目次

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  1. オフライン下で安全に管理できるLedger Nano S
  2. Ledger Nano S(レジャーナノエス)の使い方①初期設定方法
  3. Ledger Nano S(レジャーナノエス)の使い方②送受信方法
  4. 【参考】動画でLedger Nano S(レジャーナノエス)の初期設定や使い方を確認
  5. Ledger Nano S(レジャーナノエス)のファームウェアアップデートの方法
  6. Ledger Nano S(レジャーナノエス)で設定可能な便利な機能
  7. 【まとめ】Ledger Nano S(レジャーナノエス)
Large ledger nano s fold large

国内の大手仮想通貨取引所コインチェックから約580億円もの仮想通貨ネムが不正に流出したニュースは記憶に新しいですが、それをきっかけに仮想通貨の自己管理の必要性が再認識されるようになりました。

Ledger Nano S(レジャーナノエス)は、仮想通貨をオフラインで管理できるハードウェアウォレットです。

この記事に辿り着いた方の中には、

「Ledger Nano Sの購入前に、詳しい使い方や設定方法を確認したい」
「Ledger Nano Sを購入したが、設定方法や使い方について知りたい」

という方が多いのではないでしょうか?

この記事では、Ledger Nano S(レジャーナノエス)の初期設定方法や送金方法などの使い方、ファームウェアアップデートのやり方を、分かりやすくご説明します。

購入したLedger Nano Sが届いたら、まずは初期設定を行う必要があります。

Ledger Nano Sの初期設定

  1. PINコードの設定
  2. リカバリーフレーズの設定
  3. Ledger Managerアプリのインストール(必須)
  4. Ledger Walletアプリのインストール(任意)

ステップをひとつずつご紹介していきます。

PINコードは、Ledger Nano Sを電源をオンにした際(パソコンにUSBケーブルで接続した際に)に毎回入力が必要となるパスワードのことです。

4桁から8桁の数字を設定することが可能で、後から変更することもできます。

ここで設定するPINコードと、次の項目でご説明するリカバリーフレーズの2つに関しては、忘れてしまったり他人に知られてしまうことのないよう、注意してください。

それでは早速、手順のご説明に入らせていただきます。

Ledger Nano Sの操作画面はすべて英語表示となっております。

難しい表現で説明されることはありませんが、初回の操作はこの記事でひとつずつ内容を確認しながら、進めていきましょう。

記事では()内に和訳を挿入しながら説明をすすめていきます。

①Ledger Nano SとパソコンをUSBケーブルで接続します。

Ledger Nano Sは充電が必要なく、パソコンとつないで初めて画面が表示されます。

画面に「Welcome」(ようこそ)と表示されたことを確認してください。

②本体上部についている2つのボタンを同時に押します

つづいて「Press both buttons to begin」(はじめに2つのボタンを押してください)と表示されます。

本体上部についている2つのボタンを同時に押します。

本体上部についているボタンの使い方

  1. 片方ずつ押す →「数字の上げ下げ」や「画面の移動」「表示されている選択肢の決定」に使用します
  2. 両方同時に押す
    →「決定」する時に使用します

今後、本体側の操作はすべて、2つのボタンで行っていくことになります。

③「Configure as new device?」(新しいデバイスとして設定しますか?)と表示されたら、右側のボタンを押して「☑」を選択します。

ここから、いよいよPINコードの設定にうつります。

④「1.Choose your PIN code」(PINコードを設定してください)と表示された後、両方のボタンを同時に押すと、数字の入力画面が表示されます。

⑤任意のPINコード(暗証番号)4〜8桁を設定していきます。

左端から1桁ずつ設定していきます。

表示される数字は「5」から始まっているので、6,7,8…と上に進みたい場合は右ボタン、4,3,2…と下に進みたい場合は、左ボタンを押していきます。

  1. 1桁目を決定するとカーソルが右に移動します
  2. 4桁以上数字を入力すると、チェックマークが表示されます。
    →その4桁で最終決定する場合は、両方のボタンを同時に押し☑︎します。
  3. 桁数を増やしていきたい場合
    →右ボタンもしくは左ボタンを押すことで入力が続けられます。

入力した数字を削除したい場合
→右ボタンもしくは左ボタンを押し続けると「9」(または8)の次に「×」マークが出てきますので、×マークを表示させてから両方のボタンを同時に押します。

