目次

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  1. ビットコインの課題を補完するために生まれた仮想通貨ライトコイン(Litecoin)
  2. 仮想通貨ライトコイン(Litecoin)とは?
  3. ライトコイン(Litecoin)の3つの技術とは
  4. 仮想通貨ライトコイン(Litecoin)のニュースと今後
  5. 仮想通貨ライトコイン(Litecoin)を購入できる取引所
  6. 仮想通貨ライトコイン(Litecoin)のまとめ
Large litecoin  1

ライトコイン(Litecoin)とは、国内ではCoincheckやbitFlyerなどで取り扱いがされている、人気の高い仮想通貨です。

ビットコインの課題を保管するために生まれている通貨でもあるので、よくビットコインとも比較がされます。

この記事をご覧になっている読者の方は、

『ライトコインの特徴とは?』
『購入前にライトコインの将来性はあるのか?』
『ビットコインとライトコインの違いとは?』

など、気になられている方も少なくはないはず。。

この記事では、『仮想通貨ライトコイン(Litecoin)の基本情報や仕組み』や『今後の動き』などの情報を、わかりやすく解説しています。

ライトコイン(Litecoin)とは、ビットコイン(bitcoin)の抱える課題を補完しようと、元Google社員のCharlie Lee氏により、ビットコインを基に作成された仮想通貨で、ビットコインとは異なる以下の特徴を持っています。

  1. ブロック(取引データ)の承認時間が2.5分
     →ビットコインの1/4
  2. Scryptという暗号化技術を活用している
     →ビットコインはSHA256
  3. 発行枚数がビットコインの4倍である8,400万枚
     →ビットコインは2,100万枚

以下にて詳しく説明していきます。

①ブロック(取引データ)の承認時間が2.5分

ビットコインは決済に10分の時間が必要で、即時性の求められる実用的な決済に適していないのではないかとされていました。

そこでライトコインでは承認時間を2.5分に設定することで、ビットコインよりも実用的な決済の実現が図られています。

加えて、取引承認時間を短くすることで、ビットコインの課題であるスケーラビリティ問題に対して有効であるといえます。

スケーラビリティ問題とは、ビットコインの取引データ処理能力(処理速度、処理量)を上回るトランザクション(取引データ)が発生した時に、いつまでたっても決済や送金ができなかったり、送金手数料が高くなってしまうような問題のことです。

詳細は以下の記事にてご確認ください。

②Scryptという暗号化技術を活用している

ライトコインではScryptという暗号化方式を使用していますが、この理由はビットコインにはないGPU耐性を求めたためと考えられます。

GPUとは、Graphics Processing Unitの頭文字をとったもので、「本来はコンピュータでの画像や動画の高速処理をするための回路」で、それまで行われていたCPUマイニングよりもマイニングの性能が高いです。

CPUとは、一般的なパソコンに搭載されている中央集積回路です

ライトコインの開発当初、ビットコインではGPUでのマイニングがされていましたが、高額な電気代やCPUでのマイニングが困難になるという問題がありました。

ライトコインでは、このGPUマイニングではなく一般のPCでもマイニングが実行できるようScryptという暗号化技術を採用したと考えられます。

③発行枚数がビットコインの4倍である8,400万枚

ライトコインの発行枚数はビットコインの発行枚数の2100万枚の4倍の8400万枚です。

ライトコインの発行枚数がビットコインの4倍の理由は、『ビットコインの発行スピードと発行枚数の比率と同一にするため』と考えられています。

さらに詳しくビットコインとの違いを見ていきたいという方は、以下の記事をご確認ください。

続いてライトコインの基本情報について見ていきましょう。

ライトコイン(Litecoin)の基本情報

独自通貨 LTC
開発者 Charlie Lee
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work
暗号化アルゴリズム Scrypt
発行上限 8400万枚
半減期 4年(84万ブロック生成)ごと
時価総額 1.7兆円(5位)

時価総額は2017/12/27のCryptocurrency Market Capitalizationsのデータを参照しています。

コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーンにどのブロックを追加するのかを決めるためのルールのことです。

