目次

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  1. イーサリアム(Ethereum/ETH)を決済手段として導入している店舗と導入する理由
  2. イーサリアム(ethereum/ETH)を決済手段として導入するメリット
  3. イーサリアム(ethereum/ETH)を決済手段として導入するデメリット
  4. イーサリアム(ethereum/ETH)を決済手段としてが導入する店舗
  5. 【最近の動向】BITPointがイーサリアムでの店舗決済サービスを開始
  6. イーサリアム(ethereum/ETH)を決済として使用する方法
  7. <まとめ>イーサリアム(ethereum/ETH)を決済手段として導入する店舗やメリット・デメリット
Large ethereum

最近、仮想通貨で決済ができるお店が増えていますが、イーサリアム(Ethereum/ETH)でも決済が可能な店舗があることをご存知でしょうか。

この記事にたどり着いた方は、

「イーサリアムで決済を導入している店舗を知りたい」
「ビットコインと比較してイーサリアムは決済手段として優れているの」

などの疑問をお持ちの方もいるかもしれませんね。

そこで、「イーサリアムを決済手段として導入している店舗」や「イーサリアムを決済手段として活用するメリット・デメリット」「イーサリアム’で決済をする方法」について、ご紹介します。

イーサリアム(ethereum/ETH)は、ビットコイン(bitcoin)に次ぐ第2位の時価総額を誇る仮想通貨ですが、2018年5月29日時点で、確認できるだけでも16箇所の店舗(国内)でイーサリアムを決済手段として活用しています。

これらの店舗が、イーサリアムを決済手段として活用するのは、以下のメリットがあるためと考えられます。

【メリット】

  1. 決済手数料が安い
  2. 外国人旅行客の利用増加が見込める
  3. ビットコインと比較して決済スピードが早い

ただ、イーサリアムを決済手段として活用するのには、以下のデメリットも考えられます。

【デメリット】

  1. 変動リスクがある
  2. 決済を導入している店舗が少ない
  3. オフライン環境では決済ができない

では、次の段落で、これらのメリット・デメリットを詳しく確認していきましょう。

まず、イーサリアムを決済手段として導入するメリットから解説していきます。

イーサリアムなどの仮想通貨とクレジットカードの決済では、仮想通貨の決済手数料の方が安いといわれており、イーサリアムを決済手段として導入すれば、店舗側が支払う決済手数料を押さえられると考えられます。

クレジットカード払いに対応している店舗の場合、その決済手数料は店舗側が負担していることがほとんどです。

クレジットカードを使用した支払い・購入が多い店舗であれば、イーサリアムを決済手段として活用することで、コスト削減が図れるでしょう。

※支払い金額などによっては、イーサリアムの手数料がクレジットカードの手数料を上回る可能性はあります。

2018年5月29日時点で、ビットコインとイーサリアムの、1回の取引にかかる手数料は以下のとおりです。(1ドル=108円で算出)

・ビットコイン:1.02USD(約110円)
・イーサリアム:0.55USD(約59円)

イーサリアムの手数料の方が安いことがわかります。
このことから、送金や支払いに使用する際の手数料は、ビットコインよりもイーサリアムの方がお得であることがわかりますね。

(参考元:Bitcoin Avg. Transaction Fee chart
(参考元:Ethereum Avg. Transaction Fee chart

イーサリアムを決済手段として導入することで、店舗側は、外国人旅行客を呼び込む機会が得られる可能性があります。

海外に旅行する際、旅行先の国の通貨を用意するために両替を行いますが、両替の手間や両替手数料などのコストが発生します。

しかし、イーサリアムなどの仮想通貨は、決済手段として使用している店舗ならどこでも使用することができるため、両替の手間や手数料がなくなるのです。

外国人旅行客でイーサリアムを決済手段として活用している方は、両替のコストや手間がかからなくないので、イーサリアムで決済ができる店舗に行くインセンティブが働くかもしれません。

