目次

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  1. Metamask(メタマスク)とは?[概要]
  2. 【メリット】Metamaska/メタマスク
  3. 【デメリット】Metamask(メタマスク)
  4. 【登録方法】Metamask(メタマスク)
  5. 【使い方】Metamask(メタマスク)
  6. <まとめ>Metamask(メタマスク)
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Metamask(メタマスク)は、イーサリアムやイーサリアムベースのトークンを、保管できるウォレットアプリです。

イーサリアムを安全に保管したり、分散型アプリケーション(Dapps)を利用するためにウォレットを準備しようと思っているけど、

「メタマスクってどんな機能があるのか?」
「他のウォレットと何が違うの?」

などと疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、Metamask(メタマスク)のメリットやデメリット、登録方法や使い方などについてご説明していきます。

それでは早速、Metamaskの概要から確認していきましょう。

Metamask(メタマスク)は、イーサリアムやイーサリアムベースのトークンを保管できるウォレットアプリです。

イーサリアムのウォレットはMetamask(メタマスク)以外にも、MyEtherWallet(マイイーサウォレット)が多くの人に利用されています。

MetamaskとMyEtherWalletを比較しながら、特徴を確認していきましょう。

  Metamask MyEtherWallet
種類 デスクトップウォレット デスクトップウォレット
通貨保管方法 ホットウォレット コールドウォレット
対応通貨 ETH,ERC20トークン ETH,ETC,ERC20トークン
日本語対応 未対応 対応
サイト ブラウザ拡張機能 ウェブサイト
対応ブラウザ Chrome/Firefox/Opera 問わない
モバイル Android(Firefoxのみ) Android/iOS

MetamaskとMyEtherWalletでは、どちらもデスクトップウォレットとして利用することができますが、その他の点は異なるようです。

それでは、Metamaskにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
まずはメリットから確認してきましょう。

Metamask(メタマスク)のメリットとして、以下の3点があげられます。

  1. Dappsへのアクセスが容易
  2. 複数のアカウントを作成/管理できる
  3. MyEtherWalletとの連携が可能

一つずつ確認していきましょう。

Metamask(メタマスク)の最大の特徴は、ブラウザの拡張機能として動作するため、Dapps(※1)へのアクセスが容易である点です。

Metamaskをブラウザにダウンロードするだけで、イーサリアムのネットワークに容易にアクセスできる、橋渡しのような役割を担ってくれています。

たとえば、イーサリアムのプラットフォームで構築されたDappsの一つに、「イーサエモン」というポケモンのようなゲームがあります。

そのゲームの中で、中央の丸で囲まれたビボリンというモンスターを購入するときに、「今すぐ購入する」をクリックすると、取引相手のアドレスや送金額が自動的に入力されたMetamask(メタマスク)の画面(左側)が立ち上がります。

問題がなければ、Metamaskの「BUY ETHER」をクリックすれば、トランザクションの作成が完了です。

これをMyEtherWalletで実行する場合、購入するモンスターのアドレスを事前に確認し、MyEtherWalletにアドレスや取引額を手動で入力して、トランザクションを作成する必要があるので、Dappsを利用するときは手間がかかってしまいます。

(※1)Dappsとは、Decentralized Applicationsの略で、分散型アプリケーションと呼ばれます。中央管理者がいなくても自律して稼働する、ブロックチェーン技術を利用したアプリケーションのことです。

Metamask(メタマスク)は複数のアカウントを作成し、管理することができます。

取引相手やDappsの種類などによって、アカウントを使い分けることが可能です。

アカウントの追加方法は、下記の「【使い方③】アカウントの追加方法」で説明しているので、ご参考ください。

Metamask(メタマスク)と同様にイーサリアムのウォレットである「MyEtherWallet(マイイーサウォレット)」と連携させることができます。

MyEtherWalletからログインする際に、必ず秘密鍵を入力する必要があります。
Metamaskを使ってMyEtherWalletにログインすることで、秘密鍵の入力が不要になり、万が一秘密鍵を紛失してしまってもウォレットにアクセすることができます。

MyEtherWalletの公式サイトでも、Metamaskと連携させて秘密鍵を入力しないログイン方法を推奨しています。

また、MyEtherWalletと連携していないと、イーサリアム(ethereum)以外のERC20トークンを、Metamaskから送金できないので注意が必要です。

