目次

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  1. 実際にスマホでビットコイン採掘(マイニング)をやってみた!
  2. スマホでビットコイン採掘(マイニング)したときの収益性
  3. ビットコインのスマホ採掘に関する最近の動向
  4. <まとめ>ビットコインのスマホ採掘(マイニング)
Large bitcoin mining

ビットコインの採掘(マイニング)は一般的に、採掘専用の機械を使い、大量の電力を消費しながら行います。

しかし、私たちが普段使用しているスマホのアプリでも、ビットコインの採掘を行うことが可能ということはご存知でしょうか。

スマホでマイニングが出来るとなると、どこにいてもビットコイン採掘ができるので、その手軽さがとても魅力的ですね。

中でも、本記事をご覧になっている方は、

「スマホでビットコインを採掘する方法が知りたい」
「スマホでビットコインを採掘したら儲かるの?」

など、様々な疑問を感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、Moblockでは

の順に紹介していきます。

まずは、ビットコインをスマホで採掘する際に使用するアプリと使い方について確認していきましょう。

今回は、Miner Gate(マイナーゲート)というアプリを利用して、スマホでビットコインの採掘を行いました。

MinerGate(マイナーゲート)とは、所有しているパソコンやスマホで仮想通貨の採掘(マイニング)ができるサービスです。

【MinerGateの特徴】

  1. 対応通貨はビットコイン、イーサリアム、ライトコインなど15種類に対応 (詳しい対応通貨の一覧はこちら:対応通貨一覧
  2. Android端末のみ対応
    [ダウンロードページ:MinerGate Mobile Miner](https://play.google.com/store/apps/details?id=com.minergate.miner&hl=ja
  3. プールマイニング、クラウドマイニング、ソロマイニングに対応<※>(今回はビットコインのプールマイニングに参加)
  4. 英語表記(日本語未対応)

Miner Gate(マイナーゲート)は、現在はAndroid端末のみに対応しており、iOS(iPhone)には対応していません。

対応通貨はビットコイン含め全15種類で、ビットコイン以外の仮想通貨を採掘しようと考えてる方におすすめのマイニングアプリです・

<※>プールマイニングとは
プールマイニングとは、複数の人と協力して採掘(マイニング)を行う方式です。
採掘を行うコミュニティに参加し、収益はコミュニティ内で分配されます。

<※>クラウドマイニングとは
クラウドマイニングとは、採掘(マイニング)を行っている団体や企業に投資することによって、採掘の報酬を得る方式です。
投資するだけで、自分で採掘する必要はありません。

<※>ソロマイニングとは
採掘(マイニング)に必要な機材や環境を整えて一人でマイニングを行う方式です。
採掘で得た収益は、すべて自分のものにできます。 Minergateはソロマイニングのためのソフトウェアのダウンロードが可能です。

次に、実際に行ったビットコイン採掘の手順を紹介していきます。

以下の2つのステップを踏めば、MinerGateを使ってビットコインの採掘をすることが可能です。

  1. アカウント作成
  2. スマホでマイニングを選択

では、実際の手順を画像と一緒に確認していきましょう。

そうすると以下の画面が表示されますので、一番下の「SIGN UP」をクリックしてください。

  • ②以下の画面が表示されたら「メールアドレス」と「パスワード」を入力して、「SING UP&START MINING」をクリック。

そうすると登録したメールアドレスに「Welcome to MinerGate.com!」というメールを受信しますので、これでアカウント作成は完了です。

  • ③アカウントの作成が完了しログインしたら、メニューから「Miner」を選択して「Mobile Mining」をタップします。

その後は特に操作の必要はなく、しばらく待てば自動でビットコインの採掘が始まります。

以上のように、MinerGateを活用すれば、簡単にビットコインの採掘が可能です。

次に、スマホ(MineGate)でビットコイン採掘をした場合の、収益について確認していきましょう。

ここでは、実際にスマホでビットコインを採掘したときの収益を参考に、1か月間採掘を続けるとどれほど収益が見込めるのかを解説していきます。

1か月間の収益を算出すると、以下のようになりました。

  • 90.5円(報酬)-217.5円(電気料金) =-117円(収益)

残念ながら、スマホでビットコイン採掘を1か月間行った場合は赤字となってしまいそうです。

では、電気料金と報酬について詳しく見ていきましょう。

【電気料金】

今回の実験を踏まえ1か月あたりの電気料金を算出すると

  • 870回(スマホ充電回数)×0.25円×(電気代)=217.5円/月

という結果になりました。

100%の充電でビットコインの採掘を開始しましたが、10分後にはスマホが普段よりも発熱していることが感じられ、40分後には以下のように「バッテリーが少なくなってきています」と表示されます。

50分経過すると、スマホは充電切れとなってしました。

バッテリーの持ち時間は端末によって異なりますが、仮に1か月間、この状況下でビットコインを採掘すると1日で約29回、1か月で約870回の充電が必要ということになります。

また、電気代についてはエネチェンジ社によると、スマホ1回のフル充電にかかる料金は0.1円~0.4円でしたので、仮に電気代を0.25円で算出すると、月に217.5円の電気料金がかかるということです。

【報酬】

スマホでビットコインを採掘した場合、1か月間の報酬は90.5円となりました。

これは【Cryptocompare(クリプトコンペア)】を利用して結果を算出しており、ビットコイン採掘マシンのハッシュレート<※>を入力すると、1か月のビットコイン報酬を算出してくれます。

