目次

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  1. ハードウェアウォレットで仮想通貨を安全に管理
  2. KeepKey(キープキー)の基本情報
  3. KeepKey(キープキー)の対応通貨
  4. KeepKey(キープキー)の特徴(メリット・デメリット)
  5. keepkey(キープキー)のメリット
  6. keepkey(キープキー)のデメリット
  7. KeepKey(キープキー)と連携しているウォレット
  8. KeepKey(キープキー)の購入方法と注意点
  9. KeepKey(キープキー)の初期設定方法
  10. 【まとめ】ハードウェアウォレットのKeepKey(キープキー)
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仮想通貨取引所Coincheck(コインチェック)で管理されていたNEMが、不正流出した事件は記憶に新しいかと思います。

この事件をきっかけに、仮想通貨を取引所やオンラインウォレットではなく、自分のハードウェアウォレットで安全に管理しようという方が増加しました。

この記事にたどり着いた方は、

「KeepKey(キープキー)の基本情報や特徴を知りたい」
「KeepKey(キープキー)は他のウォレットと何が違うの?」
「KeepKey(キープキー)の初期設定方法は?」

など、さまざまな疑問をお持ちの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、この記事ではハードウェアウォレットのKeepKeyについて、基本情報や他のハードウェアウォレットと比較した際の特徴、購入時の注意点など、KeepKeyを購入する前に知っておくべき情報をご紹介します。

また、後半ではKeepKeyの初期設定方法についてもご説明しています。

ハードウェアウォレットの比較検討や、keepkeyの概要を知る手がかりとして、本記事をお役立ていただければと思います。

それでは早速、KeepKeyの基本情報から見ていきましょう。

価格 $129.00(¥13,545)(※1)
¥15,037(※2)
対応通貨数 7種類
販売元 KeepKey
本体サイズ 38.0☓93.5☓12.2(mm)
重量 54.4 g
カラー 黒・ゴールド
コネクター Micro-B USBコネクタ
対応OS Windows, Mac, Linux
充電 不要
梱包物 KeepKey本体
USBケーブル
リカバリーシート
ガイドブック(英語)
公式HP KeepKeyの公式HP

(※1)keepkeyの公式サイトに掲載されていた価格です。カッコ内の円表示は1ドル105円として算出したもので、レートは2018年3月27日時点のものです。
(※2)Amazonに記載されていた価格。出品者はkeepkeyであり、2018年3月27日時点での掲載情報をもとにしています。

次にKeepKeyの本体価格について、他の主要なハードウェアウォレットと比較してみましょう。

KeepKey
(キープキー)
¥13,545($129.00)
Ledger Nano S
(レジャーナノエス)
¥10,270 (€79.00)
TREZOR
(トレザー)
¥11,570(€89)

上記表は、ハードウェアウォレットの中でもよく使われている3種類の価格を、1米ドル105円、1ユーロ130円として換算したものです。
なお、レートは2018年3月27日時点のものです。

Keepkeyは他のハードウェアウォレットに比較して割高だということが分かりますね。

価格のみで判断するなら、KeepkeyよりTREZORやLedger Nano Sの方がおすすめといえるでしょう。

次に、Keepkeyで管理できる対応通貨について確認してみましょう。

2018年3月28日時点でKeepKeyが対応している通貨は、以下の7種類です。

Bitcoin Litecoin Dogecoin
Namecoin Testnet Ethereum
Dash ERC20トークン  

ERC20トークンとは、簡単にいうとイーサリアムベースのトークンのことで、KeepKeyの公式発表によると、 SALT, Aragon, Augur, BAT, Civic, Golem, Gnosis, OmiseGO, District0x ,FunFairの10種類のERC20トークンに対応しているそうです。

では、KeepKeyの対応通貨は、Ledger Nano SやREZORの対応通貨数と比較すると、多いのか少ないのかご紹介します。

Bitcoin (BTC) Bitcoin Cash (BCH) Bitcoin Gold (BTG)
Ethereum (ETH)
(+全てのERC-20トークン)
Ethereum Classic (ETC) Litecoin (LTC)
Dogecoin (DOGE) Zcash (ZEC) Ripple(XRP)
Dash (DASH) Stratis (STRAT) Komodo (KMD)
Ark (ARK) Expanse (EXP) Ubiq (UBQ)
Vertcoin (VTC) Viacoin (VIA) PivX (PIVX)
Neo (NEO) Stealthcoin (XST) Stellar (XLM)
Hcash (HSR) Digibyte (DGB) Qtum (QTUM)
Bitcoin Litecoin Dash
Zcash Bitcoin Cash Bitcoin Gold
Ethereum
(+すべてのERC-20トークン)
Ethereum Classic Expanse
UBIQ NEM Namecoin
Dogecoin Bitcoin Testnet  

表を見ても分かる通り、KeepKeyの対応通貨が7種類であるのに対して、Ledger Nano Sは24種類、TREZORは14種類です。

対応通貨数を比較すると、KeepKeyはTREZORやLedger Nano Sより少ないことがわかります。

価格と対応通貨数のみを比較した場合、Ledger Nano SやTREZORの方が良いのではと思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

