目次

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  1. ビットコインキャッシュのアドレスとは
  2. ビットコインキャッシュのアドレスの特徴
  3. [特徴①]アドレスには複数の種類がある
  4. [特徴②]アドレスから取引履歴を確認することができる
  5. [特徴③]匿名性がある
  6. [特徴④]間違ったアドレスに送金したら戻ってこない可能性がある
  7. ビットコインキャッシュアドレスの変換方法
  8. <まとめ>ビットコインキャッシュのアドレスとは?
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仮想通貨を取引したことのある人の中には、ビットコインキャッシュアドレスという言葉を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

最近では、ビットコインキャッシュのアドレスのフォーマットが、変更されたことからも話題を集めました。

この記事をご覧の方の中には、

「ビットコインキャッシュのアドレスとはどういう仕組みになっているのか?」
「最近ビットコインキャッシュのアドレスが変わったって聞いたけど、本当?」
「アドレスは公開されても個人情報は流出しないの?」

など、疑問に思われている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで、「ビットコインキャッシュのアドレス」の概要や特徴、新しいアドレスやアドレスの生成方法などについて、詳しくご説明していきます。

ビットコインキャッシュについて詳しく知りたい方は「1分でわかるビットコインキャッシュとは」の記事をご確認ください。

ビットコインキャッシュのアドレスとは、ビットコインキャッシュにおいて送金先を特定するため識別子として使用される文字列のことで 、銀行で例えると、口座番号のようなものです。

上記は仮想通貨取引所のbitFlyerの例ですが、「36iTdb5SWLSCuqokrmEij8JPSVSiW25rJf」がビットコインキャッシュのアドレスになります。 ※QRコードも、ビットコインキャッシュのアドレスの文字列に対応しています。

このビットコインキャッシュのアドレス宛に、通貨の送受金が行われるということです。

では、ビットコインキャッシュのアドレスは具体的にどのようなものなのか、特徴から確認していきましょう。

ビットコインキャッシュのアドレスには、以下の4つの特徴があります。

  1. アドレスには複数の種類がある
  2. アドレスから取引履歴を確認することができる
  3. 匿名性がある
  4. 間違ったアドレスに送金したら戻ってこない可能性がある

一つずつ詳しく見ていきましょう。

ビットコインキャッシュのアドレスには「従来のアドレス形式」と、2018年1月から採用されている「新しいアドレス形式」があります。

現在はどちらも利用されているため、それぞれご説明していきます。
まずは、従来のアドレス形式から見ていきましょう。

従来のアドレス形式には、以下の2つの種類があります。

  • 「1」から始まるアドレス
    ビットコインキャッシュへアクセスするのに、1つの秘密鍵による署名が必要なアドレス。
  • 「3」から始まるアドレス(マルチシグアドレス)
    ビットコインキャッシュへアクセスするのに、複数の秘密鍵による署名が必要なアドレス。

秘密鍵とは、銀行口座でいう暗証番号に似たものです。

アドレスのビットコインキャッシュを使用するのには、アドレスと紐づく秘密鍵が必ず必要になります。

「3」から始まるマルチシグアドレスは、基本的には秘密鍵が3つ生成され、署名に2つ以上の秘密鍵を必要とする「2 of 3」というマルチシグが一般的です。

「2 of 3」とは、3つの秘密鍵のうち、2つの秘密鍵が必要というマルチシグのこと

1つの鍵をハッキングされたり紛失しても、残りの2つの鍵が手元にあればビットコインを失うことはないので、セキュリティに優れています。

ちなみに、国内の仮想通貨販売所/取引所であるbitFlyer(ビットフライヤー)は、マルチシグに対応しており、ビットコインキャッシュのアドレスは「3」から始まります。

bitFlyerのビットコインキャッシュのアドレスは、左下の「入出金」をクリックし、上部にある「BCHお預入」をクリックすると表示されます。

ビットコインキャッシュのアドレスは、2018年1月から新しいアドレス形式(CashAddrフォーマット)を採用しており、すでに一部の海外取引所やウォレットでは、新しいアドレス形式で発行されます。

この形式にも2つの種類があります。

  • 「q」から始まるアドレス
    ビットコインキャッシュへアクセスするのに、1つの秘密鍵による署名が必要なアドレス。
  • 「p」から始まるアドレス
    ビットコインキャッシュへアクセスするのに、複数の秘密鍵による署名が必要なアドレス。

先ほどご説明した従来のアドレス形式の「1」から始まるアドレスが「q」、「3」から始まるアドレスが「p」になったということです。

また、アドレスの文字数も34文字から40文字前後と少し多くなりました。

現在は新旧どちらのアドレス形式でも利用できるものの、新しいアドレス形式から従来のアドレス形式への送金ができません。

そのため、新しい形式のアドレスは従来のアドレス形式に変換する必要があります。(後ほど「ビットコインキャッシュアドレスの変換方法」にて詳しくご説明します)

アドレス形式が変わった理由

ビットコインキャッシュは、2017年8月にビットコインから分裂して誕生した通貨で、ビットコインと同じように「1」や「3」から始まるアドレスの形式を採用しています。

しかし、同じアドレス形式であることから、ビットコインキャッシュとビットコインのアドレスを間違えて誤送金してしまうトラブルが発生していました。

誤送金されたビットコインキャッシュは、場合によっては失われます。(後ほど「特徴④間違ったアドレスに送金したら戻ってこない可能性がある」にて詳しくご説明します)

