目次

    全ての目次を見る
  1. ビットコインとリップルとは
  2. ビットコインとリップルの3つの違い
  3. ビットコインとリップルの基本情報の違い
  4. ビットコインとリップルの開発目的の違い
  5. ビットコインとリップルの仕組みの違い
  6. 【まとめ】ビットコインとリップルの違い
Large btcandripple

仮想通貨の中でも、特に知名度の高いビットコインリップルですが、その違いを理解したいという方は多いかと思います

中には、取引所で購入する前に、ビットコインとリップルの違いを知りたいという読者の方も、いらっしゃるかもしれませんね。

この記事では、ビットコインとリップルの『基本情報の違い』に加え、『開発目的や仕組みの違い』など、詳細な内容も記載しています。

ビットコインは決済手段、リップルは送金システムとして開発されました。

構造上の違いは、ビットコインでは、ブロックチェ―ンという台帳に取引データを管理していますが、リップルではXRP Ledgerという台帳で管理しています。

これがビットコインとリップルの簡単な違いですが、この記事では、ビットコインとリップルの違いを、さらに理解するために、以下の3つの違いを比較してきます。

  1. 基本情報の違い
  2. 開発目的の違い
  3. 仕組みの違い

では、ビットコインとリップルのそれぞれの違いを確認していきましょう。

まずは下のリストで、ビットコインとリップルの基本情報の違いについて見てみましょう。

ビットコイン リップル
独自通貨 BTC XRP
提唱者 Satoshi nakamoto Ryan Fugger
中央機関 なし Ripple Inc
合意形成 PoW PoC
承認時間 約10分 約4秒
発行上限 2100万枚 1000億枚
時価総額 約35兆円(1位) 約3兆円(第4位)

時価総額はCryptocurrency Market Capitalizationsの、2017/12/18のデータを参考にしています。

合意形成とは、コンセンサスアルゴリズムとも呼ばれており、取引データを記録する台帳に、どの取引データを記録するかを決める方法を規定しています。

詳しくは、ビットコインとリップルの仕組みの違いの段落で解説しています。

ビットコインとリップルの基本情報の違いで特に抑えておくべき点は『中央管理者の有無』です。

ビットコインには、中央管理者が存在しませんが、リップルにはRipple.incという企業(中央管理者)が存在します。

ビットコインでは、中央管理者が存在しないので、さまざまな意思決定ビットコインを利用する不特定多数の参加者によって行われています。

一方、リップルでは取引の検証や仕様変更などの意思決定が、Ripple Inc主導で行われます。

このことから、ビットコインは『非中央集権的(権限が分散)』、リップルは『中央集権的(権限が集中)』といわれることがあります。

ビットコインは、銀行や政府などの信頼できる発行元(中央機関)が存在しなくても、通貨の役割を果たすことが可能な決済システム、またはデジタル通貨として開発されました。

現在ビットコインを決済手段として導入している店舗は日本にも数千店舗あり、さらにはビットコインででんきだを支払いできるようなサービスも存在しています。

一方、リップルは、銀行などの金融機関と提携し、既存の海外送金を『手数料が少なく、素早い送金を実現する』ために開発された、送金システムのことです。

リップルでは例えば、通常2.3日要していた日本から香港への送金が、手数料がほとんどかからず、数秒で完了するのです。

なぜ安価で、迅速な送金が可能になる理由は解説しませんが、気になる方は、『リップルの送金の仕組み』の記事をご覧ください。

ビットコインとリップルは以下の仕組みの違いがあります。

  • 採用しているコンセンサスアルゴリズムの違い

コンセンサスアルゴリズムとは、どの取引データを分散型台帳に記載するのかを決めるためのルールのことです。

それぞれ見ていきましょう。

ビットコインでは、Proof of Work(PoW)、リップルではProof of Consensusというコンセンサスアルゴリズムを使用しています。

そして、使用しているコンセンサスアルゴリズムが異なるので、取引データの承認方法も異なります。

それぞれの、『コンセンサスアルゴリズムの詳細』と『取引データの承認方法の違い』について紐解いていきましょう。

Proof of Workとは

Proof of Workでは、不特定多数の参加者の中で、一番早く計算問題を解いた参加者が承認した取引データを、分散型台帳で管理するということが規定されています。

Proof of Workの、取引データを分散型台帳で管理するまでの流れは以下の通りです。

  • ①各参加者がそれぞれ、取引に改ざんなどの不正がないか確認する
    ②自分の取引データを、台帳で管理してもらうために、計算問題を解く
    ③一番早く計算問題を解いた人の解答が、正しいかどうか確認する
    ④正解が判明したら、その人の承認した取引データを、分散型台帳で管理

なぜ、参加者が、この計算作業をするのかというと、一番早く計算問題を解けば、報酬がもらえるからです。

Proof of Consensusとは

リップルでは、PoC(Proof of Consensus)に基づきValidatorとよばれる代表者が取引の承認を行います。

このValidatorは、誰でもなれるものではなく、リップルが管理しているUNL(Unique Node List)から選出されます。

そして、全体のValidatorの8割が承認した取引を、分散型台帳で管理するということが決められているのです。

すなわち、リップルでは不特定多数の参加者ではなく、Validatorにのみ取引を追加する権利が与えられています

まとめると、ビットコインでは『不特定多数の利用者が取引の承認をおこなう』のに対して、リップルでは『Validatorという代表者が取引の承認をおこなう』のです。

仮想通貨の分散型台帳で使用されているのは、ほとんどがブロックチェーンですが、リップルではXRP Ledgerという台帳を使用しています。

XRP Ledgerがなぜ、ブロックチェーンではないのかというと、今解説したコンセンサスアルゴリズムが原因となっています。

どういうことなのか解説していきましょう。

日本ブロックチェーン協会による、ブロックチェーンの定義は以下の通りです。

定義に記載されているノードとは、ビットコインやリップルのネットワークに接続されている、個人のPCや携帯などの端末のことです。

1)「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ」

「ブロックチェーンの定義」を公開しました | JBA

ビザンチン障害とは、ブロックチェーンにおいて、どの取引をブロックチェーンに追加するかという問題のことで、コンセンサスアルゴリズムによって現実解が見出されました。

簡単にいうと、ブロックチェーンでは不特定多数の参加者に、取引をブロックチェーンに追加する権利がなければなりません

しかし、先ほど解説したように、リップルでは特定のValidatorが取引承認を行うので、不特定多数の参加者が取引を追加する権限は持ちません

ですから、リップルの分散型台帳『XRP Ledger』はブロックチェーンではないのです。

ビットコインとリップルの違いをまとめると以下の通りです。

  1. ビットコインは決済手段リップルは送金システムとして開発された。
  2. ビットコインはPoWで、リップルはPoC
  3. ビットコインに分散型台帳はブロックチェーンで、リップルはXRP Ledger

この記事をここまで読んでいただいた方には、投資商品として人気の高いビットコインとリップルン本来の目的がご理解いただけたかと思います。

ビットコインとリップルに関して、もっと知りたいという方は関連記事をご覧になり、さらに知見を広げることをおすすめします。