基本情報で抑えておべきことは、「半減期とは何か」です。

半減期とは

半減期とは、4年ごとにライトコインの新規発行量が半減することです。

ライトコイン(Litecoin)の新規発行は、ビットコインと同様にマイ二ングによって行われるのですが、新規発行量もビットコインと同様、4年ごとに半減します。

マイニングとは、ライトコインの決済や送金などの取引データを、ブロックチェーンという台帳で管理するために、取引データをまとめたブロックを作成することです。

半減期には、「インフレの防止」や「価値の上昇」の効果が期待されます。

半減期がいつ起こるのかは、以下の表をご参考ください。

回数 いつ起こるか 新規発行量
1回目 2015年8月 25LTC
2回目 2019年8月 12.5LTC
3回目 2023年8月 6.25LTC
2011年に開発されたライトコインの初期の発行量は50LTCでしたが、2015年の半減期により25LTCになりました。 2023年以降、4年ごとに半減していきます。

ライトコイン(Litecoin)の基本情報を確認したところで、ライトコインで実装されているSegwitと、ライトコインでよく耳にする『アトミックスワップ』と『ライトニングネットワーク』について解説していきます。

ライトコインで活用(が検討、試用)されている技術は以下の3つ(一部抜粋)です。

SegWit(セグウィット)
アトミックスワップ
ライトニングネットワーク

それぞれの詳細を確認していきましょう。

Segwitとは『Segregated Witness』の略語で、『署名の分離』という意味です。

ライトコインの取引データ(トランザクション)には、ライトコインを決済や送金に使用した人の署名(サイン)がされているのですが、その署名を取引データから分離することがSegwitです。

このSegwitには以下の2つのメリットがあります。

  • トランザクション展性(マリアビリティ問題)の解決
    →トランザクション展性とは、トランザクションID(トランザクションの内容を調べる際に必要)を第三者が変更すること
  • スケーラビリティ問題の緩和
    →スケーラビリティ問題とは、利用者の増加に比例して増加した取引データを、ブロックに格納できない問題

トランザクション展性とは

トランザクション展性とは、「AからBへ10LTC送金」というような取引の内容を変更するのではなく、取引データを確認する際に必要な、トランザクションID(トランザクション識別子)を第三者や悪意ある受取人が変更することです。

第三者や悪意ある受取人は、トランザクションの署名部分を変更することで、トランザクションIDを変えます

トランザクションの内容が変更されるわけではないので、決済や送金自体は実行されるのですが、トランザクション展性では以下のような問題が生じます。

  • 送金が実行されてないと勘違いして、何度も送金を繰り返してしまう
  • ウォレットで自分の取引が確認できなくなる

Segwitでは、署名がトランザクションから分離されるので、トランザクション展性を解決できるのです。

スケーラビリティ問題とは

スケーラビリティ問題とは、ライトコインのブロックの容量が1MBに設定されていることで生じうる問題のことです。

ライトコインの利用者は日々増加しており、それに比例して取引量も増加しています。

しかし、取引量が増加しても、ライトコインのブロックのサイズは一定のため、ブロックに取引が格納できないという事態が起きています。

ブロックに取引が格納されないので、『何時間・何日』たっても、取引が承認されず決済や送金が完了しないという問題が生じてきます。

Segwitでは、署名を分離することで、取引データのデータサイズが縮小されるので、ブロックに格納できるトランザクション量を増すことが可能です。

ですから、スケーラビリティ問題を和らげることができるとされています。

アトミックスワップとは、信頼できる第三者の存在なしに、異なる仮想通貨同士の安全な交換が、当事者間で可能になる技術です。

従来の送金を、当事者間でやる場合と、仲介者を介して実行する際には図の課題がありました。

アトミックスワップでは、ロックされた特殊なアドレス(金庫のようなもの)を使用することで当事者間での安全な交換を可能のしています。

以下、アトミックスワップを活用したAさんのビットコインとBさんのライトコインを交換する手順を図解していきます。

まず、Aさんは、自分しか知らない情報Xを、ハッシュ関数という暗号化技術を使用して暗号化します。

次に、AさんとBさんは、特殊なアドレス1と2にビットコインとライトコインをそれぞれ送金します。

アトミクススワップで使用するこのアドレスには以下の特徴があります。

  • アドレス1からBさんがビットコインを取り出すには、XとBさんの署名が必要
  • アドレス2から、Aさんがらいとコインを取り出すには、XとAさんお署名が必要

Aさんは、Xと自分の署名を利用することで、アドレス2から自分のアドレス宛にライトコインを送金します。

このとき、取引データをネットワークに公開する際に、Xも公開します。

ネットワークにXが公開されたら、BさんはH(X)を活用して、Xが正しい情報かどうか確認し、正しかったらアドレス1からビットコインを取り出します。

アトミックスワップでは、二社間の安全な取引を、暗号化技術と特殊なアドレスを使用することで実現しているのです。

アトミックスワップでは、安全な交換ができる一方、 アトミックスワップによる交換がブロックチェーンに記録されるまでの時間がかかること、手数料がかかることがデメリットとされています。