⑥「2.Confirm your PIN code」(あなたのPINコードを確認してください」と表示されます。

先ほど設定した、4桁から8桁の数字を入力してください。

以上で、【初期設定①】PINコードの設定は完了です。

つづいて、リカバリーフレーズの設定にうつります。

そもそも「リカバリーフレーズ」とは、自分のウォレットのバックアップをとるためのに必要なフレーズです。

  • Ledger nano S本体を紛失してしまった
  • Ledger nano S本体が故障・破損してしまった

例えば上記のような「万が一」の事態が発生してしまった場合でも、新しいLedger nano Sにリカバリーフレーズを入力することで、以前のLedger nano Sの中に入れていたデータを復元することができます。

逆の言い方をすれば、本人以外の第三者であっても、リカバリーフレーズがあれば、Ledger nano Sのデータを手に入れることができてしまうということです。

『メモは絶対に無くさない』、『人に知られない』よう、厳重に保管しておきましょう。

手元に、同梱のリカバリーフレーズ用のメモを用意してください。

それでは、手順をご説明します。

①PINコードの設定後、「3.Write down your recovery phrase」(リカバリーフレーズを書きとめてください」と表示されるので、両方のボタンを同時に押して、次の画面に進みます。

②1番から24番まで順番に、合計24個の簡単な英単語が表示されます。

画面には「Word #1 unfair」というように、番号と英単語が一緒に表示されるので、スペルを1文字ずつ正確に書きとめるようにしましょう

1番目を書きとめ終えたら、右ボタンを押して#2、#3…と#24まで確認してください。

左ボタンを押すことで#3、#2…と、前の番号に戻って確認することが何度でもできますので、落ち着いて自分のペースで書きとめていきましょう。

また、『どの単語が何番目に表示されたのか』が重要なので注意してください。

③24個の英単語を書きとめ終わったら、両方のボタンを同時に押して次に進みます。

④「4.Confirm your recovery phrase」(あなたのリカバリーフレーズを確認してください)と表示されます。

画面上に「Select word #13」(13番目の英単語を選んでください)というように、問題が表示されます。

その下に数種類の英単語が表示されていますので、正解が表示されるまで左右ボタンを押してください。

先ほど書きとめておいたリカバリーフレーズと、番号と英単語が合致するものが表示されたら、両方のボタンを同時に押して決定します。

以上の質問と回答作業を数回繰り返せば、終了です。

⑤確認作業が終わると、「Your device is now ready」 (あなたのデバイスは準備ができました)と表示されるので、両方のボタンを同時に押して、決定します。

以上で、【初期設定②】リカバリーフレーズの設定と確認作業は、完了です。

まだ、Ledger Nano S本体とパソコンは接続したままにしておいてください。

続いて、「Ledger Managerアプリのインストール」手順についてご説明していきます。

Ledger Managerアプリとは、Ledger Nano S本体をパソコンにUSB接続した際に通貨の送受信を行ったり、ファームウェアアップデートを行うために必要となるアプリです。

また、アプリの追加や入れ替えの際にも必要となります。

後述するLedger Walletアプリと異なり、Ledger ManagerアプリはLedger Nano Sを使用するために必須です。

初期設定が終わったら、必ず設定しておきましょう。

パソコンにLedger Managerアプリをインストールするには、Google Chromeがインストールされていることが前提となります。

もし、お使いのパソコンにGoogle Chromeがインストールされていなければ、あらかじめChrome公式サイトからダウンロードしてから、作業を行いましょう。

①Chrome ウェブストアのLedger Managerアプリダウンロード画面にアクセスします。

まずは、Chrome ウェブストアのLedger Managerアプリダウンロード画面にアクセスしてください。

②画面右上の「+CHROMEに追加」ボタンをクリックすると、パソコンへのダウンロードが開始します。

なお、既にインストール済みであった場合は「アプリを起動」という緑色のボタンが表示されています。

➂ダウンロードとインストールまで終わったら、Google Chromeブラウザを確認してください。

「アプリ」欄にLedger Managerのアイコンが表示されていれば、インストール完了です。

④Ledger Nano S本体のディスプレイを見ると、「Allow Ledger manager?」(Ledger Managerを許可しますか?)と表示されています。

Ledger Nano S本体上部の右側ボタンを押し、決定します。

パソコンとLedger Nano Sが同期されるまで、しばらく待ちます。

⑤同期が終わり次第、パソコンにLedger Managerの操作画面が表示されます。

以上で、【初期設定➂】Ledger Managerアプリのインストール作業は完了となります。

続いて、ウォレットアプリ

『Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins,Ledger Wallet Ethereum , Ledger Wallet Ripple』

