目次

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  1. ビットコインキャッシュ(BCH)決済を導入する店舗が増加中
  2. ビットコインキャッシュ(BCH)決済導入のメリット
  3. ビットコインキャッシュ(BCH)を決済に使用するデメリット
  4. ビットコインキャッシュ(BCH)決済が導入されている店舗/ECサイト
  5. ビットコインキャッシュ(BCH)を決済で使用する方法
  6. ビットコインキャッシュ(BCH)決済導入の最近のニュース
  7. <まとめ>ビットコインキャッシュ(BCH)決済導入
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最近、仮想通貨(ビットコイン)で決済ができるお店が増えていますが、ビットコインキャッシュ(BCH)でも決済ができる店舗やサイトがあることをご存知でしょうか?

この記事にたどり着いた方は、

「ビットコインキャッシュ決済を導入しているお店を知りたい」
「そもそもなぜ、ビットコインではなくビットコインキャッシュが決済に導入されているの…?」

などと疑問をお持ちの方もいるかもしれませんね。

この記事では、「ビットコインキャッシュ決済が導入されている店舗/ECサイト」「ビットコインキャッシュ決済を導入するメリット/デメリット」「決済方法」などについて、ご説明していきます。

まずは、なぜビットコインキャッシュ決済が導入されているのかを確認するために、導入のメリットから確認していきましょう。

なぜ店舗やECサイトは、ビットコインキャッシュ(BCH)を決済に導入しているのでしょうか?

ビットコインキャッシュを導入するメリットとして、以下が挙げられます。

  1. 決済手数料が安い
  2. 外国人旅行客の利用増加が見込める
  3. ビットコインと比較して決済処理が早い

詳しく見ていきましょう。

仮想通貨決済の最大の特徴として、決済手数料が安いことが挙げられます。

クレジットカードではVisaやJCBなどの中央機関から発行されているため、決済手数料が必要になります。
そしてその決済手数料は、クレジットカードでの支払いに対応している店舗やサイトが、負担していることがほとんどです。

しかし仮想通貨は、ブロックチェーン技術を利用することで中央機関は存在しないため、手数料は安く済むということです。

クレジットカードを使用した支払い・購入が多い店舗においては、仮想通貨決済を導入することで大きなコスト削減となりえます。

2018年5月17日時点で、ビットコインとビットコインキャッシュ、一回の取引(トランザクション)にかかる手数料は以下のとおりです。

・ビットコイン:1.2USD(132円)
・ビットコインキャッシュ:0.12USD(13円)

このことから、送金や支払いに使用する際の手数料は、ビットコインキャッシュの方がお得であることがわかりますね。

参考元:Bitcoin Avg. Transaction Fee chart 参考元:Bitcoin Cash Avg. Transaction Fee chart

外国人旅行客の利用増加が見込めることも、お店側のメリットの1つです。

海外旅行をする際、通貨は旅行先の国の通貨に両替する必要があり、両替所に手数料を支払ったり、その時期によってレートも変わります。

しかし仮想通貨であれば、手数料を支払うことなく、旅先でものやサービスを決済することが可能です。

つまり、外国人旅行客にとってはコストの削減につながるため、仮想通貨決済ができるか否で、購入の意思決定をすることも起きうるでしょう。

お店側としては競合に差をつけ、外国人旅行客を呼び込むチャンスにもなります。

ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)は仕組み上、決済完了までに10分程度の時間がかかります。

しかし、ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコインと比較すると、決済処理のスピードが早いと言われています。

現在、ビットコインでは、トランザクション詰まりやトランザクションの高騰などのスケーラビリティ問題が発生しています。

トランザクション詰まりが発生しているため、ビットコインでは従来の取引の承認までの時間が10分以上必要になってしまってる場合が多いです。

一方、ビットコインキャッシュ(BCH)は、ブロックサイズが32MB(※)(ビットコインは1MB)と大きく、一度に多くの取引データを処理することができます。

つまり、ビットコインよりも多くのトランザクションが格納できるため、トランザクション詰まりが起きにくく、ビットコインキャッシュの方が決済処理のスピードが早くなるということです。

(※)2018年5月15日にビットコインキャッシュのハードフォークが行われ、ブロックサイズが8MBから32MBに拡大されました。(参考:Coin Dance)

