目次

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  1. ビットコインゴールド(Bitcoin Gold)って何
  2. ビットコインゴールド(Bitcoin Gold)とは
  3. ビットコインゴールド(Bitcoin Gold)誕生の経緯
  4. ビットコインゴールドとビットコインの違い
  5. ビットコインゴールド(Bitcoin Gold)はプレマイニングをしている
  6. 各取引所のビットコインゴールドの付与対応
  7. ビットコインゴールドのまとめ
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ビットコインはなんども分裂を繰り返しているので、『ビットコイン○○』という通貨は複数存在していますね。

この記事で紹介する、ビットコインゴールドは、2017/10/24にビットコインから分裂したことで誕生した、新たな仮想通貨です。

(※追記) BittrexやBitfinex、HitBTCなどの取引所ではすでにビットコインゴールドの配布がされております。

『ビットコインゴールドってそもそも何』

『購入する前に情報を知りたい』

『各取引所の付与対応が知りたい』

などの読者の方が、この記事をご覧になっているのではないかと思います。

この記事では、『ビットコインゴールドの基本情報と特徴』や『誕生の背景』『各取引所の付与対応』などの情報を記載しています。

ビットコインゴールド(BTG)とは、ビットコインからハードフォークすることで誕生した仮想通貨で、アルトコインに分類されます。

アルトコインとは、ビットコイン以外の仮想通貨の総称です。

ビットコインゴールドの基本情報は以下の通りです。

ビットコインとビットコインゴールドの基本情報

ビット
コイン
ビットコイン
ゴールド
独自通貨 BTC BTG
アルゴリズム SHA256 Equihash
合意形成 PoW PoW
承認時間 約10分 約10分
発行上限 2100万枚 2100万枚
ブロックサイズ 1MB 1MB
難易度調整 2週間 ブロック毎
Segwit 実装 実装

ビットコインゴールドとビットコインに違いは、『使用しているアルゴリズム』と『難易度調整』の違いがありますね。

この違いに関しては、ビットコインゴールドとビットコインの違いで詳しく解説しています。

これらの違いを把握する前に、ビットコインゴールドとは、『どのような経緯で誕生したのか』について確認していきましょう。

ビットコインゴールドの変更点は、ビットコインゴールドの開発目的を理解することで、一層理解できるかと思います。

ビットコインゴールド(BTG)は、香港の企業が、ビットコインマイニングの分散化を実現するためにハードフォークを起こしたことで誕生しました。

現在、ビットコインのマイニング(ブロック生成)の約7割は、中国の複数企業によっておこなわれていて寡占状態にあります。

マイニングは『ビットコインの新規発行』、『トランザクションの検証』など、ビットコインを成立させるために欠かせないものです。

このマイニングが一国に集中してしまい、中央集権化してしまうことが問題視されています。(※1)

この状況を打破するために、今回の分裂(ハードフォーク)は起こったのです。

では、ビットコインゴールドがハードフォークによって、『何が変わったのか』、『どのようにして分散化を実現するのか』具体的な内容を解説していきたいと思います。


(※1)

マイニングが一国に集中すると、その国の都合の良いトランザクションしか検証されないなどの問題が起こる危険性があります。

また、現在では、個人でのマニングができなくなっており、その状況を打破する(個人でのマイニングも可能にする)ことも目標となっています。


ビットコインゴールドでは以下の2点が変更されました。

  1. PoWで使用するアルゴリズム

  2. 難易度の調整期間

これらを変更した理由と、それによって解消されたことについて詳しく解説します。

ビットコインゴールドでは、Equihashという計算アルゴリズムを用いたマイニングへの変更をしました。

なぜ、暗号化技術を変更したのかというと、個人でのマイニングを可能にすることで『マイニングの分散化』を実現するためです。

現在ビットコインのマイニングをするにはAsicと呼ばれる、高価なデバイスを使用しなくてはならず、個人のマイニングは困難なものとなっている現状があります。

Asicとは、application specific integrated circuitの略称で、特定の用途向け開発された集積回路です。

ビットコインゴールドで使用されるEquihashに対応したAsicはまだ存在していないため、圧倒的なマイニングスピードを誇るマイナーは存在しません。

これにより、ビットコインゴールドでは、GPUマイニングが可能となり、個人でもマイニング成功が見込めるようになります。

GPUとは(Graphics processing unit)の略称です。

個人でも簡単に、マイニングできるという特徴がGPUマイニングにはあります。

ビットコインゴールドでは、2週間に1度の難易度調整をブロックが生成されるたびに設定するように仕様が変更になりました。

難易度調整とは、マイニングにかかる時間が約10分になるように、マイニング難易度を調整することを指します。

ビットコインでは、マイニングの計算処理にかかる時間が約10分になるよう、『2週間に1度』計算難易度が調整されていました。

2週間に1度だと、その期間に5分でマイニングができるようになっていたら、ブロックが予定より多く生成されてしまいます

これだと、ビットコインの供給が早まり、予定を上回るペースでビットコインが発行上限に達してしまいます

ビットコインゴールドでは、難易度が毎回のマイニング時に設定されるので、ほぼ規定通りの速度でコインが発行されるので、発行上限に早く達する心配はありません。

ビットコインゴールドで変更された点は確認しましたね、変更されたことで『個人でのマイニングが可能』『毎回の難易度調整』という特徴を持っているのです。

ここまでが、ビットコインゴールドの概要です。

ビットコインゴールドは『マイニングの分散化』という目標を持った素晴らしい仮想通貨のように思えますが、その存在に疑問を抱いている方も少なくありません。

なぜビットコインゴールドの存在は疑問視されているのでしょうか。

その理由について紐解いていきましょう。

ビットコインゴールドでは、プレマイニングにより、『開発者側が、あらかじめ20万BTGを持っている』ということが懸念点として挙げられます。

プレマイニングとは、一般の人たちに公開される前に、開発に携わっている中心人物達によって、マイニングが行われることです。

マイニングをすればビットコイン同様、報酬がもらえるのですが、それを開発者側が保有しているのです。

これは、中央集権的な仮想通貨の理念に反するとして、懸念されています。

このプレマイニングに対して開発者側は、『20万BTGは、ビットコインゴールドの運営側への報酬(募金)という名目でプレマイニングした』と説明しています。

ビットコインゴールドへの取引所の対応はbitFlyer以外の国内取引所は付与しない方針あるいは、付与する予定だが未定という対応の取引所が多いです。

海外の取引所ではBitfinexYoBitといった取引所はすでに売買を行っている取引所があるが、その他の取引所に関しては日本の多くの取引所と同様の対応を示しています。

※下図参照

国内の取引所の対応

出典bitcoin news

海外取引所の対応

参照bitcoin news

今後のBTG運営側の対応次第では、ビットコインゴールドは通貨となるかどうか決まってきます。

ビットコインゴールドは、『マイニングの集権化』を目指す素晴らしい仮想通貨ですが、一方でシステムの実装の遅れや、開発者側が20万BTGを保持していることなどの懸念点があります。

BTG運営側の動向はチェックしておくのがよさそうです。

ビットコインゴールドについてまとめると以下の通りです。

  • マイニングの分散化を目指した仮想通貨

  • Equihashを採用することで、GPUマイニングを実現

  • 難易度調整はブロック毎に行われる

  • プレマイニングされている懸念点が存在

ビットコインゴールドとは、2017/12/03現在、時価総額でも6位の位置につけ、当初の期待を大きく裏切る結果となっています。(当初は価値のない通貨と揶揄されていた)

ビットコインゴールドが今後、価値がどのように変動していくのかに、注目が集まっています。