目次

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  1. イーサリアムとリップル
  2. イーサリアム(ethereum)とリップル(ripple)の違いは4つ
  3. イーサリアム(ethereum)とリップル(ripple)の基本情報の違い
  4. イーサリアム(ethereum)とリップル(ripple)の開発目的の違い
  5. イーサリアム(ethereum)とリップル(ripple)の取引の承認主体の違い
  6. イーサリアム(ethereum)とリップル(ripple)のコンセンサスアルゴリズムの違い
  7. イーサリアム(ethereum)とリップル(ripple)の違いまとめ
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仮想通貨の中でも、比較的知名度の高い、イーサリアムリップルですが、その違いを理解したいという方は多いかと思います

中には、取引所で購入する前に、イーサリアムとリップルの違いを知りたいという読者の方も、いらっしゃるかもしれませんね。

この記事では、イーサリアムとリップルの『基本情報の違い』に加え、『開発目的や仕組みの違い』など、詳細な内容も記載しています。

この記事では、イーサリアム(ethereum)とリップル(ripple)の以下の違いについて解説しています。

  1. 基本情報の違い

  2. 開発目的(用途)の違い

  3. 取引の承認主体の違い

  4. コンセンサスアルゴリズムの違い

それぞれ解説していきますね。

基本情報の違い

イーサリアム リップル
独自通貨 Ether XRP
提唱者 Vitalik Buterin Ryan Fugger
開発組織 Ethereum Foundation Ripple inc.
合意形成 PoW PoC
承認時間 約15秒 数秒
発行上限 設定なし 1000億枚
時価総額 約5兆円(第2位) 約1兆円(第4位)

時価総額はCryptocurrency Market Capitalizationsの、2017/12/05のデータを参考にしています。

基本情報で抑えておくべきことは、独自通貨の役割の違いです。

独自通貨の違い

イーサリアムの独自通貨Ether(イーサ)は、イーサリアムのEtherは、後述するスマートコントラクトを実行するための、燃料(ガス)の役割を果たします。

ビットコインの場合取引データを承認する際に、マイナーに報酬を支払いますが、イーサリアムの場合も同様にマイナーに報酬が支払われ、その報酬のことを燃料(ガス)と呼びます。

一方、リップルの独自通貨XRP(エックスアールピー)は、通貨間の送金を『手数料を少なく、素早く実現する』ための、ブリッジ通貨としての役割を担っています。

ブリッジ通貨とは、通貨間の、橋(ブリッジ)渡しとなる通貨のことです。

まとめると、イーサリアムとは、『分散型アプリ形成プラットフォーム』、リップルは、『送金システム』として、開発されました。

どういうことか、それぞれ確認していきましょう。

イーサリアム(ethereum)の開発目的

イーサリアムは、スマートコントラクト)を実装することで、だれでも自由に分散型アプリケーションを形成できるプラットフォームを目的として、開発されました。

分散型アプリケーションとは、企業や銀行などの中央機関なしで機能する、アプリやサービスのことです。

イーサリアムでは、ブロックチェーンという、改ざんが困難な分散型台帳で、取引データと契約内容を管理しています。

分散型台帳とは、『台帳』をネットワーク(プラットフォーム)参加者で、分散して管理する『管理形態』のことを指します。


イーサリアムのスマートコントラクトとは、契約を人の手を介さずに実行させる仕組みのことです。

  • 自動販売機の例 自動販売機では、必要なお金をいれ、ボタンを押せば、飲み物は自動的に提供されます。提供されるときに人の手は介していません。 すなわち、『十分なお金をいれ、ボタンを押せば飲み物が手に入る』という契約が、人を仲介せずに実行されているのです。

リップル(ripple)の開発目的

リップルとは、『手数料が少なく、素早い送金を実現する』ために開発された、送金システムのことです。

このシステム内で使用されているのが、先ほど解説した、XRPです。

リップルも、取引(送金)データの管理は分散型台帳で管理しているのですが、リップルの分散型台帳はブロックチェーンではありません。

詳細について知りたい方は、『リップルの分散型台帳はブロックチェーンではない?』の記事をご覧ください。

イーサリアムとリップルは、分散型台帳で、取引データを管理していますが、それぞれ『分散型アプリ形成プラットフォーム』、『送金システム』として、開発されたのでしたね。

次の段落では、イーサリアムとリップルの、『取引の承認主体の違い』について解説しています。

イーサリアムでは、取引の承認は、PoW(Proof of Work)というコンセンサスアルゴリズムに基づき不特定多数のイーサリアムプラットフォーム参加者によって行われます。

コンセンサスアルゴリズムとは、分散(みんなで)管理している台帳に、記載する取引の整合性を担保するための、重要な仕組みのことです。

わかりやすくいうと、みんなが管理する台帳に、同じ取引データが追加されるようにする仕組みのことです。

一方、リップルでは、PoC(Proof of Consensus)に基づきValidatorとよばれる代表者が取引の承認を行います。

すなわち、イーサリアムでは『不特定多数の利用者が取引の承認をおこなう』のに対して、リップルでは『Validatorという代表者が取引の承認をおこなう』のです。

このことから、イーサリアムは『非中央集権的(権限が分散)』、リップルは『中央集権的(権限が集中)』ということがわかりますね。

イーサリアムとリップルの取引の承認主体の違いを確認したところで、その違いをもたらす、『コンセンサスアルゴリズムの違い』について見ていきましょう。

イーサリアムとリップルが採用しているコンセンサスアルゴリズムは、以下の通りです。

  • イーサリアム:Proof of Work(プルーフオブワーク)
    リップル:Proof of Consensus(プルーフオブコンセンサス)

では、それぞれのコンセンサスアルゴリズムの特徴を解説していきますね

Proof of Work

Proof of Workでは、一番早く計算問題を解いた参加者が承認した取引データを、分散型台帳で管理するということが規定されています。

Proof of Workの、取引データを分散型台帳で管理するまでの流れは以下の通りです。

  • ①各参加者がそれぞれ、取引に改ざんなどの不正がないか確認する ②自分の取引データを、台帳で管理してもらうために、計算問題を解く ③一番早く計算問題を解いた人の解答が、正しいかどうか確認する ④正解が判明したら、その人の承認した取引データを、分散型台帳で管理

なぜ、参加者が、この計算作業をするのかというと、一番早く計算問題を解けば、報酬がもらえるからです。

Proof of Consensus

Proof of Consensusでは、取引データに、『改ざんなどの不正がないこと』を、全体のValidatorの8割が認めれば、その取引を分散型台帳で管理するということが決められています。

Proof of Consensusでは、Validatorの承認した取引データが、全体の分散型台帳で管理される取引データになるのです。

まとめると、イーサリアムでは、『計算処理能力』、リップルでは『Validatoの意思決定』に応じて、全体の意思決定、すなわち、分散型台帳で管理する取引データが決まるのです。

ここまででイーサリアムとリップルの違いを確認していきましたが、まとめると以下のような違いがありましたね。

  • 燃料としての通貨、橋渡し通貨という独自通貨の役割の違い

  • 分散型アプリ形成プラットフォーム、送金システムという開発目的の違い

  • 不特定多数の利用者、Validatorという取引の承認主体の違い

  • PoWとPoCという採用しているコンセンサスアルゴリズムの違い

イーサリアムとリップルは、知名度の高い仮想通貨なので、気になる方は多いかと思います。

イーサリアムとリップルは、企業での活用が検討されているほど有望なシステムです。

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