目次

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  1. 【結論】イーサリアム(ETH)の送金時間は15秒?
  2. イーサリアム(ETH)/ビットコイン(BTC)の送金時間を比較
  3. 【注意事項】イーサリアム(ETH)の送金時間は変動する
  4. 【参考】イーサリアム(ETH)の送金時間を実際に測ってみた
  5. 【まとめ】イーサリアム(ETH)の実際にかかる送金時間は?
Large ethereum

「イーサリアムはビットコインよりも送金時間が早い」、「イーサリアムを送金したのに送金が完了しない」ということを、SNSなどでよく目にしますが。

実際、ビットコインよりも送金時間は早いのでしょうか。

また、なぜイーサリアムの送金がいつまでたっても完了しないのでしょうか。

この記事では、イーサリアムとビットコインの送金を実際に行い、「イーサリアムの送金時間」と「イーサリアムの送金時間がビットコインよりも早いのか」を考察し、次に、「イーサリアムの送金が遅延する理由」をご紹介します。

イーサリアムの送金時間は、一般的に約15秒といわれていますが、2018年5月25日にMoblockが、メタマスクというイーサリアム用のウォレットから、Gincoという複数通貨対応のウォレットに送金した際は、約37秒の時間がかかりました。

ただ、イーサリアムの送金時間は変動する(詳細は後述)ので、毎回送金時間が約37秒というわけではありません。

以下は、Coincheckの公式Twitterの2018年1月のツイートですが、イーサリアムのネットワークで混雑(トランザクション詰まり)が発生し、イーサリアムの送金に遅延が生じていることが伺えます。

そして、以下の方のツイートでは、2018年1月にイーサリアムを送金して、77時間たってもイーサリアムの送金が完了しないといった事態が発生していることがわかります。

まとめると、イーサリアムの送金時間は、通常約15秒で完了しますが、実際に送金してみると約37秒の時間がかかり、イーサリアムのネットワークの混雑時にはそれ以上の時間がかかる可能性があるということです。

ここまで、イーサリアムの送金時間に関する重要事項を簡単に解説しました。

次の段落以降では、「イーサリアムと他の仮想通貨の送金時間の比較」と「イーサリアムで送金の遅延が発生する理由」を紹介し、最後に「実際に行ったイーサリアムの送金記録」をご紹介します。

2018年5月25日に、イーサリアムとビットコインの送金を行ったところ、以下の結果が出ました。

  イーサリアム
(ETH)
ビットコイン
(BTC)
送金時間 約37秒 約7分37秒
送金手数料 約0.000047円
(0.000000007ETH)
約22円
(0.000026BTC)

※イーサリアムとビットコインの送金手数料は、共にCoinMarketCapの2018年5月25日の送金時点の価格を参考に日本円換算にしたものです。

今回の結果によると、イーサリアムを送金した場合、ビットコインよりも、送金が早く完了し、送金手数料も安く済むということがいえそうです。

ただ、先述した通り、イーサリアムのネットワークが混雑していると送金に時間がかかるのでご注意ください。

ちなみに、ビットコインでは、送金の完了には約10分の時間がかかることがアルゴリズムによって決まっているため、今回の送金は少し早く完了したといえます。

では、次に「イーサリアムで送金の遅延が発生する理由」をご紹介します。

イーサリアムの送金が遅延する理由は、スケーラビリティ問題が発生しているからです。

イーサリアムを送金や決済などに使用した際に発生する取引データのことを、トランザクションというのですが、このトランザクションが増加したことで、イーサリアムのネットワークが混雑してし、なかなか決済や送金が完了しないといった事態が起きます。

この、トランザクションの増加に伴い生じる、トランザクションの遅延などの問題のことをスケーラビリティ問題といいます。

以下の、画像はイーサリアムの1日あたりのトランザクション数の推移を表しているチャートになります。

画像引用元:Etherscan

この画像を見ても分かる通り、イーサリアムのトランザクション数は常に変化していて、2018年1月に最もトランザクション数が多いことがわかります。

先ほど、Coincheckなどのイーサリアムの送金の遅延に関するツイートを取り上げましたが、あれらのツイートも2018年1月のものなので、トランザクションが増加したことで、ネットワークが混雑したため、送金の遅延が発生したのではないかと考えられます。

