目次

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  1. はじめに
  2. ビットコイン(Bitcoin)の事件を年表で振り返る
  3. ビットコインの事件①マウントゴックス(Mt.Gox)がハッキング被害を受ける
  4. ビットコインの事件②闇サイト「シルクロード(Silk Road)」をFBIが摘発・運営者を逮捕
  5. ビットコインの事件③ビットフィネックス(Bitfinex)がハッキング被害を受ける
  6. ビットコインの事件④南アフリカで犯罪組織が13歳少年を誘拐、15BTCを要求する
  7. 【まとめ】ビットコイン関連の事件
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近年、仮想通貨の普及とともに、取引所のハッキング被害や、ビットコインの盗難が相次いでいます。

また、投資家の所有するビットコインを狙った傷害事件も世界各地で多発しています。

この記事をご覧になっている方は、

「ビットコイン関連の事件について知りたい」
「これまでにどんなハッキング事件でビットコインが盗難されたかが知りたい」
「これまでに発生した、ビットコインがらみの詐欺・恐喝・強奪などの事件について知りたい」

など、様々な疑問を持っている方が多いのではないでしょうか。

そこで、年表を参考に、ビットコイン関連の事件をご紹介し、次に、いくつかの代表的な事件をピックアップしてご紹介していきます。

まずは、これまでに発生した主なビットコイン関連事件を、年表で振り返ってみましょう。

  • 2010年8月:ビットコインのシステムのバグにより1,840億BTCが偽造される
  • 2011年6月:東京渋谷区に拠点を構えるビットコイン取引所「マウントゴックス(Mt.Gox)」がハッキング被害を受ける
  • 2012年9月:ビットコイン取引所「ビットフロア(BitFloor)」がハッキング被害に遭い、24,000BTCが盗難される
  • 2013年10月:違法商品を扱う闇サイト「シルクロード(Silk Road)」をFBIが摘。運営者を逮捕
  • 2014年:取引所「カナディアンビットコイン(Canadian Bitcoins)」がハッキング被害に遭い、10万ドルのビットコインが盗難される
  • 2014年3月:アメリカの取引所「ポロニエックス(Poloniex)」がハッキング被害に遭い、12.3%のビットコインが盗難される
  • 2015年1月:当時最大規模の取引所であったイギリスの「ビットスタンプ(Bitstamp)」がハッキング被害を受け、19,000BTCが盗難される
  • 2015年2月:中国の仮想通貨取引所「ビーター(Bter.com)」がハッキング被害に遭い、7,170BTCが盗難される
  • 2016年8月:香港の取引所「ビットフィネックス(Bitfinex)」がハッキング被害に遭い、120,000BTCが盗難される
  • 2016年11月:他人のクレジットカード情報でビットコインを詐取した男性3人が逮捕
  • 2016年12月:ハッカーに電話番号をジャックされビットコインが盗まれる
  • 2017年7月:ブルガリアにある仮想通貨取引所の運営者が、ビットコインを使った資金洗浄の疑いで起訴される
  • 2017年8月:ビットコインのセミナーを通じて知り合った名古屋市在住女性の強盗殺人容疑で少年2人が逮捕される
  • 2017年11月:ビットコイン強盗未遂で福岡市の清掃会社社長を逮捕
  • 2018年2月:インドで警察官が実業家を誘拐し、ビットコインを強奪
  • 2018年2月:ロシアの首都モスクワで仮想通貨投資家がビットコインを強奪された上、顔面をナイフでめった切りにされる
  • 2018年2月:仮想通貨PRIZM開発者が拉致され、300BTCと現金2万ドル、iPhoneを強奪される
  • 2018年4月:ドバイでビットコイン取引を装い約2億円が強奪される
  • 2018年5月:南アフリカで犯罪組織が13歳少年を誘拐、15BTCを要求する

ビットコイン関連の事件をまとめてみましたが、次の段落からは、以下4つの事件をピックアップして、事件の概要を解説していきます。

  1. 【2011年6月】東京の取引所「マウントゴックス(Mt.Gox)」がハッキング被害を受ける
  2. 【2013年10月】闇サイト「シルクロード(Silk Road)」をFBIが摘発・運営者を逮捕
  3. 【2016年8月】香港の取引所「ビットフィネックス(Bitfinex)」がハッキング被害を受ける
  4. 【2018年5月】南アフリカで犯罪組織が13歳少年を誘拐、15BTCを要求する

これらの事件はビットコインのシステムの脆弱性ではなく、あくまで、取引所のセキュリティ問題や悪意ある人物が、ビットコインを得るために強盗などの犯罪行為を行ったことが原因で発生したものです。