ビットコインキャッシュ(BCH)決済を導入するメリットをご紹介しましたが、以下の3つのデメリットも存在します。

  1. 価格変動リスク
  2. 決済完了に10分程度かかる
  3. 使用できる場所が少ない

ビットコインキャッシュ(BCH)をはじめとする仮想通貨の価格は、常に変動しているため変動リスクが存在します。

たとえば、「1BCH=1万円」のときに、ビットコインキャッシュを購入したとします。

仮に、次の日に「1BCH=8千円」となった場合、1BCHで1万円の商品が購入できないという事態が発生しうるということです。

先ほどもご説明したとおり、ビットコインキャッシュ(BCH)は、決済完了までに10分程度の時間がかか流よう設定されています。

つまり、決済完了を確認できるまでに10分かかるというわけです。

現金の支払いであれば、レジで会計を済ませればすぐに決済完了となりますが、ビットコインキャッシュ(BCH)で決済する場合は10分程度、待たなければいけない可能性があるということです。

しかし、店舗によってはゼロタイム決済を導入しています。

ゼロタイム決済とは、簡単にいうとブロックチェーンに取引を記録する前に、決済を完了させるというものです。

つまり、10分程度の決済完了を待たなくても良いため、一概にデメリットであるとは言えないかもしれません。

ビットコインキャッシュを決済に使用できる、店舗やECサイトの数は、現金やクレジットカードを使用できる数に比べると、かなり少ないそうです。

そのため、決済に使用するために、現金をビットコインキャッシュに変えたのに、使う機会がないという事態が起こる可能性があります。

ビットコインキャッシュ(BCH)決済のメリットとデメリットを確認したところで、実際に決済が導入されている、一部の店舗やECサイトをご紹介します。

店舗名 業態 所在地
うなぎ料理専門店 川昌 飲食店 埼玉県
回転寿司酒場 銀座沼津港 飲食店 東京都
café de perle 飲食店 東京都
Two Dogs Taproom 飲食店 東京都
nem ber 飲食店 東京都
炭火焼肉たむら 蒲生本店 飲食店 大阪府
京滋の清掃会社.jp 清掃業 京都府
equal HAKATA 衣料品 福岡県
organic hair salon feline 美容院 東京都

比較的、飲食店でビットコインキャッシュ決済に対応しているところが多く、ピザ屋さんやワインバー、nem berにも対応していますね。

また、ハウスクリーニングなどを請け負う京都の清掃会社でも対応しています。

サイト名 サービス内容
カーヴ the Select ワインの通信販売
ARTISANHONEY はちみつの通信販売
Ledger Nano S 正規販売代理店 Ledger Nano Sの通信販売
Bitmain マイニングツールの通信販売

ECサイトは店舗に比べると少ないですが、ビットコインやビットコインキャッシュが保管できるハードウェアウォレットの「Ledger Nano S」でも、決済が可能なようです。

また、「Bitmain」とはマイニング関連業者で、自社でマイニングを行なっていたり、マイニングハードウェアの開発や販売を行なっています。

Bitmainのマイニングツールの通信販売では、ビットコインキャッシュの他に、ビットコインやライトコンを使用することが可能です。

ビットコインキャッシュ(BCH)が決済できるお店を確認してきましたが、では、実際にどのように決済するのでしょうか?

【ビットコインキャッシュ決済までの手順】

  1. ウォレットの作成
  2. ウォレットへビットコインキャッシュを送金する
  3. 店舗での支払い

店舗やECサイトで決済する場合には、まずスマートフォンやタブレットに対応しているビットコインキャッシュ対応の「ウォレット」が必要になります。

(ウォレットは仮想通貨取引所のウォレットでも決済が可能な店舗もありますが、取引所の都合で取引ができない時間などが発生するため、専用のウォレットを作成しておきましょう)

今回はBitcoin.comのウォレットで決済する手順をご説明していきます。

Bitcoin.comのウォレットについて

・取扱通貨:ビットコイン/ビットコインキャッシュ
・種類:デスクトップウォレット/モバイルウォレット
・対応OS:Android 4.4以上/iOS 9.0以上/Mac/Windows/Linux

Bitcoin.comのウォレットは ビットコインキャッシュを支持するロジャー・バー氏の会社(Bitcoin.com社)からリリースされているウォレットです。

特徴は日本語に対応している点や、秘密鍵をインターネット上ではなく自分で保管できるので、ハッキング等にあうリスクが低いです。

Bitcoin.com公式サイトからウォレットをダウンロードします。(店舗決済で利用する場合は、スマートフォンやダブレットにダウンロードしておきましょう)

