目次

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  1. リップル(Ripple)の創業者「Ryan Fugger/Jed McCaleb/Chris Larsen」
  2. RipplePayの考案者「Ryan Fugger」
  3. リップルのコンセンサス・アルゴリズムの考案者「Jed McCaleb」
  4. Ripple Inc.(OpenCoin Inc.)の創業者「Chris Larsen」
  5. 現在のリップル社CEOはBrad Garlinghouse氏
  6. 【まとめ】リップルの歴代の創業者
Large ripple logo mark

リップル(XRP)への投資を考えている人、または実際に投資をしている人にとって、リップルの創業者の経歴や実績は是非ともチェックしておきたいポイントなのではないでしょうか。

また、リップルの歴史を調べていくうちに、リップルの創業者について興味が出てきた方もいらっしゃるのでは。

この記事では、リップル社の前身「OpenCoin Inc.」の創業者や、リップルの基盤技術を考案した2人の重要人物の経歴をご紹介します。

リップルの創業には、どのような人物が関わっているのでしょうか。

次の段落から、リップルの3名の創業者について紐解いていきましょう。

リップルとは、主に国際送金の際に使用される送金プラットフォームですが、「仮想通貨XRP」を指すこともありますし、社名である「Ripple Inc.」を指すこともあります。

ここでは主に、送金プラットフォームのことを「リップル」、リップルの仮想通貨のことを「XRP」、Ripple Inc.を「リップル社」と呼びますので、ご注意ください。

リップルの創業者として知られる人物は、以下の3名です。

  1. Ryan Fugger(ルアン・ファッガー)
  2. Jed McCaleb(ジェド・マカレブ)
  3. Chris Larsen(クリス・ラーセン)

この3名のプロフィールは、後述します。

まずは、現在のリップル・リップル社が成立していくまでの過程を確認しましょう。

リップルと創業者の歴史

  • 2004年:Ryan FuggerがRipplePayを考案(※1)
    ※RipplePayとは、送金プラットフォームの起源となったシステムのことです。
  • 2005年:Ripplepay.comが始動(※2)
  • 2011年:Jed McCalebがコンセンサス・アルゴリズムを考案(※2)
    ※コンセンサスアルゴリズムとは、簡単にいうと、「どの台帳(取引記録をまとめたもの)を分散型台帳で管理するのか」を定めたものです。
  • 2012年:Chris Larsen、Jed McCalebがRippleチームに参加(※3)
    Ryan Fuggerがリップル・プロジェクトの指揮権をChris Larsenに譲渡(※2)
  • Chris Larsenらが「OpenCoin Inc.」を設立(※2)
  • 2013年:OpenCoin Inc.から「Ripple Labs.」に社名変更(※4)
  • Jed McCalebがOpenCoin Inc.から離脱(※5)
  • 2015年:「Ripple Inc.」に社名変更
  • 2016年:Brad GarlinghouseがCEOに。Chris LarsenはRippleのExective Chairman(会長)に就任(※6)

リップル社の前身となるOpenCoin Inc.の創業は、Chris Larsen氏ですが、リップルの基盤となるシステムを考案したのは、Ryan Fugger氏とJed McCaleb氏です。

次の章からは、リップルの3名の創業者がどのような人物なのか、一人ずつ詳しく見ていきましょう。

画像引用元:http://ryanfugger.com/

リップルの創業者の一人であるRyan Fugger氏は、リップル支払いシステムの起源であるRipplePayを考案し、Ripplepay.comを立ち上げました。

プロフィール

名前 Ryan Fugger(ルアン・ファッガー)
居住地 カナダ
Twitter @rfugger
Web-site ryanfugger.com

リップルの創業者の一人であるRyan Fugger氏は、リップルの起源である「RipplePay」の考案者で、 2004年には分散型台帳(ブロックチェーンやXRP Ledgerが該当)に関する論文である「Money as IOUs in Social Trust Networks & A Proposal for a Decentralized Currency Network Protocol」を発表しています。