ビットコインのシステムの脆弱性で事件が頻発している訳ではないので、ご注意ください。

2011年6月20日の日本時間午前3時頃、東京渋谷区に拠点をおくビットコイン取引所「マウントゴックス」が、ハッキング被害を受け、同社で取引されているビットコインの価格が不当に引き下げられました。

数分以内に適正価格にまで引き上げが行われましたが、影響は875万ドル相当にも及んだそうです。

また、このハッキング事件で、ユーザー情報・パスワードが盗難され、約1週間取引が停止されるという事態が発生しました。

2013年10月、ヘロインやコカインといった違法ドラッグやその他違法商品を販売していた、インターネットの闇サイト「シルクロード」がFBIによって摘発され、サイト運営者だったカルフォルニア在住のUlbricht(ウルブリヒト)氏が逮捕されました。

シルクロードでの匿名取引には、ビットコインが使用されていました。

2011年1月から2013年10月にかけて、シルクロードの売上は2億1,300万ドルを超えており、匿名取引にビットコインを活用する人が増加したことで、ビットコインの価格にも影響を及ぼしたようです。


参照元:ニューヨーク・タイムズ:Man Behind Silk Road Website Is Convicted on All Counts
参照元:How the feds took down the Dread Pirate Roberts


2016年8月、香港に拠点を置く世界最大規模の仮想通貨取引所「ビットフィネックス」が、ハッキング被害に遭い、約72,00万ドル相当(2016年8月3日ロイター通信報道時点)のビットコインが盗難されました。

これは、事件発生時点では、2011年に発生したマウントゴックス事件の次に大きな被害額です。

ビットフィネックスの開発ディレクター・Zane Tackett氏は、事件発生後ロイター通信に対し、「ユーザーの口座から119,756ビットコインが盗まれた」ことを語りました。

この事件が報道された影響で、ビットコインの価格は20%近く下落しました。


参照元:FORTUNE:Bitcoin Worth $72M Was Stolen in Bitfinex Exchange Hack in Hong Kong
参照元:coindesk:The Bitfinex Bitcoin Hack: What We Know (And Don't Know)


ここまで、取引所のハッキング被害によるビットコイン盗難事件や、不法サイトの取り締まりなどについて、取り上げてきましたが、ビットコインをめぐった詐欺・恐喝や殺傷事件も世界各地で相次いでいます。

2018年2月にインドでは、州警察が実業家を誘拐し2億1,000万円相当のビットコインを強奪した容疑で逮捕されました。

また、2018年3月、福岡市で発生した暴行事件は、ビットコインを指定するアドレスに送金させ奪うことが目的だったようです。

そして、2018年5月には、南アフリカ・ムプマランガ州のウィットバンクに住む13歳少年の誘拐事件が発生。

日曜日、自宅近くで友人らと遊んでいた少年が誘拐され、少年の両親に123,000ドル相当のビットコインで身代金を支払うよう要求がありました。

少年の両親は、ビットコインが何であるか知りませんでしたが、警察はすぐに捜査を開始し、誘拐から4日後の24日に無事保護されました。

なお、身代金の支払いがあったかどうかについて、警察は明らかにしていません。


参照元:hindustan times:Senior Gujarat police officer Jagdish Patel detained by CID in bitcoin extortion case
参照元:コインテレグラフ:インド、ビットコイン恐喝容疑で警視を逮捕
参照元:産経ニュース:「1億円分のビットコイン買取り」持ちかけ暴行して送金させようとした疑いで27歳男逮捕
参照元:South Africa kidnappers make ransom demand in bitcoin
参照元:ライブドアニュース:【海外発!Breaking News】身代金1300万円をビットコインで要求 誘拐された少年が無事保護(南ア)


ここまで、ビットコインに関連する事件について見てきました。

取引所のハッキング被害による盗難や損失だけではなく、ビットコインを所有する個人を狙った事件も世界各地で多発していることが分かりました。

その他、ビットコイン以外のアルトコインを狙った犯罪、ブロックチェーンの脆弱性をついたサイバー攻撃なども発生しています。

このような事件が発生するたびに、ビットコインをはじめ仮想通貨の保管方法や、安全対策、安全強化策が見直されてきました。

個人でできる対策としては、ハードウェアウォレットの使用が挙げられます。

ハードウェアウォレットは取引所のハッキングリスクに対応していますが、Digital BitBox(デジタル・ビットボックス)のように、第三者から仮想通貨を引き出すよう脅迫された場合を想定した機能を備えたハードウェアウォレットも登場しています。

仮想通貨を安全に管理したいという方は、ハードウェアウォレットの使用を検討してみるのも良いかもしれません。