のダウンロードについてご説明します。

設定自体は任意ですが、設定をされる場合は、Ledger Nano S本体とパソコンは、接続したままにしておいてください。

Ledger Walletアプリには、現在以下の3種類があります(2018年2月現在)。

  • ビットコイン(Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins)
  • イーサリアム(Ledger Wallet Ethereum)
  • リップル(Ledger Wallet Ripple)

イーサリアムやリップルをLedger Nano Sに送付したい場合、それぞれのLedger Walletアプリをパソコンにあらかじめインストールしておかないと、操作画面が表示されません。

ダウンロード後の手順は、【初期設定➂】Ledger Managerアプリのダウンロードと同様です。

先ほどの手順と同じように、必要なLedger Walletアプリを設定していきましょう。

リップルのみ、Ledger Walletのページからダウンロードすることになります。

【初期設定④】Ledger Walletアプリのインストールについての説明は、以上です。

ここまで、初期設定で必要な、下記の4ステップについてご説明いたしました。

  1. PINコードの設定
  2. リカバリーフレーズの設定
  3. Ledger Managerアプリのインストール
  4. Ledger Walletアプリのインストール(任意)

ここから先は、初期設定の終わったLedger Nano Sの使用方法についてご説明します。

ここでは、ビットコインを例に、Ledger Nano Sで仮想通貨を受信する(受け取る)手順と、送信する(送金)手順について、それぞれご説明いたします。

  1. 他のウォレット→Ledger Nano S
  2. Ledger Nano S→他のウォレット

ここでは、例としてLedger Nano SへXRPを送付する手順をご紹介します。

ビットコインやイーサリアムを送付する場合でも、一連の手順は同じとなります。

①パソコンで、Ledger Wallet Rippleアプリを起動します。

起動したらパソコンのアプリ画面には、

「To begin, connect and unlock your Ledger Wallet.Then, open the Ripple app on your device.」
(Ledger Nano Sをパソコンに接続しPINロックを解除し、Ledger Managerでリップルアプリを開いてください)

と表示されますので、指示に従います。

②Ledger Nano SとパソコンをUSBケーブルで接続し、PINコードで本体のロックを解除します。

Ledger Nano Sの画面で「Ripple」を選択ます。

➂パソコンに、Ledger Wallet Rippleアプリの画面が表示されます。

④アプリ画面左上の"Receive"(受信)というところをクリックします。

⑤「RECIEVE XRP」と表示されたポップアップウィンドウが開き、接続しているLedger Nano Sの受信アドレスが表示されます。

⑥送金したいXRPの額入力し、アドレス宛に送金します。

⑦Ledger Nano S側でXRPの受信が完了すると、取引履歴として表示されます。

今回は、「2018年2月12日午前6:17に、20リップル」をLedger Nano Sに受信したので、画像の枠で囲んだような表示になります。 取引を行うたび、1行ずつ履歴が追加されていきます。

次に、Ledger Nano Sから送信する手順です。

Ledger Nano S本体とパソコンを接続・同期させ、Ledger Wallet Rippleアプリを起動するところまでは、前述の受信手順と同様です。

  1. PCのLedger Wallet Rippleアプリ画面左上にある"Send"(送信)をクリック
    →ポップアップウィンドウが開きます。
  2. 金額、送付先のアドレス(ペーストまたはスキャンすることができます)を入力
  3. 内容をよく確認し、問題なければ右下の"Send"(送信)ボタンをクリック

以上で、送信の作業は完了です。

マイナーに承認され次第、取引が有効となり、ブロックチェーンに組み込まれます。

ここまでLedger Nano Sの初期設定と使い方についてご説明してきましたが、実際の動作をLedger日本代理店の公式ホームページ内「操作動画」というページに掲載されている動画でも確認できます。

音声は英語ですが日本語の字幕が付いていますので、実際の画面を見て手順を把握したい、という方はぜひこちらもご参考ください。

ここで視聴できる動画のラインナップは以下の通りです。(2018年2月時点)

  • Ledger Nano S — 概要
  • Ledger Nano S — 初期設定
  • Ledger Nano S — 設定の復元
  • Ledger Nano S — 操作方法
  • Ledger Nano S — 設定のリセット
  • Ledger Nano S — ビットコインの送金方法
  • Ledger Nano S — イーサの送金方法