MyEtherWalletとの連携方法は、下記の「【使い方④】MyEtherWalletの連携方法」で説明しているので、ご参考ください。

続いて、Metamaskのデメリットを確認していきましょう。
以下3点のデメリットがあげられます。

  1. 日本語未対応
  2. トークンの送金ができない(MyEtherWalletとの連携が必要)
  3. ホットウォレットなので、長期保管に向かない

詳しく見ていきましょう。

Metamask(メタマスク)は、日本語に対応していません

一度ダウンロードしてしまえば難しい操作はありませんが、すべて英語になるため、英語に抵抗がある方にはデメリットに思われるかもしれません。

Metamask(メタマスク)はイーサリアム以外のERC20トークンを受け取ることは可能ですが、Metamaskの機能だけではトークンの送金はできません

ただし、MyEtherWalletと連携させることで送金ができるようになるので、下記の【使い方】の項目でご説明します。

Metamask(メタマスク)は、ホットウォレットで仮想通貨を管理しているため、長期保管や大きな額の保管には向いていません。

《ホットウォレット》とは
常にオンランで仮想通貨を管理しているウォレットのこと。 いつでも手軽に仮想通貨にアクセスできる代わりに、オンライン上で管理されていることでハッキングリスクがある。

その逆で、オフラインで仮想通貨を管理(USBやペーパー)されているウォレットのことをコールドウォレットと呼ぶ。

以上、デメリット3点をご紹介してきました。

次に、Metamask(メタマスク)の登録方法をご説明します。

Metamask(メタマスク)のダウンロード方法から、初期設定までの方法をご説明していきます。

Metamaskに対応しているブラウザは以下のとおりです。

いずれのブラウザもお持ちでない方はダウンロードしておきましょう。

今回は、PC版のChromeのダウンロード方法をご紹介します。

まずはじめに、こちら(Metamask公式サイト)にアクセスしてください。
以下のような画面が表示されるので、赤枠の「GET CHROME EXTENSION」をクリックします。

以下の画面が表示されたら、右上の「CHROMEに追加」をクリックします。

ブラウザの右上(アドレスバーの横あたり)にきつねのマークが表示されたら、ダウンロードは完了です。

そのきつねのマークをクリックすると、以下の画面があらわれるので、パスワードを設定して2回入力します。

パスワードを入力して「CREATE」をクリックすると、12個の英単語が表示されます。

これはウォレットを復元するパスワードのようなもの(復元フレーズ/SEED)で、ブラウザを変更する際や、Metamaskを誤って削除してしまったときなどに必要になります。
必ずメモしておきましょう。

「SAVA SEED WORDS AS FILE」は、英単語が記載されたファイルをダウンロードすることができ、英単語のメモが完了したら「I'VE COPIED IT SOMEWHERE SAFE」をクリックします。

以上でMetamaskの設定は完了です!

以下は英語になりますが、設定方法を紹介している動画です。

続いて、Metamask(メタマスク)の使い方を確認していきましょう。

  1. 表示画面
  2. 入出金方法
  3. アカウントの追加方法
  4. MyEtherwalletとの連携方法
  5. ERC20トークンの追加方法
  6. Metamaskの復元方法

はじめに、表示画面の説明をしていきます。

きつねのマークをクリックしてMetamaskを開くと、まず以下の画面が表示され、残高や送金履歴などを確認することができます。

右上の人のマークをクリックすると、以下の画面があらわれます。

開設しているアカウントが最初に一覧で表示され、「①Create Account」をクリックするとアカウントの追加を行うことができます。

「②Import Account」では、PCの買い替えや間違えてMetamaskを削除してしまった場合ときなどに、こちらをクリックしてアカウントのインポートを行います。

「…」をクリックすると、以下のことができます。

「①View account on Etherscan」:Etherscanを立ち上げる(取引状況の確認)
「②Shoe QR Code」:MetamaskのアドレスをQRコードで表示
「③Copy Address to clipboard」:Metamaskのアドレスをコピーが可能
「④Export Private Key」:秘密鍵の確認が可能(PW必要)

右上の「≡」では、Metamaskの設定やログアウト、Help画面が表示されます。

次に、Metamask(メタマスク)での入出金の方法を確認していきましょう。

入金方法

Metamaskのアドレスの確認方法は、「…」をクリックして、「③Copy Address to clipboard」をクリックすると、アドレスがコピーされます。

その一つ上の「④Show QR Code」を選択すると、QRコードが表示されるので、どちらかの方法でMetamaskのアドレスを確認します。

お使いのウォレットや取引所の手順に従って、確認したMetamaskのアドレス宛に送金してください。

取引承認の状況は、「①View account on Etherscan」から確認することができます。

送金方法

Metamask(メタマスク)からの送金方法は、トップ画面から「SEND」を選択します。

以下の画面が表示されるので、「送金先のアドレス」「送金額」を入力して、「NEXT」をクリックしてください。

そうするとこのような画面が表示され、それぞれの意味は以下のとおりです。

「①Amount」:送金額
「②Gas Limit」:使用するGas(手数料)の最大量
「③Gas Price」:1Gasの値段(この数値を変更しながらGasの価格を調整する)
「④Max Transaction Fee」:送金にかかる手数料

Gas(手数料)の額をGasPriceで設定し、問題がなければ「SUBMIT」をクリックしてトランザクションを作成します。

取引が承認されたら、トップ画面に送金履歴が表示されます。

Gas(手数料)とは?
イーサリアム(ethereum)やERC20トークンなどを送金したり、Dappsのゲームなどで状態を変化させるアクションを起こす際は、必ずGas(ETH)という手数料を支払う必要があります。

