応通貨はファームウェアアップデートにより随時更新されていきますので、必ず公式サイトで最新情報をチェックしてくださいね。