目次

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  1. ビットコイン(bitcoin)とライトコイン(litecoin)とは
  2. ビットコイン(bitcoin)とライトコイン(litecoin)の違い
  3. ビットコイン(bitcoin)とライトコイン(litecoin)の基本情報の違い
  4. ビットコイン(bitcoin)とライトコイン(litecoin)の暗号化方式の違い
  5. 参考:ビットコイン(bitcoin)とライトコイン(litecoin)で使用(試用)されている技術
  6. ビットコイン(bitcoin)とライトコイン(litecoin)を購入できる取引所紹介
  7. ビットコインとライトコインの違いまとめ
Large btc ltc

仮想通貨において、ビットコインは金で、ライトコインは銀と表現され、仕組みも似ている2つの仮想通貨ですが、その違いを比較し、理解したいという方は多いかと思います。

特に最近だとライトコインの高騰もあり、取引所で購入する前に、ビットコインとライトコインを比較し、違いを知っておきたいという読者の方も、いらっしゃるかもしれませんね。

この記事では、ビットコインとライトコインの『基本情報の違い』に加え、『仕組みの違い』など、詳細な内容をわかりやすく解説していきます。

ビットコインとライトコインを比較した時の大きな違いは以下の通りです。

  • 取引の承認時間の長さの違い
    →ビットコインの承認時間:10分
    →ライトコインの承認時間:2.5分
  • 暗号化方式の違い
    →ビットコインの暗号方式:SHA-256
    →ライトコインの暗号方式:Scrypt
  • 発行枚数の違い
    →ビットコインの発行上限:2100万枚
    →ライトコインの発行上限:8400万枚

暗号化方式とは、取引データを第三者に隠すための技術のことです。

ビットコインは、2009年にサトシナカモトの論文、Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash Systemを基に開発された、決済を目的とした仮想通貨で、ライトコインはビットコインの課題を補完するために開発されました

ビットコインでは、取引の承認時間に約10分間かかるのですが、これはビットコインのセキュリティを担保する一方で、時間がかかるという課題があります。

ライトコインは、この取引の承認時間の課題を補完するために、承認時間を2.5分に設定されています。

この取引の承認時間の違いは、ビットコインとライトコインの設計における様々な違いによりもたらされているのですが、詳しくは後述いたします。

次の段落以降の、「基本情報の違い」「 暗号化方式の違い」の段落で、これらの違いを詳しく解説していきます。

では、ビットコインとライトコインのそれぞれの違いを比較しながらみていきましょう。

  ビットコイン
(bitcoin)
ライトコイン
(Litecoin)
独自通貨 BTC LTC
提唱者 Satoshi nakamoto Charlie Lee
合意形成 Proof of Work Proof of Work
承認時間 約10分 約2.5分
発行上限 2100万枚 8400万枚
半減期 4年ごと 4年ごと
時価総額 約28兆円(1位) 約1.5兆円(5位)

時価総額はCryptocurrency Market Capitalizationsの、2017/12/28のデータを参考にしています。

合意形成とは、コンセンサスアルゴリズムとも呼ばれており、取引データを記録する台帳に、どの取引データを記録するかを決める方法を規定しています。

ビットコインとライトコインの基本情報を比較した時に見えてくる違いについて抑えておくべき点は、『承認時間』と『発行枚数』の違いです。

それぞれの違いについて確認していきましょう

承認時間とは、決済や送金を行った際の取引データを、取引台帳で管理するまでにかかる時間のことです。

ビットコインとライトコインでは、ブロックチェーンとよばれる取引台帳で取引データを管理するために、マイニングという作業が行われます。

具体的には、取引データをブロックチェーンで管理するため、不特定多数のコイン利用者が、取引データをまとめたブロックを作成し、ブロックチェーンに追加するブロックをかけて、計算問題を解く競争のことを指します。

一番早く計算問題を解いた、利用者のブロックがブロックチェーンで管理されるのです。

ビットコインの承認時間は10分、ライトコインの承認時間は2.5分と、承認時間を比較するとライトコインはビットコインの4分の1のスピードで取引承認がおこなわれています