次の段落では、他のハードウェアウォレットと比較した際のKeepKeyの特徴(メリット・デメリット)をご紹介します。

対応通貨は随時変更がありますので、購入前には公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。

KeepKeyの特徴について、メリットとデメリットの両方から見ていきましょう。

メリット

  1. 画面が大きく操作しやすい
  2. PINシャッフル機能が備わっている
  3. 複数アカウントの作成が可能

デメリット

  1. 対応通貨が少ない(XEM・XRPに非対応)
  2. 他のハードウェアウォレットより価格が高い
  3. トランザクション手数料の設定ができない

ひとつひとつの特徴について、これから詳しくご説明していきます。

KeepKeyの本体サイズは高さ38.0 mm☓幅93.5 mm☓奥行き12.2 mm、画面幅は7 cmと、TREZORやLedger Nano Sに比較して大きいため、操作しやすいことがメリットです。

画面が大きいので、文字や送金額の見間違い、操作ミスが起こりにくいと考えられます。

PINコードとは、KeepKeyを起動した際に入力を求められる暗証番号であり、初期設定時に任意の1〜9桁の数字で設定するものです。

使用時には正しいPINコードを入力しなければ、本体にアクセスすることはできません。

また、コンピューターがマルウェアやスパイウェアに感染した場合でも、PINコード自体に影響はなく、他のコンピューターでKeepKeyの管理が可能です。

以上のようにPINコードは、不正な使用や万が一の場合から仮想通貨資産を保護するものです。入力時や管理については十分気をつける必要があります。

KeepKeyには、PINコードをシャッフルして表示させる機能が備わっています。

同じような機能はTREZORやLedger Nano Sにも備わっていますが、ここではKeepKeyのPINシャッフル機能についてご説明いたします。

KeepKeyのPINコードを入力する際は、デバイス画面に表示された9マス(縦3横3で並んでいます)の数字を利用します。

デバイスに表示された数字の配置に合致するよう、接続先のPC画面に表示される空白のマス目(下記画像参照)をクリックするという仕組みです。

しかし、KeepKeyのデバイスに表示される数字の位置が知られてしまえば、第三者にもPINコード入力が可能となってしまいます。

そこで、KeepKeyのディスプレイに表示される数字の配置は、毎回ランダムにシャッフルされるようになっています。

この機能によって、仮にPINコードを知られてしまったとしても、ディスプレイに表示される数字の配置は毎回異なるので、デバイスへの不正アクセスを防ぐことができます。

ただし、この機能が備わっているからといってPINコードの管理に不注意なところがあっては、セキュリティ上問題があるため、万が一第三者に知られてしまった可能性がある場合には、ただちに変更することをおすすめします。


参照元:KeepKey公式サイト| PIN(英語)


KeepKeyは複数アカウントの作成が可能なので、場面に応じてアカウントを使い分けることが可能です。

ただし、多くのアカウントを持っている場合は、それだけKeepKeyの読み込みに時間がかかってしまうのでご注意ください。


参照元:KeepKey公式:How many different accounts can I create on my KeepKey?(英語)


対応通貨の項目でも見たように、KeepKeyはTREZORやLedger Nano Sに比較して対応通貨数が少なく、XEMやXRPなどに非対応です。(2018年3月24日時点)

XEMは、コインチェックの流出事件で話題になった仮想通貨ですが、東京渋谷にバーがあったり(nem bar)、XEM決済ができるフリーマーケット(nemket)が開催されるなど、コミュニティが活発です。

一方XRPは、Rippleの独自通貨で、Bitcoin、Ethereumに次ぐ時価総額3位の仮想通貨であり、SBIグループがXRP発行元のRipple(リップル)社と提携するなどしており、日本国内でも注目が集まっています。

そんなNEM(XEM)やRipple(XRP)の取り扱いがあるかどうかを気にされている方も多いのではないでしょうか。

2018年3月時点で、XEMに対応しているハードウェアウォレットはTREZOR(トレザー)、XRPに対応しているハードウェアウォレットはLedger Nano S(レジャーナノエス)CoolWallet(クールウォレット)のみです。

価格比較の項目でも見たように、KeepKeyはTREZORやLedger Nano Sより割高です。

KeepKeyでは、トランザクション(送金)手数料の設定(調整)ができません。

Keepkeyから、通貨を送金する場合、手数料は自動で決まってしまいます。

TREZORやLedger Nano Sが、手数料の調整を自分で行えることを考えると、手数料の調整ができないのはデメリットといえるかもしれません。

手数料の調整もできなかったり、また「全額送る」機能がないので、全額送りたい時、手数料を引いた額を計算して、それを入力しなおしたり面倒です。

デザインとシンプルさとセキュリティを兼ね備えたKeep Key | ビットコイン研究所

ここまでで、KeepKeyのメリットとデメリットを確認してきましたが、次の段落ではKeepKeyと連携させることが可能なウォレットについてご紹介します。

2018年3月24日時点で、KeepKeyは以下の2種類のウォレットと連携させることが可能です。

  1. Electrum
    →Bitcoinに対応したデスクトップウォレット
  2. Mycelium
    →「Best Mobile App」賞を受賞したウォレット

※かつてはMultiBitもKeepkeyに対応しておりましたが、現在はサポートが中止されています。


参照元:MultiBit公式サイト| Multibit is No Longer Supported(英語)