ダウンロードして起動させ、メールアドレスを入力し、「設定」画面からバックアップ(12個の復元フレーズのメモ)を取っておきましょう。

以上でウォレットの作成は完了です。以下のような画面が表示されているかと思います。

ウォレットの設定が完了したら、お店で決済するためにビットコインキャッシュをウォレットへ入金させましょう。

トップページの下部にある「受取」をクリックすると、QRコードとアドレスが表示されます。
(必ずビットコインキャッシュのアドレスであることを確認してください)

この表示されたアドレス宛に、お手持ちのウォレットや取引所からビットコインキャッシュ(BCH)を送金すれば良いのですが、注意事項があります。

ビットコインキャッシュは、新しいアドレス形式(qから始まるアドレス)をリリースしています。
そのためQRコードの下に「Address Type」という表記があり、以下の3つのリストが表示されます。

送金するウォレットや取引所によって、対応しているアドレスタイプが異なりますので、対応しているタイプを確認して選択してください。

  • Cash Address:「q」から始まる新しいアドレスタイプ
  • Legacy:「1」から始まる従来のアドレスタイプ(日本の取引所はほとんどLegacy typeのアドレスです)
  • BitPay:「c」から始まるBitpayのウォレット用のアドレス

ビットコインキャッシュのウォレットに送金が完了したら、決済するための準備は完了です。
店舗での決済方法を確認していきましょう。

店舗で買い物をしたあと、ビットコインキャッシュ決済用の「QRコード」を表示してもらえるはずですので、先ほどのBitcoin.comのウォレットアプリを起動します。

トップページ下部にある「スキャン」をクリックすると、カメラが起動するので提示されたQRコードを読み取ります。

QRコードを読み取ると、以下のような画面が表示されますので、「Enter amount」に入金額(円)を入力して「Comfirm」をクリックします。

最後に確認画面が表示されますので、問題なければ送金を実行し、支払いは完了です。

決済方法をご説明したところで、最後にビットコインキャッシュ(BCH)の決済に関する、3つの話題をお伝えしていきます。

アメリカに拠点を置くBitPay社は、提供する決済サービスにビットコインキャッシュ(BCH)を対応させることを発表しました。

BitPay社はビットコインの決済サービスを提供する会社で、ビットコインのウォレットサービスや、visaプリペイドカードも発行しています。

これによりBitPayのウォレットでも、ビットコインキャッシュの管理が可能になり、また、visaプリペイドカードもビットコインキャッシュに対応することを発表しました。(参照:Bitcoin.com

visaプリペイドカードの決済手数料は、ビットコインは1.9%かかるのに対し、ビットコインキャッシュは無料です。(参考:Bitpay

Microsoft社は、2018年3月からビットコインキャッシュ(BCH)の決済を開始しました。

Microsoft社は2014年から、BitPay社が提供するビットコイン決済システムを導入していますが、Bitpayの決済システムにビットコインキャッシュを対応させたことで決済が可能になりました。

ビットコイン決済では1.2%の手数料がかかりますが、ビットコインキャッシュで決済すると手数料は無料です。

2017年12月12日、Bitcoin.com社のロジャー・バー氏により、ビットコインキャッシュ(BCH)のvisaデビットカードをリリースすることが発表されました。

Bitcoin.comは先ほどご紹介したウォレットも提供しています。

デビットカードがリリースされればビットコインキャッシュをチャージしておくだけで、クレジットカードのようにビットコインキャッシュで決済ができるようになります。

ビットコインキャッシュ(BCH)決済導入について、そのメリットやデメリット、導入されているお店や決済方法について紹介してきました。

仮想通貨決済はクレジットカードよりも手数料が安く済み、外国人観光客の利用増加も見込めるため店舗側としてのメリットも多く、今後も決済を導入していくお店は増えていくのではないでしょうか。

また、ビットコインと比較するとビットコインキャッシュは決済処理が早く、手数料が安いとも言われており、実際にBitpayやMicrosoftでは、ビットコインよりも決済手数料を安く設定しているサービスもありました。

ただ、現在、ビットコインキャッシュを使用することが、現金やクレジットカードより、使い勝手が優れているとは一概に言えません。

実際に、ビットコインキャッシュで決済を行い、現金やクレジットカードのどちらが利便性に優れているのか試してみても良いかもしれません。