取引承認速度が違うことで、以下のようなことがいえます。

  • ライトコインの方が即時性の必要な決済や送金に向いている
  • ビットコインの方がセキュリティ面では優れている
  • ライトコインの方がブロックチェーンが分岐(フォーク)する確率が高い

それぞれ、どういうことなのか、理由も踏まえて解説していきます。

ライトコインの方が即時性の必要な決済や送金に向いている

ビットコイン、ライトコインともに、取引データが、ブロックチェーンに格納されなければ、一部の場合を除き(※)、決済や送金は完了しません。

ですから、ライトコインは取引の承認時間が早い、すなわち、取引データがブロックチェーンに格納されるまでの時間が早いので、ビットコインと比較して、即時生の必要な決済や送金に向いていると考えられます。

(※)

ビットコインの決済を導入している店舗では、ゼロタイム決済を導入している場合があります。

ゼロタイム決済とは、簡単にいうと、ブロックチェーンに取引データが格納される前に、決済を完了させるというものです。

ですから、一概にビットコインが即時性の必要な決済に向いていないということはできません。

ビットコインの方がセキュリティ面で優れている

取引データをブロックチェーンで管理する際、取引データに改ざんや二重支払い(※)などの不正がないかどうかの検証が行われています。

そのためビットコインはライトコインと比較して、取引の承認時間、すなわち、取引データに不正がないか検証する時間が長いため、セキュリティ面で優れていると考えられます。

二重支払いとは、同じコインを別々の支払いに使用することです。

ビットコインとライトコインともに実体のない仮想通貨で、コインもデジタルデータであらわされているため、このに二重支払い(同じ電子データを別々の人に送る)という問題を抱えています。

ライトコインの方がブロックが分岐する可能性が高い

ブロックチェーンの分岐(フォーク)とは、ブロックが同時に生成されることで、ブロックチェーンが枝分かれすることを指します。

マラソンの短距離走と長距離走をイメージしていただきたいのですが、短距離走(承認時間が短い)方が、ほぼ同時にランナーがゴールする(ほぼ同時にマイニングに成功するものがいる)野に対し、長距離走(承認時間が長い)方が、同時にゴールするランナーは少ない(ほぼ同時にマイニングに成功する確率が低い)です。

そのため、ビットコインと比較してライトコインの方がブロックチェーンが分岐する確率が高いといえます。

ブロックが同時にされると、図のようなことが起こります。

このように、同時にブロックが生成されるとブロックチェーンが一時的に分岐するのですが、どのようにして片方のブロックチェーンに収束するのかというと、以下の通りです。

  1. 分岐したままの状態にする
  2. 参加者が好きな方のブロックチェーンにブロックを追加していく
  3. 時間の経過とともに、長さに差が生じてくる
  4. 長いブロックチェーンに収束する

マイニングに成功すると、報酬がもらえるのですが、分岐してしまい、無効となったブロックチェーンに追加されたブロックを作成(追加)した者には、報酬が支払われません。

言い換えると、分岐が多いということは、マイニングの報酬がもらえない可能性が高いといえます。

ビットコインの発行量は2100万枚で、ライトコインでは8400万枚と4倍の発行量と4倍もの違いがあります。

ビットコインは約10分に一度のマイニング()と呼ばれる作業で新規発行が行われているのですが、ライトコインでは2.5分で新規発行が行われています。

ライトコインの新規発行量が4倍なのは、ビットコインと比較して発行速度が4倍違うからと考えられています。

マイニングとは、取引データをブロックチェーンで管理するために必要な作業ですが、同時にコインの新規発行のために必要な作業です。

具体的には、取引データをブロックチェーンで管理するため、不特定多数のコイン利用者が、取引データをまとめたブロックを作成し、ブロックチェーンに追加するブロックをかけて、計算問題を解く競争のことを指します。

計算問題を一番早く解いた利用者が作成したブロックがブロックチェーンに追加されることは先ほど解説したとおりですが、この利用者には新規発行されるコインが報酬として支払われるのです。

