目次

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  1. SBIはなぜビットコインではなく、ビットコインキャッシュに注力するのか?
  2. SBIが取り組む3つのビットコインキャッシュ関連事業
  3. 【SBIの取組①】ビットコインキャッシュのマイニング事業
  4. 【SBIの取組②】ビットコインキャッシュの開発を支援するためにブロックチェーン企業と提携
  5. 【SBIの取組③】仮想通貨取引所でビットコインキャッシュを優先して採用
  6. <まとめ>SBIのビットコインキャッシュへの取組みとその理由
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SBIは2017年8月に仮想通貨マイニング事業を目的とする完全子会社「SBI Crypto」を設立し、そこでビットコインキャッシュのマイニングをすることを表明しました。

また、2018年6月4日にはSBIの完全子会社「SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社」が、仮想通貨交換所の「VCTRADE」をオープンさせ、そこでビットコインよりも先にビットコインキャッシュの取り扱いを開始しました。

なぜSBIはこのように、ビットコインキャッシュ関連の事業に注力しているのでしょうか?

この記事ではSBIがビットコインキャッシュに注力している理由と、SBIのビットコインキャッシュ関連の事業について、ご説明していきます。

まずは、ビットコインキャッシュ関連の事業に注目している理由から確認していきましょう。

SBIはなぜ、ビットコインではなくビットコインキャッシュに注目したのでしょうか。

その理由は、ビットコインのブロックサイズが1MBなのに対し、ビットコインキャッシュは32MB(※)であるため、ビットコインキャッシュほうが利便性が高いと判断したためと考えられます。

以下は、SBIの代表取締役執行役員社長である北尾吉孝氏の動画内での発言です。

(※)発表当時のビットコインキャッシュのブロックサイズは8MBでした。

私は1MB(メガビット)と8MBの違いは決定的だと思います。

したがって、いづれ8MBが勝利するだろうと思います。

【仮想通貨】 FINSUM WEEK2017 1日目と2日目 SBIグループ 北尾社長発言まとめ - YouTube

ブロックサイズが大きいほど、多くのトランザクション(取引データ)を処理することができます。

そのため、トランザクションの量が増えたとしても、ビットコインよりもビットコインキャッシュのほうが取引処理能力に優れているのです。

※北尾氏の発言が気になる方は、以下の動画(50:05あたり)からご覧ください。

【仮想通貨】 FINSUM WEEK2017 1日目と2日目 SBIグループ 北尾社長発言まとめ

参考動画:(50:05頃から発言)

SBIのビットコインキャッシュへの主な取組として以下の3点を紹介します。

  1. ビットコインキャッシュのマイニング事業
  2. ビットコインキャッシュの開発を支援するためにブロックチェーン企業と提携
  3. 仮想通貨取引所でビットコインキャッシュを取扱う

では、それぞれの取組について確認していきましょう。

SBIは2017年8月に、ビットコインキャッシュを中心としたマイニング事業を行う完全子会社、「SBI Crypto」を設立しました。

2018年4月時点で、SBI Cryptoのマイニング事業の状況を以下のように発表しています。

マイニング拠点
・2018年1月より海外1拠点で開始、別の海外拠点においても年内開始に向け準備中
・海外3拠点目の開設も準備段階

マイニング状況
・SBIの採掘シェアは5.6%(4月19日時点)
・順次、マイニング拠点増やし、最終的にトータルシェア3割の獲得を目指す”

2018年3月期 SBIホールディングス(株)決算説明会

SBIは今後、マイニング事業でビットコインキャッシュのシェア率30%を目指すことを公言しています。

2017年12月7日に、システム開発会社であるSBIの子会社「SBI BITS」が、ロンドンに拠点を置くブロックチェーンの研究開発を行う企業「nChain」とのパートナーシップ契約を締結しました。

SBI BITS とnChain は、共同で取り組む以下の事業内容を発表しています。

  1. 仮想通貨に関わるより強固なセキュリティー対策を提供
    →お互いの知見や専門知識を共有することで、仮想通貨に対する次世代のセキュリティーシステム、とりわけウォレットの高度な安全性を確保するシステムを構築する
  2. ピア・ツー・ピア(P2P)の取引ネットワークであるビットコインのネットワークの規模をさらに拡大する
    →取引にかかる時間の短縮や、より安いコストで取引の確認を行うための仕組み作りに向け、ビットコインキャッシュのネットワークをサポートするプロジェクトに協力していく予定

参考元:SBI BITSとnChain社における仮想通貨のセキュリティーならびにビットコインキャッシュの発展を支援する戦略的パートナーシップ締結のお知らせ

SBIの子会社である「SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社」が、2018年6月4日に仮想通貨取引所「VCTRADE」をオープンさせ、サービスを開始しました。

現在、VCTRADEが取り扱っている通貨は以下の3種類ですが、まずはじめにリップル(XRP)が採用され、次にビットコインキャッシュ(BCH)、そして最後にビットコイン(BTC)が追加されました。

取扱い日 取扱通貨
2018/06/4 リップル
2018/06/11 ビットコインキャッシュ
2018/06/15 ビットコイン

ビットコインよりも先に、ビットコインキャッシュを追加した理由は定かではありませんが、一部のユーザーの間では、このことからSBIはビットコインよりもビットコインキャッシュに注力しているためと噂しています。

今回の記事では、SBIのビットコインキャッシュへの取組と、ビットコインキャッシュへ注力するその理由をご紹介しました。

以下に内容をまとめます。

  • SBIがビットコインキャッシュ関連の事業を進める理由
    ビットコインよりビットコインキャッシュの方がブロックサイズが大きく、利便性が優れていると考えている
  • SBIの取り組み①
    ビットコインキャッシュを中心としたマイニングシェア率30%を目指しており、すでにSBIの採掘シェアは5.6%を占めている
  • SBIの取り組み②
    ブロックチェーン企業とパートナーシップを組み、ビットコインキャッシュのネットワーク規模の拡大を検討
  • SBIの取り組み③
    SBI子会社が運営する取引所で、ビットコイン よりも先にビットコインキャッシュの取り扱いを開始

SBIが目指す新たな金融エコシステムの仕組み作りとして、ビットコインキャッシュを利用したこのような取り組みが行われていることがわかりました。

引き続き、SBIの動向に注目が集まりそうです。