ビットコイン(BTC)は仕組み上、決済完了までに約10分の時間がかかりますが、イーサリアムは約15秒で決済が完了するといわれています。

2018年5月25日に、Moblock編集部で実際にイーサリアムとビットコインの送金を行い、送金時間を計測してみました。

その結果は以下のとおりです。

  イーサリアム
(ETH)
ビットコイン
(BTC)
送金時間 約37秒 約7分37秒
送金手数料 約0.000047円
(0.000000007ETH)
約22円
(0.000026BTC)

※イーサリアムとビットコインの送金手数料は、ともにCoinMarketCapの2018年5月25日の送金時点の価格を参考に日本円換算にしたものです。

今回の結果によると、イーサリアムを送金した場合、ビットコインよりも、送金が早く完了し、送金手数料も安く済むということがいえそうです。

ただ、イーサリアムのネットワークが混雑していると、送金や決済に時間がかかるのでご注意ください。

ちなみに、ビットコインでは、送金の完了には約10分の時間がかかることがアルゴリズムによって決まっているため、今回の送金は少し早く完了したといえます。


メリットを確認したところで、次はデメリットを詳しく見ていきましょう。

イーサリアム決済を導入した場合、以下のデメリットが発生することが考えられます。

イーサリアムの価格は常に変動しているため、変動リスクが生じます。

たとえば、「1ETH=10,000円」のときに、イーサリアムを仮想通貨交換所から購入し、次の日に「1ETH=8,000円」となった場合、ユーザーと店舗側の双方にデメリットを与えます。

ユーザー側では、昨日まで1ETHで10,000円分の商品が買えたのに、次の日には8,000円分までの商品しか買えないといった事態が発生します。

一方、店舗側では、売り上げが減るといった事態が発生する可能性があり、店舗側の資産(売上)が、不安定となってしまうリスクがあるのです。

イーサリアムを決済手段として活用している店舗数は、現金やクレジットカードを使用できる店舗数に比べると、かなり少ないです。

そのため、決済に使用するために、現金をイーサリアムに変えたのに、使う機会がないという事態が起こる可能性が考えられます。

ユーザーはイーサリアムで決済をする場合、スマートフォンやタブレットにインストールしている、仮想通貨専用のウォレットを起動させる必要があるのですが、ウォレットはアプリのためオンライン環境下でしか起動できません。

外国人旅行客によっては、日本で利用できるスマートフォンやタブレットを持ち合わせていない可能性もあるので、店舗にフリーwifiを導入するなどの対応が必要になるかもしれません。


ここまでイーサリアム決済のメリットとデメリットを確認しました。
次に、実際にイーサリアム決済が導入されている店舗をご紹介していきます。

国内でイーサリアムを決済手段として導入している店舗は、確認できるだけでも16箇所ありました。

※表は随時更新していきます。

                     
店舗名 業態 所在地
うなぎ料理専門店 川昌飲食店埼玉県
ご馳走家飲食店 北海道
Bit cafe 飲食店 大阪府
懐石割烹 輝きらり 飲食店東京都
東楊軒 飲食店群馬県
オタクな酒屋 鈴木酒店 酒店静岡県
HAIR SALON I T S U K O +美容院 沖縄県
Calenda/カレンダ美容院 東京都
ヒーリングルーム Natural*Gardenカウンセリング 山口県
整体院カラダノバス整体院 東京都
YOSHIKOピラティススタジオフィットネス 静岡県
H designworks / アッシュデザインワークス Webデザイン 大阪府
五反田貸し会議室 不動産 東京都
絞り染め鯉のぼり サービス業 京都府
MODENA アパレル 福岡県
equal HAKATA アパレル 福岡県