ビットコインとライトコインでは使用している暗号化方式が、それぞれ「SHA-256」と「Scrypt」と違いますす。

なぜこのような違いが生じているのかというと、ライトコインではビットコインにはないGPU耐性を求めたためです。

GPUとは、Graphics Processing Unitの頭文字をとったもので、「本来はコンピュータでの画像や動画の高速処理をするための回路」で、それまで行われていたCPUマイニングよりもマイニングの性能が高いです。

CPUとは、一般的なパソコンに搭載されている中央集積回路です

ライトコインの開発当初、ビットコインではGPUでのマイニングがされていましたが、高額な電気代やCPUでのマイニングが困難になるという問題がありました。

ライトコインでは、このGPUマイニングではなく一般のPCでもマイニングが実行できるようScryptという暗号化技術を採用したと考えられます。

ビットコインとライトコインでは以下の技術が使用(試用)されています。

Segwit
アトミックスワップ
ライトニングネットワーク

ビットコインとライトコインを検索するうえで、耳にすることがあるかもしれないので、それぞれの詳細を参考までに確認していきましょう。

Segwitとは『Segregated Witness』の略語で、『署名の分離』という意味です。

ビットコインとライトコインの取引データ(トランザクション)には、決済や送金をした人の署名(サイン)が含まれているのですが、その署名を取引データから分離することがSegwitです。

アトミックスワップとは、信頼できる第三者の存在なしに、異なる仮想通貨同士の安全な交換が、当事者間で可能になる技術です。

現在、ビットコインとライトコイン(などの仮想通貨)を交換する際には、取引所などを仲介としていることがほとんどですが、アトミックスワップを使用することで、ビットコインとライトコインを取引所を介さず、個人間で交換できるようになります。

ライトニングネットワークとは、ネットワークで直接結びついていない人同士の、安全で即時性のある送金が可能になる技術です。

例えば、AさんとBさんはすでに、ネットワーク上で接続されていて、BさんはCさんとも接続されているが、AさんはCさんと接続していないとします。

ライトニングネットワークを活用すれば、Bさん経由で、AさんからCさんへの送金が可能となります。

ビットコインとライトコインを購入できる取引所(一部抜粋)には以下のようなところがあります。

Coincheck(国内)
bit Flyer(国内)
GMOコイン(国内)
bitbank(国内)
Binance(海外)
BITTREX(海外)
POLONIEX(海外)

この記事では、この中でもビットコインとライトコインを購入するのにおすすめな取引所である、『Coincheck』と『Binance』についてご紹介します。

Coincheck(コインチェック)は、国内の取引所で最も多くの仮想通貨を扱っており、日本人にもわかりやすいUIなので、ダッシュ以外にもさまざまな仮想通貨を購入したい方におすすめです

口座開設方法は以下の通りです。

  1. Coincheckの公式サイトにアクセス
  2. ユーザー登録画面に情報入力
  3. 確認メールが届くのでリンクから個人情報入力
  4. 画面の指示に従って本人確認書類の提出

Binanceは仮想通貨の取引高が世界一で、「取り扱い通貨数が多い(約80種類)」、「手数料が安い(0.1%)」などのメリットがあります。

  1. Binance公式サイトにアクセス
  2. メールアドレスを入力する
  3. パスワードを設定して入力する (8桁以上、大文字小文字を含める)
  4. 再度同じパスワードを入力する
  5. 規約の同意にチェックする
  6. 登録ボタンをクリック

ビットコインとライトコインを比較からわかる違いをまとめると以下の通りです。

  • ビットコインの課題を補完するために開発されたのがライトコイン
  • ビットコインはSHA-256で、ライトコインはScryptという暗号方式を活用
  • ライトコイン取引の承認時間は、ビットコインの1/4で、発行量は4倍の8400万枚

この記事をここまで読んでいただいた方には、ビットコインとライトコインの違いについてご理解いただけたかと思います。

ビットコインとライトコインに関して、もっと知りたいという方は「ビットコインの仕組み」や「ライトコインとは」などの関連記事をご覧になり、さらに知見を広げることをおすすめします。