そこで、誤送金を防ぐようビットコインと区別した、新しいアドレス形式が採用されたということです。

ビットコインキャッシュの取引履歴は、ブロックチェーンで管理されており、全世界に公開されています。

そのためビットコインキャッシュの取引は追跡性があり、具体的にはBLOCKCHAIRなどのサービスから確認することができます。

以下にて、アドレスを使った取引履歴の確認方法をご紹介してきます。

①サイトにアクセスすると以下のような画面が表示されるので、右上の検索BOXに取引を確認したいビットコインキャッシュのアドレスを入力し、虫めがねのマークをクリックします。

②以下のような取引履歴(適当な履歴を表示しています)が表示され、このアドレスが最後に送金した時間、このアドレスでやりとりされた金額などが表示されていることがわかります。

BLOCKCHAIRは日本語には対応していませんが、ビットコインキャッシュの他にもビットコインやイーサリアムの取引履歴を確認することができます。

特徴②のところで、ビットコインキャッシュの取引履歴はブロックチェーン上で管理されていて全体に公開されているため、追跡性があると説明しましたが、ビットコインキャッシュのアドレス自体には匿名性もあります。

誰にどのビットコインキャッシュのアドレスが紐づいているのかについては、ビットコインキャッシュのアドレスと個人を照合する必要があります。

そのため、氏名や住所、免許証などのIDの確認が必要ない取引所やウォレットサービス、個人でビットコインキャッシュのアドレスを取得した場合は、個人と紐づけるのが困難です。

ウォレットを例にすると、ハードウェアウォレットデスクトップウォレットなど、基本的には氏名や住所といった個人情報の提示をせずに開設することができます。

その開設したウォレット内で秘密鍵や、その秘密鍵に紐づくビットコインキャッシュのアドレスが生成されるため、アドレス所有者の身元を知ることは困難であり、匿名性があると言えます。

しかし、個人情報との照合は現在問題視されており、各国で仮想通貨取引所に対して、事前に身分証明書などの個人情報を確認してから口座を開設することを義務付けています。

このことをKYC(Know Your Customer)と呼びます。

ではビットコインキャッシュのアドレスを間違って入力して、送金指示を出してしまったらどうなるのでしょうか。

送金先のアドレスが存在しなかった場合、エラーとなり送金は実行されません。
エラーで送金されなかった旨がウォレット内で表示され、残高も元のままになっていると思います。

また、万が一送金先のアドレスが存在し、想定していた宛先とは違うウォレット宛に送金されてしまっても、仮想通貨取引所内での誤送金であれば、アドレスから個人情報を特定して取引所が誤送金を取り消してくれる場合があります。

しかし先ほど特徴③で、ビットコインキャッシュのアドレスは匿名性があると説明しました。

KYCができていないビットコインキャッシュのアドレスに対して誤送金をしてしまった場合は、ビットコインキャッシュのアドレスと紐づく個人情報が管理されていないため、送金先の持ち主を知ることができず、その通貨は戻ってこない可能性があります

ビットコインキャッシュのアドレスを間違えることのないよう、コピペ機能やQRコードを利用するなど、十分に注意する必要があります。

最後に、ビットコインキャッシュの新アドレスから旧アドレスへの変換方法についてご説明していきます。

先ほどご説明したように、新しいアドレス形式から従来のアドレス形式へ送金することができないため、その場合は新しいアドレス形式を従来のアドレス形式へ変換する必要があります。

アドレスの変換は、Bitcoin Cash Address Converterで行うことができます。
使い方はシンプルです。

①ページにアクセスすると以下の画面が表示されますので、新しい形式のアドレスを入力して「Convert」をクリックします。

②「Legacy」をクリックすると、「1」から始まる従来の形式のアドレスとQRコードが表示されますので、このアドレスを使って送金すれば良いということです。

逆に、自身の従来形式のアドレスを新しいアドレス形式に変換したい場合も、同じようにアドレスを入力して上記画像の「CashAddr」をクリックすると、新しいアドレス形式が表示されます。

※「CashAddr」ではアドレスの先頭に「bitcoincash:」とつきますが、アドレスを使用する際にはこの部分は外して使わなければいけないので注意してください。

中央にある「Copay」とは、ウォレットアプリの「Copay」で利用される「C」から始まるアドレスです。

Copayは今は新しいアドレス形式で表示されますが、「C」から始まるアドレスの相手に送金する際は、今ご紹介した手順と同様の手順でアドレスを変換して送金する必要があります。

ビットコインキャッシュのアドレスについて、4つの特徴とアドレスの生成方法、新旧アドレスの変換方法をご紹介しました。

まとめると、以下のとおりです。

  1. ビットコインキャッシュのアドレスは新アドレスと旧アドレスがあり、それぞれ複数の種類がある
  2. アドレスから取引履歴を確認することができる
  3. 匿名性がある
  4. 間違ったアドレスに送金したら戻ってこない可能性がある

ビットコインキャッシュのアドレスは、全世界に公開されていますが、アドレスから個人情報を知ることは極めて困難で、匿名性やプライバシーの保護にも優れていると言えます。

しかし誤送金をしてしまった場合は、戻ってこない可能性もあるので、その点に注意してビットコインキャッシュの取引をしましょう。