ハッシュレート(H/s)とは
採掘(マイニング)を行っているマシンの計算力パワーを単位で表したもの。

実際にビットコインを採掘していた際に、表示されたハッシュレート「9H/s」を入力したところ、以下が表示されました。

(参照:cryptocompare.com

スマホで採掘した場合、1か月の利益は$0.08301ドル、日本円にすると約90.5円ということです。
(1ドル=109円計算/2018年7月5日時点)


つまり、マイニングで得た報酬から支出となる電気代を引くと、

  • 90.5円(報酬)-217.5円(電気料金) =-117円(収益)

という結果になります。

このようにスマホでビットコインを採掘することは、収益面やスマホへの負担を考えとおすすめはできません。

それでは最後に、スマホで採掘(マイニング)することに関する最近の動向をご紹介します。

ビットコインのスマホ採掘にあんする最近の情報から、特に興味深い、以下の2つのニュースについてご紹介します。

  • スマホや電子機器にASICチップを組み込むことを計画
  • Apple社の製品でマイニング(採掘)が禁止に

アメリカのフィンテック企業21,Inc.(現 Earn.com)は、インテルなどの半導体メーカーとパートナー契約を結び、BitSplit(ビットスプリット)とよばれる小さなASICチップ(※)をあらゆる電子機器に組みこむことを計画していると報道されました。

※ASICとは
ASICは、Application Specific Integrated Circuitの頭文字をとったもので、「特定の目的のために作られた集積回路」という意味です。

パソコンが、さまざまな目的のために造られた汎用コンピュータなのに対して、ASICは、あるひとつの目的のために特化して造られた専用コンピュータです。よって、その特化された目的で卓越した性能を発揮します。

<21,Inc.の計画概要 〜BitSplitチップが可能にすること〜>

  • 負荷が少なく、省電力でビットコイン採掘が可能
    家庭にあるスマホ、USBメモリ、家電、車などにチップを埋め込むことでビットコイン採掘にかかる電力を分散化し、一台の端末に負担をかけずに省電力なマイニングが可能となる。
  • 採掘したビットコインの25%がユーザーの利益
    採掘したビットコインは、75%が21,Inの利益で、残りの25%がユーザーに分配される。
  • 21,Inc.の試算では20円/日程度が見込める
    チップ1枚で1日20円程度のビットコイン採掘が可能。
    個人のビットコイン採掘によるモデル収益化を計画

この計画が現実となり、仮にスマホや家電などに3つのASICチップを埋め込んでビットコイン採掘を行った場合、1か月の利益は20円×3(チップ数)×30日=1,800円ということになります。

現時点では、スマホでビットコインの採掘をすると収益は赤字になってしまいますが、この計画が実現すれば、スマホ採掘で利益をあげられるかもしれませんね。

積極的に収益化を図る企業がある一方で、iPhoneやMacbookなどのデバイスを開発、販売するApple社は、iPhoneでの採掘(マイニング)を禁止しました。

Apple社は、iOSアプリの審査の基準となる開発者向けのApp Storeのガイドラインを更新し、Apple社の端末において仮想通貨のマイニング(採掘)を禁止という文言を追記しました。

今回、更新されたガイドラインは、以下の通りです。

2.4.2 ハードウェアの適合性
(意訳)

電力を効率的に使用できるようにアプリケーションを設計してください。 アプリケーションは、急速にバッテリーを消費させたり、過度な熱を発生させたり、デバイスのリソースに不必要な負荷をかけるべきではありません。 第三者の広告が表示されるアプリケーションや、関係のない仮想通貨マイニングのようなバックグラウンド・プロセスを行うアプリケーションを含みます。

App Store Review Guidelines - Apple Developer

同ガイドラインでは、アプリ経由の仮想通貨マイニングを禁止していますが、クラウドマイニングによる採掘は除くと提唱されています。

Apple社が自社製品でマイニングを禁止したのには、ユーザーの端末を利用し、許可なしに勝手にマイニングを行う「クリプトジャッキング」の多発が起因しているとされています。

クリプトジャッキングは、ユーザーがページを閲覧した際に、不正にマイニングが行われてしまう仕組みで、これまで大手動画サイトのYoutubeやshowtimeなども被害にあっています。

Apple社は、不正な採掘から利用者を保護するため、そのようなアプリの設計が行われないように開発者向けのガイドラインの改正へと動いたようです。

本記事はまとめると以下の通りです。

  • スマホでビットコイン採掘は可能
  • スマホアプリ「Miner Gate(マイナーゲート)」で採掘ができる
  • 現時点でスマホでビットコインを採掘しても収益は見込めない
  • ASICチップの開発により、今後スマホでもビットコイン採掘で収益が得られる可能性がある
  • Apple社製品では仮想通貨の採掘はできない(クラウドマイニングを除く)

スマホでビットコインを採掘する場合、「Miner Gate」のアプリを使うことで手軽に採掘できることがわかりましたね。

しかし実際に採掘を試した結果は、ビットコイン採掘の報酬より電気料金の方が高く、赤字になってしまいました。

そのため、スマホや電子機器にASICチップを組み込んで、収益化を図るといった前向きな取り組みがある一方、Apple社がアプリ開発者向けに仮想通貨のマイニングを禁止するという動きがあります。

今後も、スマホでビットコインを採掘することに関する動向に、注目していきたいと思います。