ウォレットが連携していると、連携させたウォレットから

  • 残高確認
  • 通貨の送金
  • 通貨の受け取り

などの操作が可能となります。

KeepKeyは、フリーマーケットで購入することも可能ですが、KeepKey公式ホームページまたは正規代理店から購入することをおすすめします。

Coinchek事件を受け、ハードウェアウォレットで仮想通貨を管理したいと考えるユーザーが増え、一部のメーカーでは商品在庫が品切れ状態であったり、入荷まで時間がかかってしまう場合があります。

しかし、フリマサイトを介したり、中古品で販売されているハードウェアウォレットを購入することは危険です。

購入時の注意点

  1. 中古品を買わない
  2. 販売元をチェックする

中古で購入した場合、売り手側が悪意ある人物の場合、ウォレットに細工がされウォレットで管理する仮想通貨(秘密鍵)が盗まれてしまう場合があります。

KeepKeyを購入する際は、新品かつ公式サイトが販売しているウォレットを購入することを推奨いたします。

日本ブロックチェーン協会のアドバイザーを務める、大石哲之氏も自身のブログ「ビットコイン研究所」でハードウェアウォレットを購入する際の注意喚起をしています。

ビットコイン研究所ブログ:【注意喚起】ハードウェアウォレットをAMAZONで買う危険性

実際、フリマアプリを運営するメルカリは今年1月にハードウェアウォレットの出品を禁止するとの発表を行いました。

理由は以下の通りです。

  • 購入されたハードウェアウォレットに不正なプログラムが組み込まれていた場合、仮想通貨が盗まれる可能性がある
  • 出品者も意図せずトラブルに巻き込んでしまうリスクがある

参照元:ITmedia:メルカリ、“仮想通貨のおサイフ”「ハードウェアウォレット」を出品禁止に


ここまでで、KeepKeyの基本情報や特徴などについてご紹介しましたが、次の段落ではKeepKey購入後に必要な初期設定方法についてご紹介します。

KeepKeyを購入してまず最初に行うのが初期設定です。

ここでは、PINコード設定とリカバリーフレーズ設定(書き留め)を含めた、初期設定についてご説明していきます。

KeepKeyの初期化に取りかかる前に、準備しておくもの

  • KeepKey本体
  • 付属のUSBケーブル
  • 付属のリカバリーシート
  • PC
  • Google Chromeのブラウザ
    (最新バージョン)

では早速、手順を見ていきましょう。

  1. 【PC側の操作】ChromeウェブストアからKeepKey Client Appをダウンロードしてインストール
  2. KeepKeyをPCと接続
  3. Chromeを開き、KeepKey Client Appのアイコンをクリック
  4. "Your KeepKey need to be initialized."(あなたのKeepKeyを初期化する必要があります)とメッセージ表示されるので、その下の[initialized KeepKey](KeepKeyを初期化する)ボタンをクリック
  5. ”Choose a Label For Your KeepKey”(あなたのKeepKeyのラベルを選択してください)と表示されるので、Label欄に任意の文字を入力
    ※ここで設定するLabelとは、複数のデバイスを所有した際に個体を識別するためのものです。Label文字は後からでも変更できます。
  6. "Choose a PIN For Your KeepKey"(あなたのKeepKeyのPINを選択してください)と表示されたら、1〜9桁の数字からなる任意のPINを設定します。
    ※PINの長さは6桁以上を推奨します。
  7. PINを再入力

以上で、PINコードの設定は完了です。

続いて、リカバリーフレーズの書き留め作業にうつります。

  1. KeepKey画面に"RECOVERY SENTENCE"(リカバリーフレーズ)と表示され、12個の英単語が表示されます。
  2. 12個の単語を、付属のリカバリーシートに書き留めます。

以上の手順で初期化は終了です。

具体的な操作方法は、以下のリンク先に掲載されている動画(再生時間:1分16秒/音声は英語のみ)を見ていただくと、イメージが掴みやすいでしょう。

以上、ハードウェアウォレットのKeepKeyについて、基本情報や特徴、使い方や購入時の注意点について見てきました。

仮想通貨のウォレットには複数の種類があるのですが、中でも仮想通貨オフラインで管理するハードウェアウォレットは他に比べて比較的安全な手段といわれています。

ただ、紹介してきたように、KeepKey以外にもハードウェアウォレットあるので、自分の目的にあった、ハードウェアウォレットを見つけて、仮想通貨を安全に管理するのが良いでしょう。

機能や対応通貨はアップデートにより、随時更新されていくので、公式サイトで最新情報をチェックしてくださいね。