飲食店以外にも、美容室や衣料品店などでも対応しています。

京都にある「絞り染め鯉のぼり」は、着物の職人さんが室内用の鯉のぼりを手作りしており、通販で販売しているようです。

では次に、イーサリアムの決済に関する「最近の動向(ニュース)」について確認していきましょう。

仮想通貨取引所(BITPoint)を運営している株式会社ビットポイントジャパンは、2017年8月からビットコインに加えて、イーサリアムの店舗決済サービスの開始を発表しました。

BITPointがイーサリアムを導入した背景として、以下の2点をあげています。

  • 流通時価総額や流通量から、イーサリアムがビットコインに次ぐ主要仮想通貨へと成長していること
  • ビットコインと比較すると、イーサリアムの方が取引が完了するまでの時間が短く、利便性が高いこと

BITPointの活動に呼応して、今後、イーサリアム決済を導入する店舗が増えていく可能性がありますね。

最後に、実際にイーサリアムで決済する方法を確認していきましょう。

【イーサリアムで決済する方法】

  1. ウォレットの作成
  2. ウォレットへイーサリアムを送金する
  3. 店舗での支払い

店舗や通販サイトで決済する場合には、まずスマートフォンやタブレットに対応しているイーサリアムの「ウォレット」が必要になります。

(ウォレットは仮想通貨取引所のウォレットでも決済が可能な店舗もありますが、取引所の都合で取引ができない時間などが発生するため、専用のウォレットを作成しておきましょう)

今回はイーサリアム対応のモバイルウォレット、HB Blockchain Interfaceで決済する手順をご説明していきます。

HB Blockchain Interfaceについて

・取扱通貨:イーサリアム/一部のイーサリアムトークン
・種類:モバイルウォレット
・対応OS:Android/iOS

HB Blockchain Interfaceは、日本のbacoor株式会社が提供するモバイルウォレットで、日本語を含めて8ヶ国語に対応しています。

  • HB Blockchain Interface公式サイトからウォレットをダウンロードします。(店舗決済で利用する場合は、スマートフォンやダブレットにダウンロードしておきましょう)
    起動させると、最初に言語設定の画面になるので「日本語」をタップします。

  • ②次に「新しいウォレットを作成」をタップします。

  • ③利用規約が表示されるので「同意する」をタップ。

  • ④個人情報保護方針が表示されるので「チェックマーク」をタップ

これでウォレットの作成は完了です。

詳しい設定方法などについては、以下の記事をご参考ください。

次に、イーサリアムをウォレットへ送金する手順をご紹介します。

ウォレットの作成が完了したら、店舗で決済するためにウォレットへイーサリアムを送金しましょう。

  • ①トップページのイーサリアムカードをタップします。

  • ②右下の「受信」をタップ

そうするとQRコードが表示され、そのQRコードをタップするとアドレスが表示されます。

そのQRコードまたはアドレス宛に、お手持ちのウォレットや取引所からイーサリアムを送金すれば完了です。

最後に、店舗でのイーサリアム決済方法を確認していきましょう。

  • ①HB Blockchain Interfaceを起動して、トップページのイーサリアムカードをタップします。

  • ②右下の「送信」をタップ

  • ③「受信者アカウント」欄右端のQRコードをタップして、店舗側から提示されたQRコードを撮影します。
    「イーサリアム数量」の欄に決済するイーサリアムの数量を入力して、「送信」をタップすれば送金が完了です。

イーサリアム(ethereum/ETH)を決済手段として導入するメリットやデメリット、導入している店舗や決済方法について紹介してきました。

イーサリアムはクレジットカードよりも決済手数料が安く済み、外国人観光客の利用増加も見込めるなどのメリットが多いことがわかりました。

また、BITPointの決済サービスにもイーサリアムが追加され、今後イーサリアムを決済手段として活用する店舗は増えていくのではないでしょうか。

ただし、現時点で、イーサリアムを決済手段として使用することが、現金やクレジットカードより使い勝手が優れているとは一概にはいえません。

実際に、イーサリアムで決済を行い、現金やクレジットカードのどちらが利便性に優れているのか試してみても良いかもしれません。