Gasが多く設定されている取引から処理されていく傾向があり、「GasPrice」の数値を変更することで、Gasの価格を調整します。

Gasの目安額はそのときのイーサリアムの取引量によって変わるため、こちらの【ETH Gas Station】で、現在のGas設定額の目安を確認することができます。

(Gasに関する詳細は、下記の「イーサリアム(ethereum/ETH)のGas(ガス)とは?」の記事を参考ください)

続いて、アカウントの追加方法です。

アカウントの追加は、トップページ右上の人のマークから「①Create Account」をクリックします。

そうすると「Account2」が表示されるので、これでアカウントの追加は完了です。

ただし、一度作成したアカウントを削除する場合は、復元フレーズをバックアップしたのち、再度Metamaskを新規作成して必要なアカウントのみ、復元していくことになります。

次に、MyEtherWallet(マイイーサウォレット)との連携方法をご説明します。

MyEtherWalletとMetamaskを連携させることで、MyEtherWalletのログインで必要だった秘密鍵の入力が不要になり、またMetamaskからERC20トークンを送金することが可能になります。

MyEtherWalletに「登録していない場合」と「登録している場合」の2つの連携方法について、ご紹介します。
いずれの場合も、連携方法はとても簡単です。

①MyEtherWalletに登録していない場合

通常であればMyEtherWalletを開設する場合、パスワードの設定や秘密鍵のダウンロードが必要になりますが、Metamaskからアクセスすることで、そのような手順が不要になります。

まずはじめに、【MyEtherWallet】にアクセスし、右上の「お財布情報を見る」をクリックします。

以下の画面が表示されたら「Metamask」にチェックを入れて、「Metamaskに接続」をクリックするだけで設定は完了です。

これでMetamaskから、MyEtherWalletにログインすることができます。

②MyEtherWalletに登録している場合

すでにMyEtherWalletを持っている方で、MetamaskとMyEtherWalletに連携させる場合を説明していきます。

Metamaskのトップページの、人のマークをクリックして「Import Account」を選択します。

次に、「Paste your private key string here」に「MyEtherWalletの秘密鍵」を入力すると、MyEtherWalletと連携したアカウントが作成されます。

最後に、「①MyEtherWalletに登録していない場合」のところでご説明したように、MyEtherWalletにアクセスして、Metamaskに接続したら完了です。

Metamask(メタマスク)では、1つのアカウント(1つのアドレス)でERC20トークンの入出金も可能になります。

ただし、Metamaskにトークンを一つずつ追加していく必要があるので、ここで追加の方法を解説していきます。
(ER20トークンの種類はこちら(Etherscan)からご確認ください)

まずはじめに、追加するトークンの「Contract address」が必要になるので、 【Etherscan】から確認します。

右上の検索BOXなどから、追加したいトークン名などを入力して検索します。

ここでは、2018年4月現在でERC20トークンの中で取引高の高い、【EOS(イオス)】を追加していきます。
トークンのページを開くと赤枠内の「Contract address」が表示されるので、それをコピーします。

Contract addressをコピーしたら、Metamask(メタマスク)のトップページの「TOKENS」から「ADD TOKEN」をクリックします。

以下の画面が表示されるので、先ほどコピーしたContract addressを赤枠内に貼り付けて、「ADD」をクリックします。

(Token SymbolとDecimals of Precisionは自動で入力されます)

そうするとトップページに【EOS】が表示されますので、追加は完了です。

このウォレットでEOSの送受金が可能になります。

最後に、Memamaskを間違えて削除してしまったり、PCの買い替えのときなどに、Metamaskを復元させる方法をご紹介していきます。

手順は、先ほどのMyEtherWalletと連携させる方法と同様に、秘密鍵をインポートするのみです。

Metamaskのトップページの、人のマークをクリックして「②Import Account」を選択します。

次に、「Paste your private key string here」に「MyEtherWalletの秘密鍵」を入力すると、アカウントが復元されます。

秘密鍵がないとアカウントの復元はできないので、必ず秘密鍵はオフラインで、バックアップをとっておくようにしましょう。

Memask(メタマスク)はイーサリアムやERC20トークンを管理することができ、ブラウザ拡張機能として動作するデスクトップウォレットです。

Metamaskは、以下のメリットとデメリットがあることがわかりました。

  • メリット
    ・Dappsへのアクセスが容易
    ・複数のアカウントを作成/管理できる
    ・MyEtherWalletとの連携が可能
  • デメリット
    ・日本語未対応
    ・トークンの送金ができない(MyEtherWalletとの連携が必要)
    ・ホットウォレットなので、長期保管に向かない

ブラウザ拡張機能で動作することによって、Dappsへのアクセスが容易になります。
また、MyEtherWalletと連携させることで、Metamaskのデメリット部分を改善させており、イーサリアムのウォレットの中でも使いやすいものの一つといえます。