ライトニングネットワークとは、ネットワークで直接結びついていない者同士の、安全で即時性のある送金が、ブロックチェーンネットワーク外で可能になる技術です。

例えば、AさんとBさんはすでに、ネットワーク上で接続されていて、BさんはCさんとも接続されているが、AさんはCさんと接続していないとします。

このとき、ライトニングネットワークを活用すれば、Bさん経由で、AさんからCさんへの安全な送金が可能となります。

そして、この時、AさんからBさんへの送金やBさんからCさんへの取引データはブロックチェーンで管理されず、最終的な取引データ(AさんからDさんへいくら送金したか)のみ、ブロックチェーンで管理されます。

ですから、ブロックチェーンネットワーク上で同様の作業をすることと比較して、ブロックチェーンで管理するトランザクション情報が少ないため、迅速な取引が可能となるのです。

この段落では、Segwitに加えて、ライトニングネットワークやアトミックスワップについて解説してきましたが、Charlie Lee氏のツイートから推測するに、ライトニングネットワークとアトミックスワップを活用することで、がライトコインなどの仮想通貨のスケールアップにつながることが期待できます。

ライトコインの生みの親である、Charlie Lee氏が自身が持っているライトコインをすべて売却・寄付したという発表がありましたが、ライトコインの開発をやめるということではありません。

声明によると、「利益相反」を売却の理由に挙げている。リー氏の一言一句が価格に影響するようになったため、これを防ぐためだ。

 「ライトコイン価格等についてツイートすると、個人的利益のためにそうしているのではないかと責められる。中には私がLTCの売りを仕掛けているというものさえいる。私は大きな影響力を持っているので、ある意味においては、ライトコインを保有しながらそれについてツイートするのは利益相反の状態にある」

 一方で同氏は、ライトコインへの取り組みは引き続き全力で進めるとした。

 「ライトコインを見捨てるわけではないので心配しないでほしい。ライトコインには私のすべての時間を費やす。ライトコインがうまくいけば、コインの保有を通してではなく違った方法で報酬を得ることができる。このようなかたちが、ライトコインの成長を見届ける上でベストの方法だと信じている」。

ライトコイン創始者が保有する全てのライトコインを売却、開発は継続

ライトコインは、ライトニングネットワークやアトミックスワップを活用することで、多くの人にライトコインを使用してもらえるようスケールアップを図っています。

技術の進歩とライトコインの知名度の上昇に従い、今後も発展していくことが期待されています。

ここまで記事をご覧の方で、ライトコインを購入してみたいという方もいらっしゃるかもしれませんね。

次の段落では、ライトコインの購入できるおすすめ取引所を紹介しているので、気になる読者の方はご覧ください。

LTCが購入できる場所(一部抜粋)は、以下のとおりです。

Coincheck(国内)
bit Flyer(国内)
Binance(海外)
BITTREX(海外)
POLONIEX(海外)

この記事では、この中でもLTCを購入するのにおすすめな取引所である、『Coincheck』と『Binance』についてご紹介します。

Coincheck(コインチェック)は、国内の取引所で最も多くの仮想通貨を扱っており、日本人にもわかりやすいUIなので、ダッシュ以外にもさまざまな仮想通貨を購入したい方におすすめです

口座開設方法は以下の通りです。

  1. Coincheckの公式サイトにアクセス
  2. ユーザー登録画面に情報入力
  3. 確認メールが届くのでリンクから個人情報入力
  4. 画面の指示に従って本人確認書類の提出

Binanceは仮想通貨の取引高が世界一で、「取り扱い通貨数が多い(約80種類)」、「手数料が安い(0.1%)」などのメリットがあります。

  1. Binance公式サイトにアクセス
  2. メールアドレスを入力する
  3. パスワードを設定して入力する (8桁以上、大文字小文字を含める)
  4. 再度同じパスワードを入力する
  5. 規約の同意にチェックする
  6. 登録ボタンをクリック

仮想通貨ライトコイン(Litecoin)について、この記事で解説したことをまとめると以下の通りです。

  • 取引の承認時間が2.5分で、発行枚数が8400万枚で半減期が設定されている
  • Segwitを実装
  • アトミックスワップやライトニングネットワークを試用

アトミックスワップやライトニングネットワークには、まだ改善点も多い技術ですが、今後技術的課題や、実装する環境が整えば活用されると思われます。

これらの技術が活用されれば、ライトコインは活用の幅がさらに広がると考えており、今後の動向に注目です。