目次

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  1. 仮想通貨イーサリアムクラシックとイーサリアムの違いとは
  2. 仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)の開発目的と用途とは
  3. イーサリアムクラシック(ETC)の特徴とは
  4. イーサリアムクラシック(EthereumClassic)に関する最新のニュース・トピック
  5. イーサリアムクラシック(ethereum classic)の今後とは
  6. 仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)の今後の価格予測とは
  7. 仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)を購入するのにおすすめの取引所とは
  8. 仮想通貨イーサリアムクラシック(ETC)を管理するのにおすすめのウォレットとは
  9. 《まとめ》仮想通貨イーサリアム(ETH/EthereumClassic)
Large classic

ビットコインに次ぐ時価総額第2位を誇るイーサリアムと名前のよく似た、イーサリアムクラシック

イーサリアムという名前が付くから、『イーサリアムと何か関係がありそうだけど、具体的に何が違うかわからない』という読者の方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では、

「イーサリアムクラシックの開発目的や特徴とは?」
「イーサリアムクラシックとイーサリアムの違いとは?」
「イーサリアムクラシックの今後や取引所について知りたい」

などの疑問・ニーズをお持ちの方を対象に、イーサリアムクラシックの開発目的や特徴などの概要から、今後の価格予測まで、イーサリアムクラシックについて抑えるべき情報を、網羅的にわかりやすくご紹介します。

まずは、イーサリアムクラシックの開発目的とや基本情報を確認していきましょう。

イーサリアムクラシックとは、資産やデータなどの価値の移転や契約の自動化を可能にするプラットフォームで、プラットフォーム内で使用されている仮想通貨がETCです。

【注意事項】

『イーサリアムクラシック=仮想通貨』という認識の方が多いかと思いますが、実際は

イーサリアムクラシック=プラットフォーム
ETC=仮想通貨
→取引所で取り扱いがされているのが、ETCです。

この記事では、読者の皆様の混乱を防ぐため、プラットフォームのことを「イーサリアムクラシック」、イーサリアムクラシックの仮想通貨のことを「ETC」と記載します。

では、肝心のイーサリアムとはどう違うのでしょうか。

実は、元は一つであったイーサリアムのコミュニティで対立が起き、現在のイーサリアムとイーサリアムクラシックが誕生したのです。

次に、現在のイーサリアムとイーサリアムクラシック誕生のきかっけである、DAO事件について紐解いていきます。

2016年6月17日、イーサリアムを活用した『The Dao』というサービスがハッキングを受け、資金調達した150億円の資金の1/3に当たる、50億円相当のイーサリアム(ETH)がハッカーに奪われる事件が発生しました。

この事件が「DAO事件」です。

※DAO事件はイーサリアムの脆弱性ではなく、The Daoの脆弱性が原因で発生しました。

このDAO事件に対して、イーサリアムのコミュニティでは以下の3つの対策が対処法として挙げられていました。

  1. ハッキング自体をなかったことにする仕様変更
    イーサリアムのデータをハッキング前の状態に戻すことで、ハッキング自体をなかったことにする仕様変更のことです。以下「ハードフォーク案」
  2. ハッカーが奪った資金を凍結させる仕様変更
    ハッカーが資金を移動させたアドレス(口座のようなもの)を使えないようにする仕様変更のこと。奪われた資金は戻ってきません。以下「ソフトフォーク案」
  3. なんの対策も行わない

最終的に、①のハードフォーク案が実行され、DAO事件は解決したかに思えました。

しかし、今回のイーサリアムの介入が、非中央集権的な仮想通貨の理念に反する(ハードフォークが中央集権的な介入ということ)として、一部のコミュニティが反発。

結果、イーサリアムコミュニティは内部分裂し、元は一つであったイーサリアムが、ハードフォーク案を主張した現在のイーサリアムと、何もしないことを主張し、Code is Lawを掲げた非中央集権を目指す、イーサリアムクラシックに分裂したのです。

Code is Lawとは

『Code is raw(コードが法である)』とは、その名の通りさまざまな意思決定は(プログラミング)コードに規定されるという考えのことです。

非中央集権を目指している、イーサリアムクラシックでは、プロトコルレベル(システムの中枢)の問題がない限り、今回のようなDAO事件などの外部要因がきっかけのコードの変更をしないことを宣言しています。

参考元:The New Original Innovator

つまり、DAO事件に対する対処法を巡り、オリジナルのイーサリアムのコミュニティが分裂し、ハードフォーク案を実施した現在のイーサリアムと、非中央集権の理念を尊重したイーサリアムクラシックが誕生したのです。

基本情報

仮想通貨 ETC
開発組織 ETCDEV
IOHK
など
発行上限 2億1000万ETC
公式サイト EthereumClassicの公式サイト
ドキュメント EthereumClassicのドキュメント
※正確には、発行上限は2億1000万枚~2億3000万枚の範囲です。