そんなRyan Fugger氏は、2012年8月に、リップルプロジェクトの指揮権をChris Larsen氏に譲渡し、第一線からは退きました。

Ryan Fugger氏本人のWebサイトによると、彼は慢性疲労症候群を患っているそうで、体調不良が原因で第一線から退いたのではないでしょうか。

また、Ryan氏のTwitterの更新は2016年で止まっていることや、Webサイトに、「I'm not taking on new projects at the moment.(私は現時点では新しいプロジェクトに参加していません)」という文言があることから、現在表立った活動はしていないと考えられます。


[参考元]
ryanfugger.com
Money as IOUs in Social Trust Networks & A Proposal for a Decentralized Currency Network Protocol(PDF)

Disruptor Chris Larsen Returns with a Bitcoin-Like Payments System(Payment Source)(有料コンテンツ)

リップルの創業者の一人であるJed McCleb氏は、リップルの支払いシステムの基盤となる承認アルゴリズム「コンセンサス・アルゴリズム」の考案者です。

プロフィール

名前 Jed McCaleb(ジェド・マカレブ)
居住地 サンフランシスコ
Twitter @JedMcCaleb
Linked-in ryanfugger.com

Jed McCaleb氏の経歴は次の通りです。

  • 2000年:P2Pファイル共有ソフト「eDonkey」を開発(※1)
  • 2010年:仮想通貨取引所「Mt.Gox」を設立
  • 2011年:コンセンサス・アルゴリズムを考案
  • 2012年:『Ripple Labs Inc.(以下「リップル社」)』の共同設立者、およびCTO(技術最高責任者)となる
  • 2013年:リップル社を離脱
  • 2014年:「Stellar Development Foundation」の共同設立者、およびディレクターとなる
  • 2015年:「The Machine Intelligence Research Institute(MIRI)」 のアドバイザーとなる
  • 「Satoshi Studios」のアドバイザーとなる

Jed McCaleb氏は、大手取引所Mt.Gox(現在は破綻し営業終了)の設立者でもあり、仮想通貨業界の立ち上げに関わっている、とても有名な人物です。

彼が考案した「コンセンサス・アルゴリズム」を考案は、現在のリップルのコンセンサスアルゴリズム「Proof of Consensus(プルーフ・オブ・コンセンサス)」の根幹のアイデアとなっています。

※Proof of Consensusについて知りたい方は、「リップル とは」の記事をご覧ください。

Jed McCaleb氏は、2013年にリップル社を退社した後、新たな仮想通貨プロジェクト「Stellar」を立ち上げました。

現在は、AI技術を使ったリサーチを行う「The Machine Intelligence Research Institute (MIRI)」のアドバイザー、そして東南アジアのブロックチェーン・インキュベータ「Satoshi Studios」のアドバイザーとしても活躍しているそうです。

(※1)P2Pファイル共有ソフトはネットワーク参加者が(仲介者を介さずに、)相互にファイルを共有できるようにするソフトのことを指します。


参考元:Jed McCaleb(Bloomberg)


彼の経歴を確認したところで、Jed McCaleb氏関連のニュースをご紹介します。

リップル退社後、Jed McCaleb氏が保持する大量のXRP(9億XRP)を売却する可能性により、XRPの市場に混乱をもたらす恐れがあることが問題となりました。
※大量のXRPが売られる(売り圧力が強い)と、XRPの価格が急落する恐れがあります。

この問題に対してリップル社は、Jed氏の保有するXRPの売却量に制限をかけることを、Jed McCaleb氏に提案し同意に至りました。

海外の仮想通貨メディアCoinDeskによると、Jed McCaleb氏の保有するXRPは、今後7年間にわたり売却額を制限され、同意から最初の1年間は、Jed McCaleb氏が売却できるXRPの量は「一週間あたり10000ドル相当が上限」となるそうです。

10000ドル相当とは、XRPの当時の取引ボリュームの1%未満にしか及ばず、XRPの価格には影響を与えないとされたため、この額に設定されました。


参考元:Jed McCaleb, Ripple Labs Strike Deal to Avoid 9 Billion XRP Sell-Off(Coin Desk)