どの動画も1~3分程度にまとめられていますので、ざっくりとイメージを掴んでから実際の設定・操作にうつるようにすると、より分かりやすいかも知れませんね。

続いて、Ledger Nano Sのファームウェアアップデートの手順について、ご説明いたします。

Ledger Nano Sで、ファームウェアのアップデートを行う主な目的は、以下の3点です。

  • 不具合の修正
  • セキュリティの強化
  • 新機能の実装

このように、ファームウェアアップデートはLedger Nano Sで、より安全・便利に仮想通貨を管理するために、必要不可欠なものといえます。

では、ファームウェアアップデートの手順を確認していきましょう。

①パソコンにLedger Nano Sを接続し、同期をとります。

②パソコンのLedger Managerアプリ画面が表示されたら、画面左のメニューから“FIRMWARES”をクリックします。

アップデートが無ければ(最新の状態であれば)、「No items to dispay.」(表示するアイテムがありません)と表示されてます。

この場合、アップデート作業は必要ないため、ここから先の手順を行う必要はありません。

アップデートする必要がある場合は、パソコンのLedger Managerアプリ右側に「Firmware」と表示されています。

③“INSTALL”ボタンをクリック

④Ledger Nano S本体に「Update firmware」と表示されますので、本体上部の右ボタンを押して承認

⑤ファームウェアアップデート完了後、Ledger Nano S本体でPINコード入力を求められるので入力

以上の手順で、ファームウェアアップデート作業は完了です。

ここでは、Ledger Nano S購入後に活用したい機能をご紹介します。

  1. PINシャッフル機能
  2. PINコード変更機能
  3. オートロック機能

PINコード入力画面の数字は毎回「5」から始まっており、本体ボタンを繰り返し押すことで数字を1つずつ順に上げたり下げたりするものでした。

しかし、それだとボタンを押す回数でPINコードが読み取られてしまう可能性があります。

手元の動きでPINコードを判読されるというこの危険性を防ぐため、表示される数字の順列がランダムになるように本体の設定を変更するのがPIN シャッフルという機能です。

PIN Shuffleを設定すると、表示される数字がランダムになります。

設定は以下の4ステップで完了します。

  1. Ledger Nano Sで”Settings” を開きます。
  2. “Security” を選択します。
  3. “Shuffle PIN” を選択します。
  4. “Yes” を選択します。

Ledger Nano Sで初期設定したPINコードを変更することが可能で、基本的に初期設定時のPIN コードの設定方法と変わりません。

変更手順は以下の6ステップで完了します。

  1. Ledger Nano Sで、”Settings” を開く
  2. “Security” を選択
  3. “Change PIN” を選択
  4. 『Choose a new PIN code(新しいPINコードを設定ください)』が表示
    →設定したいPINコードを入力
  5. 「2.Confirm your new PIN code」(PIN コード確定のため、再入力してください)と表示
    →新しいPINコードを再入力
  6. 3.Enter your old PIN code」(古いのPINコードを入力してください)と表示
    →「変更前」の PIN コードを入力

以上で、PINコードの変更作業は完了です。

この機能を有効にしておくと、設定した時間(1分、3分、5分もしくは 10分)が経過した場合に、Ledger Nano Sは自動でスリープモードへと移行します。

再び操作できるようにするためには、PIN コードを再入力する必要があります。

オートロック機能を有効にするには、以下の5ステップで完了します。

  1. Ledger Nano Sで、”Settings” を開く
  2. “Security” を選択
  3. “Auto-lock” を選択
  4. 設定したい時間を決定し、2つのボタンを同時に押す

以上で、オートロック機能の設定作業は完了です。

なお、オートロック設定を後から解除したくなった場合は、上記手順④の画面で「OFF」を選択することで解除できます。

以上、仮想通貨をオフラインで安全に管理するLedger Nano S(レジャーナノエス)について、設定と使い方について見てきました。

そして、仮想通貨投資を行う際に自己管理の意識が重要ですが、ハードウェアウォレットの使い方としては、仮想通貨を保管した後も、ファームウェアアップデートを常に最新の状態に保つことやPINコードおよびリカバリーフレーズの紛失や盗難に留意することが大切です。

Ledger Nano S(レジャーナノエス)の使い方が難しいという声も多く聞きますが、自分の資産は自分で守るべく、正しい使い方を覚えて是非活用してみてください!