ここまでで、イーサリアムクラシックの誕生の経緯や基本情報は理解できましたでしょうか。

次の段落では、イーサリアムクラシックの理解をさらに深めるために、イーサリアムと比較した時のイーサリアムクラシックの特徴をご紹介していきます。

イーサリアムと比較した時、イーサリアムクラシックの特徴としてあげられるのは、以下の2つです。

  1. 通貨の発行上限・発行枚数の減少期の設定
    減少期とは、新規発行される通貨の量が一定期間ごとに、減少することを指します。
  2. IoTアプリへの活用に焦点を当てる

それぞれの特徴を確認していきましょう。

イーサリアムには、通貨(ETH)の発行上限や、新規発行されるETHの減少期は設定されていません。

一方、イーサリアムクラシックには、2億1000万枚~2億3000万枚という発行上限が設定されており、一定期間ごとに新規発行量が20%減少するよう設定されています。

厳密にいうと、イーサリアムクラシックの減少期とは、取引データをまとめたブロックが500万個生成された際に起こるよう設定されてます。

減少期は、供給量を調整することで、「通貨の価値を高める」ために設定されていると言われており、ビットコインでいう半減期のようなものです。

ただし、今後はイーサリアムに発行上限や減少期(半減期)が設定される可能性があるのでご注意ください。

2018年4月1日にイーサリアムの考案者のVitalik氏が、イーサリアムに発行上限や半減期の設定に関する提案をしました。

Vitalik氏は、このツイートをエイプリルフールのジョークといいましたが、同時にイーサリアムコミュニティの参加者が提案の採決を望んでいる場合は、提案が可決されるべきともツイートしています。

オリジナルのイーサリアムから分裂した、現在のイーサリアムとイーサリアムクラシックは、分散型アプリケーション(※)構築のためのプラットフォームとして開発されました。

しかし、イーサリアムクラシックは、IoTアプリへの活用に焦点を当てると、公式HPに記載があります。

IoTとは、モノにセンサーなどの電子デバイスを組み込むことでインターネット回線と接続し、利用者が遠隔地から操作したり、直接通信して動かしたりできる仕組みのことを指します。

IoTの具体例

ブルドーザーなどの重機を製造している日本の大手メーカーは、製品にセンサーを内蔵して、世界中どの地域でどのように稼働しているかを確認できるようにしています。

これなどはIoTの分かりやすい例で、従来は重機が盗難された際、発見がしやすいようにセンサーが組み込まれました。

最近では、世界のどの国、どの地域でブルドーザーなどが活発に動いているかを確認する目的で使われています。

現在のIoTには、以下の課題があるといわれています。

IoTの課題

  1. データが捌き切れない
    →デバイスが増加することで、処理すべきデータの量も増え、データが処理できなくなり、利便性が損なわれるリスク。
  2. セキュリティ確保
    →人的ミスや、システムに負荷がかかることによるシステムダウン、管理しているデータの改ざんなどのハッキングリスクがあります。
  3. データの寡占化
    →中央管理者が大量のデータを蓄積することで、単一企業の市場の独占が懸念されているようです。

イーサリアムクラシックは、このような課題を抱えているIoT分野への活用を目指しています。

分散型アプリケーションとは、企業や銀行などの中央管理者がいなくても自律して稼働する、アプリケーションのことで、DApps(Decentralized Applications)とも呼ばれています。

FacebookやLINE、パズドラといった多くのアプリには管理者が存在し、情報の一括管理や仕様変更などを行なっています。

一方、DAppsでは、中央管理者がおらず、アプリケーションを利用する参加者みんなで、データを分散管理し、仕様変更などの意思決定に関わることが可能です。

いかがでしたでしょうか。

イーサリアムクラシックの誕生の経緯や用途、特徴などの概要について理解できましたでしょうか。

次の段落では、イーサリアムクラシックに関する最新の情報から、特に興味深いものをピックアップしてご紹介します。

イーサリアムクラシックに関する注目すべき最新のニュースは以下の2つです。

  1. MetaMaskがETCに対応予定
    MetaMask(メタマスク)とは人気のイーサリアム対応のウォレットで、世界中のユーザーに利用されています。
  2. ETHEREUM CLASSIC SUMMITの開催

人気のイーサリアム対応のウォレット、MetaMaskが今後ETCに対応する可能性があることが明らかになりました。

以下は、イーサリアムクラシックの公式Twitterのツイート内容とその意訳です。

意訳

MetamaskがETCをサポートする将来的な可能性。無限の可能性への扉を開く。

イーサリアムクラシックの公式アカウントからのツイートによると、MetaMaskがETCに対応する可能性があることがわかります。

MetaMaskは世界中の多くのユーザーが使用しているウォレットなので、仮に対応した場合イーサリアムクラシックに対する認知度の向上などが期待できるのではないでしょうか。

今後の、MetaMaskとETCの関係に注目しておきたいと思います。

2018年9月12~13日に、韓国のソウルで、イーサリアムクラシックサミット開催され、イーサリアムクラシックの開発チーム(ETCDEV)のCTOIgor Artamonov氏をや、イーサリアムの立ち上げに関わり、現在IOHKのCEOを務めるCharles Hoskinson氏がスピーカーとして登壇予定です。