これまでの内容を踏まえると、イーサリアムで送金の遅延が発生してしまうまでの一連の流れは以下の通りです。

  1. トランザクション量が増加
  2. 次第に、トランザクションの承認作業が間に合わなくなる
  3. 承認しきれないトランザクションが溢れ始める
  4. いつまでたっても決済や送金が完了しないという問題が発生

まずは、イーサリアムの送金時間を測るために実際に行った送金の手順をご紹介します。

①メタマスクから、イーサリアムをGincoのウォレットへ送金

以下の画像はメタマスクからGincoのウォレットへ送金手続きが完了したことを表しているもので、送金の手続きが完了したのは14:41ということがわかりますね。

②Gincoで、イーサリアムのトランザクションを確認

この画像から、メタマスクから送金されたイーサリアムは、まだ【手続き中】で、送金が完了していないことがわかります。

そして、以下の画像がイーサリアムの送金が完了したことを表す画像になります。

※この画像は、5/27に撮影したものです。

この2枚の画像から、イーサリアムの送金が37秒で完了したことがわかりますね。

また、Etherscanという、イーサリアムのトランザクションの状況を確認できるサイトを利用して、取引状況を確認してみました。

EtherScanで確認したところ、送金が完了した時間は、2018年5月25日の05:42:35(+UTC)と表示されています。
UTCとは、協定世界時のことで、簡単にいうと世界の標準時のことです。

UTCが日本時間とは、マイナス9時間の時差があることを考えると、UTCでの05:42:35を日本時間に直すと14時42分35秒ということになるので、Gincoで表示されている送金完了時間と一致します。

次に、ビットコインの送金時間を測るために実際に行った送金の手順をご紹介します。

ビットコインの送金には、2つのGincoウォレットを活用したので、送金用に活用したGincoを「Ginco A」、受け取り用に活用したGincoを「Ginco B」と表記します。

①「Ginco A」から「Ginco B」に送金

以下の画像は送金手続きが完了したことを表しているもので、送金した時間が16時13分04秒であることがわかります。

②「Ginco B」で、ビットコインのトランザクションを確認

この画像から、「Ginco A」から送金されたビットコインは、まだ【手続き中】で、送金が完了していないことがわかります。

そして、以下の画像がビットコインの送金が、16時20分40秒に完了したことを表す画像になります。

この2枚の画像から、ビットコインの送金が7分36秒で完了したことがわかりますね。

また、Blockchain.infoという、ビットコインのトランザクションの状況を確認できるサイトを利用して、取引状況を確認してみました。

Blockchain.infoで確認したところ、受け取り時間が7時13分03秒で、送金完了時間が、7時20分40秒と表示されていることから、ビットコインの送金が7分37秒で完了したことがわかり、Gincoで表示されているの時間と1秒差があるだけということがわかります。

つまり、ビットコインの送金には、7分36秒~37秒の時間がかかったということになります。

Blockchain.infoで表示されている時刻が、UTCなのかどうかはわからないため記載はしませんでした。

ここまでの内容をまとめると以下の通りです。

  • イーサリアムの送金時間は、通常約15秒
  • 今回の送金では、イーサリムの送金に約37秒かかった
  • イーサリアムの送金の遅延はスケーラビリティ問題が原因と考えられる
  • イーサリアムはビットコインよりも送金時間が早かった

イーサリアムは、「ビットコインよりも送金時間が早い」、「場合によっては、送金の完了が遅い」と言われていますが、Moblockが行った送金の結果のみを参考にすると、ビットコインよりも送金が早く、現在はそこまで送金に時間がかからないと結論が出ました。

現在は、2017年の12月から2018年の1月下旬と比較して、イーサリアムのトランザクション数が減っているため、比較的早く送金が完了すると考えられます。

ただ、最近では、イーサリアムのネットワーク上にイーサエモンのようなゲームが開発されていることから、トランザクション数が増加していくと言われています。

今後、トランザクション数が増加することで、送金の遅延が生じる可能性は十分あるので、ご注意ください。