リップルの創業者の一人であるChris Larsen氏は、リップル社の前身であるOpenCoin Inc.の創業者です。

プロフィール

名前 Chris Larsen(クリス・ラーセン)
居住地 アメリカ
Twitter @chrislarsensf
crunchbase Chris Larsen

Chris Larsen氏の経歴は次の通りです。

  • 1997年:オンライン住宅ローンサービス「E-LOAN」を設立
  • 2015年:個人間で融資の貸与と借用を行うことができるプラットフォーム「Prosper」を設立
  • 2012年:「OpenCoin Inc.」の共同創業者となる
  • 2016年:リップル社のCEOを退き、会長に就任

現在はCEOを退任し、会長としてリップルのプロジェクトに関わっているようです。


参考元:Chris Larsen(Forbs)


Chris Larsen氏の経歴を確認したところで、Chris Larsen氏関連のニュースをご紹介します。

リップルの創業者であるChris Larsen氏は、リップル社の株の一部と、リップルの独自通貨「XRP」を保有しています。

金融系大手メディアForbsによると、Chris Larsen氏は「51億9000万 XRPを保有し、17%のリップルの株式を保有している」とのことです。

XRPの価格が2017年12月から2018年にかけて高騰し、その後大きく下がったことで、Chris氏の資産は大きく変動し、8500億円ほどあった資産が、約3190億円まで下落しました。

一時は、米国の大富豪15位にもランクインしていましたが、現在は大きく順位を落としていると考えられます。

リップルの共同創業者でエグゼクティブ・チェアマンのクリス・ラーセンは2月のランキングでトップに立ったが、当時75〜80億ドル(約8500億円)とされた資産が今では30億ドル(約3190億円)程度にまで減少した。

下落続く仮想通貨、リップル創業者は2ヶ月で5000億円喪失 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

またChris氏と同様に、Jed McCaleb氏もXRPの価格の下落により、保有する資産に大きな影響を受けたと考えられます。


[参考元]
仮想通貨リップル創業者「資産4.2兆円」で米国15位の富豪に(Forbs)
下落続く仮想通貨、リップル創業者は2ヶ月で5000億円喪失(Forbs)


ここまでで、リップルやリップル社の成立に関わる3名の創業者についてご紹介しましたが、最後に、リップル社の現CEOのBrad Garlinghouse氏について簡単にご紹介します。

Chris Larsen氏の退任後にCEOとなったのは、Brad Garlinghouse氏で、CEOに着任後に積極的に動画やメディアに登場し、リップルのマーケティング活動を続けています。

次の動画は、CEOのGarlinghouse氏自らによる、リップルのプロモーション動画です。

Ripple and XRP - Part 3: Ripple's Vision for XRP

リップル社の会社説明によると、Garlinghouse氏はCEOで、メディアやテレビなど、さまざまな場所でリップルの宣伝をしています。

リップルの創業者らはいずれも第一線を退いていますが、現CEOであるGarlinghouse氏の働きにも期待が寄せられるところですね。

ちなみに、Garlinghouse氏もXRPは保有しているそうなので、XRPの価格が下落したことで、資産が減っていると考えられます。


参考元:Our Company(rippe公式サイト)


プロフィール

名前 Brad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)
居住地 アメリカ
Twitter @bgarlinghouse
Linked-in Brad Garlinghouse

リップルとリップル社の成立に関わる、3名の創業者について解説してきましたが、これまでの内容をまとめると以下の通りです。

  1. Ryan Fugger
    →リップルの基盤となる「RipplePay」を考案
  2. Jed McCaleb
    →Proof of Consensusの基盤となる、コンセンサス・アルゴリズムを考案
  3. Chris Larsen
    →OpenCoin Inc.の創業者で、リップル社の会長

リップル社の創業者、Chris Larsen氏に加え、リップルの成立に関わった重要人物である、Ryan Fugger氏やJed McCaleb氏についても創業者としてご紹介しました。

創業に関わったメンバーが、今後リップルにどのような影響を与えるのか注目していきたいと思います。