今回のサミットの公式HPを確認すると、イーサリアムクラシックの今後や新しいプロジェクトについての発表が予定されています。

イーサリアムクラシックに関する、どのような発表があるのか注目しておきたいと思います。

ETHEREUM CLASSIC SUMMITの公式HP

では、イーサリアムクラシックに関する最新のニューストピックを確認したところで、イーサリアムクラシックで今後予定されている仕様変更や、ETCの今後の価格予測など、イーサリアムクラシックの将来性について確認していきましょう。

まずは、今後予定されている仕様変更に関してご紹介します。

イーサリアムクラシックの公式HPによると、イーサリアムクラシックの開発チームは、今後以下の技術の開発や実装を予定しています。

※一部抜粋

  • Emerald Wallet(公式ウォレット)のモバイル版をリリース
  • サイドチェーンの開発
    サイドチェーンとは、単一のブロックチェーンにはなかった機能の実装や、スケーラビリティ問題の解決手段の一つとして提案されている技術・概念です。
  • 取引処理能力の向上
    イーサリアムクラシックでは、シャーディングという技術を活用することで、1秒間に1000取引データまで処理能力を向上させることを目指しています。
  • IoTとモバイル向けの軽量型クライアントの提供
    現在は、データのダウンロード量の多いフルクライアントを提供しています。

イーサリアムクラシックの仮想通貨ETCの価格は今後、上がるとも下がる(現状維持)とも言われているので、それぞれの見解をご紹介します。

記事執筆時点のETCの価格は$16.69 (約1850円)です。

ETCの今後の価格

  • Wallet Investorの予測
    1年で$30.200(3,345円)に到達。
  • The Economy Forecast Agencyの予測
    2018年末の価格は、平均で$15(1661円)まで下がる

それぞれの見解を順に確認していきましょう。

イーサリアムやビットコインをはじめとする仮想通貨の価格予測を行なっているWalletInvestorによると、現在の約1850円から、1年後には約3345円、5年後には約10,350円になると予測しています。

※7/26時点の予測

なお、イーサリアムクラシックの価格が上昇する理由については、はっきりとは明示していませんが、イーサリアムは短期ではなく、1年という長期投資に向いていると述べています、

株やFx、仮想通貨に関する長期予測を行う、The Economy Forecast Agencyは、2018年12月中のETCの価格は、13~17ドル(1440~1880円)を推移し、平均価格は15ドル(1661円)と予測しています。

ただし、The Economy Forecast Agencyの公式リリースから、イーサリアムの価格が下がる・現状維持の理由は、わかりませんでした。

参考元:ETHEREUM CLASSIC PRICE PREDICTION FOR 2018, 2019, 2020 AND 2021


ここまで記事をご覧の方の中には、ETCを購入したい、購入にオススメな取引所を知りたいと思っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

次の段落では、そんな方向けに、イーサリアムクラシックの仮想通貨ETCを購入するのにオススメの取引所をご紹介します。

イーサリアムクラシックの仮想通貨ETCは、Cryptocurrency Market Capitalizations(2018/7/26時点)で確認できるだけでも、85箇所の取引所で取り扱いがされています。

中でも、ETCを購入するのにおすすめの取引所は、bitFlyer(ビットフライヤー)です。

bitFlyerは株式会社bitFlyerが運営する仮想通貨交換所で、金融庁の仮想通貨交換業者にも登録されています。

bitFlyerでETCを購入するのがおすすめな理由は、以下の2点です。

  1. 即時売買が可能
    取引所だけではなく、販売所形式のサービスを提供しているため、好きなタイミングで即時売買が可能。
  2. 国内取引所

bitFlyerでは、ETC以外に6種類の仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、リスク、ライトコイン、モナコイン)に対応しています。

ETCを購入したいという方は、bitFlyerを検討してみてはいかがでしょうか。

ETCを管理するのにおすすめのウォレットは、以下の2つです。

  1. MyEtherWallet
    PCで管理するタイプのウォレットで、無料で作成可能です。
  2. Ledger Nano S
    USBのような端末で管理するたい方のウォレットで、セキュリティが最も優れていると言われるハードウェアウォレットの一つです。ただし有料なのでご注意ください。

取引所にETCを預けているのは不安で、自分のウォレットで管理したいという方は、上記2つのウォレットの利用を検討していてはいかがでしょうか。

MyEtherWallet公式HP

イーサリアムクラシックは、資産やデータなどの価値の移転や契約の自動化を可能にするプラットフォームで、プラットフォーム内の仮想通貨がETCでしたね。

イーサリアムクラシックは、DAO事件がきっかけで誕生し、当初はイーサリアムとの差別化という点を指摘されることがありましたが、現在ではIoTアプリへの活用に焦点を当てています。

9月にあるミートアップでは、イーサリアムクラシックとIoTに関する時間も設けられていることから、どのように活用されるのか、他のIoT向けの仮想通貨と比較してどう差別化していくのかが発表されるかもしれません。

今後、イーサリアムクラシックがどのように活用されていくのか注目していきたいと思います。